効果的な技術・技能伝承と暗黙知の見える化による実践活用法〜演習付〜

〜 技術・技能伝承問題、暗黙知の解析による系統的対策法の見える化、被技術・技能伝承習得術とマニュアル作成法、技術・技能伝承対策の事例とそのポイント〜

・確実で効果的な技術・技能伝承対策を実践ですぐ役立つよう解説する講座

・団塊の世代が去っても、物づくりに欠かせない技術・技能ノウハウをスムーズに伝承するためのポイントを修得し、実務に活かそう 

講師の言葉

 物づくりを目指す若者の不足と離職率の高さに加え、もはや頼りにしてきた団塊の世代も去り、各所で不良・故障・災害問題などが多発する昨今です。
伝承対策は「人が技術や技能を持ち暗黙知が多いため伝承に苦労する」という特質から対策に時間と手間を要します。この対策を既に、技術・技能伝承研究会で進めてきたわけですが、現在、対策ニーズが急増中です。対策の要点は、
 経営の重点課題への影響を具体的に明確化し、戦略的な対策を図る。
 ハザードMAP化して問題の明確化を進める。
 なんとしても適任者を得て、徹底した伝承を進めるという策ですが、今回、適用事例と共に、対策実務を紹介します。
 本講座では、単なる技術・技能レベルの維持を超え、経営一体型で近未来に向けた国際競争力強化のために必要な新製品・新技術を明確にした上で技術・技能伝承対策を進める方式
を「見える化」させる方式を紹介します。その上で、箱物やムード的な教育方式を防止した対策を図りつつ、自助努力で被伝承者が夢を持 ち、確実に段階的な技術・技能伝承対策を実務的に図る方式を事例と共に紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年07月08日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・管理者、監督者、スタッフ(技術・技能伝承教育関係者)、作業リーダークラス ・品質・設備・安全対策を早急に進めたい方 ・新製品開発段階からデザイン・イン対策を効果的、戦略的に進めたい方 ・技術・技能伝承問題の経営への影響を「見える化」させたい方 ・若手技術者育成に携わる関連部門
予備知識 ・特に必要としません、わかりやすく解説します
修得知識 1.技術・技能伝承問題の影響   ・放置した結果、物づくり〜経営、企業間格差に影響する問題を例示 2.技術・技能伝承問題のハザードMAP化と対策   ・暗黙知〜認識知を技術・技能問題として仕分け、潜在問題のハザード化 3.卓越技能者の技能向上・練磨の要点   ・過去、匠や卓越技能者達の努力の過程から学ぶ(技能向上の要点を解析) 4.人材確保と適正評価   ・人材確保が図らなければ、技術・技能伝承対策は開始しないための対応策 5.自助努力に必要な修得術   ・技術・技能伝承の85%を占める自助努力効果を挙げる修得術の実務 6.目標管理・指導法とコーチング技術活用   ・技術・技能伝承を進める教育者が適用すべき効果的な教育・指導法 7.技術・技能伝承対策法の実践事例紹介   ・スピード難伝承技能のスムーズ対策事例紹介
プログラム

1.はじめに:「対処を急ぐ、技術・技能伝承問題とは?」
  (1).団塊の世代が去ると共に顕在化した技能・技術伝承問題の影響
  (2).若手が3年で37%(建設関係は3年で高卒者は46.8%)離職する問題
  (3).定年延長、海外労働に頼る限界

2.暗黙知の解析から系統的対策法の見える化
  (1).やってはいけないムード的・箱物教育問題
     ・簡単な演習題
  (2).品質・安全コストに見る、技術・技能伝承問題の経営へのインパクト
  (3).暗黙知の把握・区分と対策法の区分「見える化」
  (4).経営一体型「技術・技能伝承問題」の見える化

3.卓越技能者の技能向上・練磨の歴史に学ぶ
  (1).歴史的な卓越技術・技能伝承者に学ぶ自助努力の実態
  (2).現在の「ダントツ製品・技能」を具体化させた匠に学ぶ努力
  (3).卓越技能者に学ぶ共通事項と新人育成対策に必須の要件

4.技術・技能伝承条件、若手の確保と適正(評価と育成)
  (1).若手が集まる魅力ある企業と職場づくりへ向けて 
  (2).教育投資をムダにさせない各社で努力する離職防止策
  (3).技術・技能伝承に欠かせない適正検査と人材育成準備

5.被技術・技能伝承が身に着けるべき「習得術」
  (1).著名な事例に学ぶ、自己研鑽+実務マニュアルの成果
  (2).NASAも重視し、活用効果が高いメモ術の実務
     ・簡単な演習題
  (3).メモ術と習得者が作って使う習得マニュアル作成法
  (4).メモ術と効果を挙げた技術・技能伝承事例
  (5).各種・見える化マニュアルの作成
      ・実務的な利用法

6.指導者に必要なスピード伝承対策技術
  (1).実例に学ぶ「目標管理」の進め方
     ・伝承程度の見える化対策
  (2).コーチング技術の利用法と事例
 
7.技術・技能伝承対策法の実践事例紹介
  (1).技術・技能伝承対策研究会による実践事例紹介(6社)
  (2).技術・技能伝承対策実務を通して学ぶスピード化の要点

8.Q&Aと、まとめ

キーワード 技術・技能伝承問題 暗黙知 習得マニュアル メモ術活用 見える化マニアル コーチング技術
タグ 技術経営技術伝承教育業務改善研究開発新事業
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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