機械技術者のための設計および3D図面の基礎と開発実務における実践ノウハウ <オンラインセミナー>

~ メカ設計の基本、製品開発における設計者の役割、流用設計と新規設計、3D図面およびその幾何公差、モールド部品による設計事例の解説 ~

・開発経験が豊富なエキスパートに実践的な設計の実務とそのポイントを学ぶ特別講座

・製品開発における設計プロセスの基本および実践事例を踏まえた3D図面設計のノウハウまでを学び、開発実務に活かそう!

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講師の言葉

 機械製図、各種解析、CAD操作など基本的な知識は既に大学・高専で学んできたことだと思います。しかしながら、今後日本の産業界として、どのようなスキルが必要とされているのか不安を持たれている技術者が特に多いと聞いています。このような状況下において、特に機械系技術者として日本の産業界がどのような人材を求めているか理解することは重要です。個々部品の設計だけでなく、製品全体の設計を企画から量産までプロモートするスキルについても、企業での製品設計経験を基に解説していきます。
 この研修では、これからの機械系設計者が習得しなければならない幾何公差を活用した図面についても、2015年から2017年にかけISO16792(Technical product documentation ? Digital product definition data practices)をベースに発行された、JIS B 0060-1デジタル製品技術文書情報-第1部:総則、JIS B 0060-4 第4部:3DAモデルにおける表示要求事項の指示方法-寸法及び公差、JIS B 0060-5 第5部:3DAモデルにおける幾何公差の指示方法についても開発担当者として解説します。
 幾何公差図面は大学の講義ではまだ本格的に取り組まれていない図面といわれていますが、ヨーロッパの主要国、アメリカなどの産業界では主流の設計図面となっています。日本のものづくり産業を繁栄させていくためにも、幾何公差を適用した図面を普及させていくことは必要ということで、日本の産業界は既に寸法公差を主体とした2D図面から、3Dデータが活用できる幾何公差を中心とした3D設計に大きく舵を切っています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年07月21日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー
受講対象者 ・設計業務を始められた方
・製品設計全体をプロモートする知識を身につけたい方
・3次元図面(3D図面)の基本的な知識を身につけたい方
・幾何公差指示図面の実践的な知識を身につけたい方
・モールド部品設計の基本を身につけたい方
予備知識 ・機械製図の基礎、機械部品設計の基本的な知識
修得知識 ・製品設計(設計の企画構想~設計~量産まで)を担うために必要な基本的な知識
・3次元図面(3D図面)の書き方
・幾何公差指示図面の書き方
・モールド部品設計の基礎的な知識
プログラム

1.日本の産業界の現状

  (1).日本の産業の過去から未来へ

  (2).日本の産業界の現状

  (3).3D図面とJIS規格

  (4).産学連携の意義

 

2.メカ設計の基本

  (1).設計とは

  (2).電機・精密機器業界で扱う設計とは

  (3).流用設計と新規設計とは

    a.国際規格などの調査

    b.流用設計とは

    c.新規設計とは

 

3.3D図面と幾何公差

  1).3D図面とは

    a.JIS B 0060規格群

    b.三次元製品設計付加モデル

    c.座標系と尺度

    d.表示要求事項(アノテーション)と要求事項配置面(アノテーションプレーン)

    e.線、断面、指定領域の指示方法

    f.寸法と公差の表示方法

  (2).幾何公差

    a.形体

    b.理論的に正確な寸法(TED)

    c.幾何公差記号の種類と定義

    d.データム(datum)

    e.形状公差

    f.位置度、面の輪郭度

    g.幾何公差の表示方法

    h.データムターゲットの指示方法

    i.幾何記入枠

  (3).公差解析

    a.ワーストケース

    b.二乗和平方根

 

4.製品設計

  (1).製品設計とは

    a.各設計工程における製品設計

  (2).設計者の役割

  (3).設計フロー

  (4).メカ設計の役割

    a.電機、精密機器業界におけるメカ設計の役割

    b.製品構成

  (5).メカ設計における設計手順

    a.構想設計・基本設計・詳細設計

 

5.設計事例(モールド部品設計の具体事例をもとに)

  (1).モールド部品とは

  (2).モールド部品に使われる用語

    a.射出成形

    b.金型(コア・キャビティ)

    c.パーティングライオン(PL)

    d.ゲート・スプール・ランナー

    e.エジェクタ

    f.抜き勾配

  (3).成形樹脂材料

    a.成形樹脂材料

    b.材料特性

  (4).モールド部品設計時に考慮すべきこと

    a.設計の流れ

    b.設計手順

    c.設計時の注意点

  (5).モールド外装部品設計事例

    a.設計仕様

    b.構想設計、基本設計、詳細設計

    c. 設計コンテスト2017参加チームの設計事例

 

6.今後のモールド部品設計

    a.普通幾何公差適用図面の特長

    b.普通幾何公差適用図面の設計効果

    c.今後のモールド部品設計

キーワード 機械設計 3D図面CAD 幾何公差 表示要求事項 アノテーション 要求事項配置面 アノテーションプレーン JIS B 0060 ISO16792 モールド部品
タグ 機械機械要素設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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