インフォマティクスを活用した製品開発の実践とそのポイント <オンラインセミナー>

~ データ駆動型技術開発、帰納的な技術開発の事例、インフォマティクスに必要な可視化・データ取得技術、スパースモデリングの応用と生産DX ~

インフォマティクスを応用し成果を上げている技術開発方法を修得し、実際の開発現場で効果をあげる効率的な製品開発に応用するための講座

今後製品開発において必須となるデータ駆動型の技術開発方法を先進企業から修得し、技術開発の効率化と生産性改善に活かそう!

講師の言葉

超スマート社会(Society 5.0) を目前にし、製造業においても技術開発や生産活動のデータ駆動化が強く求められている。一方で従来型からデータ駆動型に移行するには、演繹的な考え方を帰納的に変更する必要があり、また、必要とされるデータの数と量ならびにデータの質やタイプも大きく異なり、なかなか企業において実行するのが難しく、実行できている割合が少ないというのが実情のようである。本セミナーでは、データ駆動型開発の代表格と言われるマテリアルズインフォマティクス(MI)やプロセスインフォマティクス(PI) に関して、その基本的な考え方や利得を従来型開発と対比しながら概説した上で、実際に企業内で実施しているMI、 PI事例を交えて紹介し、その威力や課題について解説する。さらに生産現場で実施し効果の出ている生産DXに関する取り組みについても紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年07月04日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー研究開発・商品開発・ ビジネススキル
受講対象者 ・インフォマティクスや機械学習を使ったデータ駆動型開発ならびにデータ駆動型生産に興味を持っている方
・データ駆動を実行したいが、適用可能かどうか判断に迷っている方
・インフォマティクスを始めたが、実際にどのような活用例があるのかを知りたい方
予備知識 ・特にありません
修得知識 ・インフォマティクスやデータ駆動が従来型とどのように違うのかが概念的に理解できるようになります
・インフォマティクスが実際にどのようなテーマに適用されているかを知ることができます
・具体的な事例を通じて、どのような手法でデータ駆動が行われているかの概要がわかります
プログラム

1.化学・材料産業における技術開発

(1).技術開発スタイルの変化・変遷

(2).データ駆動型技術開発

a. 演繹的な技術開発

b. 帰納的な技術開発

c. 融合型技術開発

 

2.演繹的な技術開発の事例

(1).カラー写真用 高耐光性色素の開発

a. 高耐光性分子の設計コンセプト

b. 実用化されたドラッグデリバリー型機能性色素

(2).有機EL用 高効率・長寿命青色リン光材料の開発

a. 有機ELの発光原理

b. 構造予測シミュレーションによる最適分子の選択

 

3.帰納的な技術開発の事例

(1).複合樹脂の弾性率設計

(2).NEDOプロジェクトにおける計算化学と計測の融合

a. 超超プロジェクトにおけるインフォマティクス事例の紹介

b. 超超プロジェクトから見えてくるインフォマティクスの威力

 

4.演繹・帰納の両方を使った技術開発

(1).超超プロジェクト サーモクロミック粒子の開発

(2).バイオイメージング用高輝度発光粒子の開発

(3).インフォマティクスの未来像

 

5.インフォマティクスに必要な可視化・データ取得技術

(1).マルチスケール計測

(2).計算科学を活用したデータ発生

(3).新たな可視化技術

(4).インフォマティクス専用のデータ発生技術

 

6.製造業においてインフォマティクスの活用に取り組む意義

(1).社会課題上の背景

(2).コニカミノルタにおけるインフォマティクス

(3).化学プロセスと組み立てプロセス

 

7.インフォマティクスの現場活用例①:スパースモデリング基礎

(1).事例紹介①(当日ご紹介)

(2).解析手法紹介:スパースモデリング(Lasso)

(3).動画データを活用した時系列行動セグメンテーション技術の開発

 

8.インフォマティクスの現場活用例②:スパースモデリング基礎

(1).事例紹介②:高分子複合材料の処方設計

(2).解析手法紹介:部分的最小二乗回帰(PLS)

(3).動画データを活用した時系列行動セグメンテーション技術の開発

 

9.時系列データ・スパースモデリング

   ・時系列データ・スパースモデリングの応用

 

10.コニカミノルタにおける生産DXの取り組み

・データ活用テーマを成功させるための型

 

11.製造現場における生産性向上のための人行動解析技術

(1).組立現場における課題

(2).課題に対する技術応用事例

a. 骨格データを活用した組立作業の推定

b. 動画データを活用した時系列行動セグメンテーション技術の開発

i.   先行研究事例

ii.  複数人の作業者行動を統合する技術

iii. 言語資源を有効活用する技術

キーワード インフォマティクス データ駆動型技術開発 可視化技術 マルチスケール計測 スパースモデリング(Lasso) 部分的最小二乗回帰(PLS)
タグ イノベーション研究開発商品開発
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日