電子機器・電子部品の事故・故障対策技術と未然防止および安全設計への活かし方 【弊社研修室】

~ 電気製品と事故原因との関係、電気・電子部品の発火・発煙とその対策、温度ヒューズの構造、選定ポイント、温度ヒューズの故障の解決事例 ~

・電気・電子部品の発火、発煙の原理・原則と対策技術を理解し、事故の未然防止に活かすための講座

・リスクが増加している電子機器における発火・発煙を含む安全性と信頼性問題発生の要因と対策を修得し、事故や故障を未然防止しよう!

講師の言葉

 電気製品の発火・発煙のリスクが増加しています。発火・発煙を含む安全性と信頼性問題発生の要因の多くは、電気・電子部品とプラスチックに起因しています。本セミナーで紹介する解決事例を通して、電気・電子部品の発火、発煙の原理・原則と対策技術を理解し、発火・発煙事故の未然防止に活かすことを願います。
 電気製品が壊れる要因としてコンセントに侵入する電源品質(過電圧、サージ電圧、高周波電圧等)が上げられます。世界18カ国40都市70カ所の電源品質の測定方法と結果をお伝えし、バリスタ、アルミ電解コンデンサ等の発火を解決した事例を紹介します。
 また寒冷地のガソリンエンジン車に使用されるブロックヒータ内の温度ヒューズの故障の解決事例を紹介します。なぜノルウェー電気自動車は90%も普及したのか?このことから皆様と共に考えたいです。電気自動車(EV)、プラグインハイブリット車(PHV)をAC充電する時は電気製品であり、電源品質の課題では事務機と同じです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年05月08日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・電気製品、電子機器の開発、設計者の方
・電気・電子部品の発火・発煙の対策の根本的な解決を目指している技術者の方
・品質部門に所属し電子機器等の事業部への安全対策を指導している技術者の方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・電気製品、電子機器等の発火・発煙の安全対策の設計思想と事故・故障対策が修得出来る
・電気・電子部品とプラスチックの発火対策に対する設計手法を実務で生かせる
プログラム

1.電子機器・電子部品の安全設計と事故および故障
  (1).電子機器・電子部品の安全設計の考え方
    a.安全設計とは
      ・設計の定義、分類
    b.車載と民生品の安全性と信頼性の水準の違い
      ・事例:温度ヒューズを車載に使用した安全設計リスクアセスメント
  (2).製品評価技術基盤機構による事故事例の報告(民生品)
  (3).安全規格を遵守しても電気製品の発火・故障が発生する理由
    a.安全規格認証は「最低限の要件」
    b.安全規格、EMC規格の評価条件と市場の故障条件の違い

2.事例から学ぶ電子機器・電子部品の発火・発煙とその対策技術
  (1).電源コード
    a.束ね、ステイプラで固定が危険
  (2).機器用インレット(リセプタクル)
    a.引き抜く時のこじりで半田クラック
  (3).接続部(はんだ、ファストン端子、ねじ)
    a.接続部の緩みで発熱
  (4).電源スイッチ
    a.安全規格の認証条件と実際に使う条件精査が必須
  (5).フイルムコンデンサ
    a.故障要因の箇所とメカニズムの理解
  (6).アルミ電解コンデンサ
    a.定格電圧の1.5倍の過電圧で発火⇒材料と構造の弱点
  (7).積層セラミックコンデンサ
    a.クラック要因の体系化
  (8).トランス、SSR、フォトカプラ
    a.安全規格の絶縁の理解
    b.感電防止
  (9).バリスタ
    a.バリスタ電圧の意味
    b.厚みによる電圧のバラツキ

3.温度ヒューズの構造と選定のポイントおよび故障対策
  (1).温度ヒューズの構造、選定ポイント
  (2).エンジン駆動部を暖めるブロックヒータの温度ヒューズの故障事例

4.コンセント侵入する電源品質の測定と事故・故障対策
  (1).3年間に渡る過電圧、サージ等の測定方法と結果
  (2).事故・故障の安全設計事例
    a.アルミ電解コンデンサの絶縁性能の向上
  (3).電源品質への電気自動車(EV)とプラグインイブリットカー(PHV)のAC充電設備の安全性・信頼性設計

5.まとめ・質疑応答

キーワード 安全規格 発火 発煙 リセプタクル ファストン端子 電源スイッチ フィルムコンデンサ アルミ電解コンデンサ トランス SSR フォトカプラ バリスタ 温度ヒューズ 電源品質 発火ゼロ対策 絶縁性能
タグ リスク管理安全信頼性試験・故障解析品質管理未然防止絶縁電気電源・インバータ・コンバータ電子機器電子部品伝熱
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
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