音に対する心理・感性の定量化と製品への応用および実装技術 ~ 1人1台PC実習付 ~ 【 弊社研修室 】

~ 心理音響の基礎、音に対する心理の定量化、心理音響の応用例、心理音響のプログラミング実装と応用例 ~

心理音響の基礎と実装技術を修得し、付加価値の高い製品設計に活かすための講座

心理に影響を及ぼす音の定量化技術を修得し、心理音響理論に基づいた製品設計への応用に活かそう!

講師の言葉

音響信号から人が感じる心理・感性を数量化し、印象を定量化する手法について述べ、さらに音楽理論を応用した報知音の設計について解説する。音は人の心理に印象や感情など、様々な影響を与えるものの、いずれも非定量的かつ個人差があるとみなされ、客観性の確保が困難なことから工学的に扱うことが難しいとされてきた。しかし近年の心理音響学の発展により、音が人の心理に与える影響について共通する心理評価法が開発されてきた。本講義では音響学の基礎と、心理音響を理解するために必要な理論(等ラウドネス曲線、臨界帯域)について説明する。その後、心理音響理論の基礎として、ラフネス、変動強度、シャープネスについて講義する。その後、コンピュータプログラミングによって、心理音響指標を実際に実装する手段を実践的に説明し、実習形式で体得する。プログラミング言語はPythonを用いる。最後に、心理音響指標を用いた工業製品への応用について、実装例を複数紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年04月03日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー PC実習付きセミナー
受講対象者 ・研究所、民間企業等でプログラミング技術を有し、音響分野を導入したい企業の若手研究者および技術者
予備知識 ・音響学の基礎があると望ましいが、高校数学および高校物理が理解していればよい。Pythonについては基礎的な技術を習得していることを条件とする(目安は、Python Japanの入門講座を理解している程度とする https://www.python.jp/train/index.html)
修得知識 ・音響学の基礎、心理音響の基礎理論を理解できる。心理音響をプログラミングの実装を通して音に対する心理の数量化手法を理解し、定量化を理解できる。さらに、心理音響の工学的応用について実例を通して理解できるようになり、自己の応用領域について考察できるようになる。
プログラム

1.心理音響の基礎

(1).音響学の基礎

a. 音とは、音の仕組み、音の物理と心理

b. 心理音響の基礎(等ラウドネス曲線、臨界帯域)

c. 音響信号処理の基礎、ディジタル信号処理、離散フーリエ変換

d. 機械学習の基礎、統計学の基礎、多変量解析

(2).心理音響および音楽理論の基礎

a. 心理学の基礎(Weber-Fechnerの法則、べき法則)

b. 心理音響の歴史および理論(Mel尺度、臨界帯域、Bark尺度、音源定位)

c. 心理・感性に関係する音楽理論の基礎(楽典、和声理論)

 

2.音に対する心理の定量化

(1).物理指標に基づく数量化

a. RMS

b. ゼロクロス

c. スペクトル重心、フラットネス、ロールオフ、バンド幅

d. スペクトラルフラックス

(2).心理音響指標に基づく数量化

a. ラウドネス

b. ラフネス・変動強度

c. シャープネス

d. その他の心理音響指標

 

3.心理音響のプログラミング実装と応用例 〔 実習 〕

(1).音楽信号の印象評価

(2).心理に影響を与える報知音の設計1

a. 注意喚起

b. 危機感を与えるサイン音

(3).心理に影響を与える報知音の設計2

a. 心地よい音

b. リラックス音

キーワード 心理音響 音響学 音響信号処理 ディジタル信号処理 離散フーリエ変換
タグ デザイン音声処理感性・脳科学・認知工学生理・官能検査
受講料 一般 (1名):57,200円(税込)
同時複数申込の場合(1名):51,700円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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