水素脆化メカニズムと水素脆化の防止対策技術 <オンラインセミナー>

~ 水素脆化の挙動・メカニズム、水素脆化特性調査法、破壊靭性試験と疲労き裂進展試験、水素侵入防止策、水素脆化する材料の安全な利用と注意点 ~

・水素脆化発生のメカニズムから対策法までを修得し、低コストで安全な水素機器の製品開発・設計技術に応用するための講座

・水素機器を安全かつ低コストで設計・運用するための水素素脆化現象と水素脆化防止策、耐水素材料の選定法を修得し、信頼性の高い製品開発に活かそう!

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講師の言葉

 近年、水素エネルギー利用が注目を集めており、燃料電池の利用を核とした水素社会の構築が国内外で積極的に推進められている。

 水素機器では構造材料が高圧の水素ガスに曝される場合があり、水素による材料強度の劣化「水素脆化」が問題となっている。

 水素脆化は水素機器の安全性の低下および価格の高騰を引起すため、水素機器を安全かつ低コストで設計・運用するためには水素脆化という現象をよく理解しておかなければならない。

 本講座では主に、水素ガスに曝された金属(主として鉄鋼材料)における水素脆化挙動に着目し、その基本的機構の解説および金属材料の水素脆化特性の取得方法を紹介する。

 また、水素脆化の防止策や安全な設計方法を最新の研究結果を交えて紹介する。

 水素脆化の初学者の方についても水素脆化の基本的知識を理解してもらい、水素関連事業への参入の橋渡しになれることを期待する.

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年11月20日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・水素機器の開発・設計、運用(特に強度関連)に携わる(これから携わる可能性がある)研究者・技術者の方々
・これから水素脆化について学びたい関連部門の方々
・構造物、機械、輸送機、プラントほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・機械構造物の破壊に関する基本的な知識(疲労強度、破壊じん性)
修得知識 ・水素脆化の基本的な機構
・基本的な水素脆化挙動
・水素脆特性の調査方法
・水素脆化防止策の基本的な考え方と対策
プログラム

1.水素と金属材料との相互作用

(1).鋼中の水素の挙動

   a.水素の侵入

   b.水素の拡散

   c.水素のトラップ

(2).水素脆化の基本的メカニズム

   a.格子脆化説

    ・Hydrogen-enhanced decohesion (HEDE)機構

   b.局所変形助長説

    ・Hydrogen-enhanced localized plasticity (HELP)機構

   c.その他の機構

(3).水素脆化特性の調査方法と破壊靭性試験

   a.水素チャージ

   b.低ひずみ速度引張試験(SSRT)

   c.破壊靭性試験

   d. 疲労き裂進展試験

 

2.水素脆化の防止策と耐水素材料の選定

(1).水素侵入の防止策

   a.メカニカルコーティング

   b.ケミカルコーティング

(2).材料の選定

   a.材料の微視組織

   b.Ni等量による評価

   c.耐水素材料開発の最前線

(3).水素脆化する材料の安全な利用と注意点

           a.公式による設計と解析による設計

           b.最新の設計指針

 

3.まとめと質疑応答 

キーワード キーワード 水素 水素脆化 破壊靭性試験 疲労き裂進展試験 水素侵入防止策 耐水素材料
タグ 水素設備配管
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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