センサデータの処理技術とその応用・例 〜デモ付〜

〜 IoT環境での実世界データ処理、機械学習・ディープラーニングに基づくパターン認識、行動・ジェスチャ認識、高度なデータマイニング技術 〜

・センシングにおけるハードからソフト、パターン認識から統計処理技術の応用まで修得できる講座

・ネットワークにつながることで様々な応用展開が可能となったセンサデータ処理の最新技術を先取りし、応用システムの開発に活かそう!

講師の言葉

 近年、様々なセンサが安価に手に入るようになってきており、スマートフォンにも加速度センサや気圧センサなど、様々なセンサが搭載され、それらがネットワークに繋がる時代になってきました。
 これらのセンサを用いることで、ヘルスケア、高齢者見守り、屋内ナビゲーション、新しいスマートフォンゲーム、工場機械モニタリング、工場員作業分析・モニタリングなどの様々な応用に繋がることが期待されます。しかし、ほとんどのセンサデータは単なる時系列の数値の羅列であり、センサデータを分析して目的とする現象を発見・抽出する必要があります。
 本セミナーでは、安価なセンサデバイスやスマートフォンセンサといったセンシングハードウェアの紹介から、得られたセンサデータの処理・機械学習に基づくパターン認識技術の基礎に関して紹介します。さらに、そのような基礎的技術を基にした屋内位置推定技術や行動・ジェスチャ認識技術の基礎から最新研究の紹介、実データを扱う際の困難を克服するための高度なデータマイニング技術・ディープラーニング技術等の適用に関する取り組みの紹介を行います。
 本セミナーにより、センシングに関するハードウェアからソフトウェア、基礎的パターン認識技術から最新の統計処理技術、さらにそれらの応用可能性までを学べます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2016年01月06日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・センサデータを扱うもしくはセンサ技術応用に興味のある技術者、開発者の方 ・センサデータのパターン認識に興味のある開発者・研究者の方 ・スマートフォンによる屋内位置測位に興味のある開発者・研究者の方 ・加速度・ジャイロ・カメラ・深度(Kinect)センサを用いたジェスチャ・行動認識に興味のある開発者・研究者の方 ・スマートフォンセンサを用いたアプリ開発に興味のある開発者の方 ・ヘルスケア・高齢者ケア応用に興味のある開発者の方
予備知識 ・特に必要としません
修得知識 ・基本的なセンサデータ処理・パターン認識の流れを理解する ・高度なセンサデータ処理技術からそれらの様々な応用範囲について理解する ・センサデータ取得のための様々なデバイスについて理解する
プログラム

1.実世界センシング・マイニング
  (1). センサ技術の進展と普及:ウェアラブルセンサ、スマートフォンセンサ、スマートウォッチ、センサネット
  (2). 実世界センサデータからのパターン認識:行動認識技術と屋内位置測位技術
  (3). 実世界センシングの応用例:屋内ナビゲーション、独居高齢者見守り、ヘルスケア、スマートフォンゲーム、作業分析

2.実世界データ処理の基礎
  (1). さまざまなデータとその前処理:時系列データ、画像、音声、深度データ(Kinect)
  (2). 距離計算と近傍探索:DPマッチング、混合ガウスモデル(GMM)とKLダイバージェンス
  (3). クラスタリング:k-means法、x-means法、階層的クラスタリング
  (4). 判別分析:SVM(サポートベクターマシン)、決定木、ランダムフォレスト
  (5). 系列モデル:隠れマルコフモデル(HMM)、条件付き確率場 (CRF)
  (6). 回帰分析:線形回帰、ロジスティック回帰、ランダムフォレスト回帰
  (7). 予測

3.行動認識手法
  (1). 身体に装着した加速度センサを用いたジェスチャ・行動認識
  (2). 環境に設置したセンサやマイク、カメラ、深度センサ映像を用いた行動認識
  (3). スマートフォンセンサデータを用いた行動認識

4.屋内位置推定手法
  (1). Wi-Fi(無線LAN)電波・iBeaconを用いた屋内位置推定
  (2). 慣性センサを用いた歩行者デッドレコニング
  (3). カメラ画像を用いた位置推定

5.最新の手法を用いた実世界データ処理
  (1). 実運用・実データ処理の難しさ
  (2). センサデータのノイズ・ゆらぎ:パーティクルフィルタ、アンサンブル学習を用いたロバストな推定
  (3). 次元の呪い:主成分分析(PCA)、スパースコーディングによる次元削減
  (4). 異種センサデータ:マルチカーネル学習(MKL)による行動認識
  (5). トレーニングデータ収集コスト:半教師あり学習、転移学習、適応技術(MAP適応、MLLR適応)、ノンパラメトリックベイズ
  (6). 大量のデータを学習: ディープラーニング

6.実装にむけて
  (1). センサデバイス実装
  (2). スマートフォンセンサの利用
  (3). データマイニング・パターン認識ツール

7.おわりに

キーワード センサデータ パターン認識 屋内位置推定 行動認識 近傍探索 慣性センサ ディープラーニング 
タグ 統計・データ解析精密機器・情報機器アンテナ信号処理通信イメージセンサ無線スマートフォンデータ解析センサネットワークモバイルコンピューティング位置情報音声処理画像画像処理画像認識ITサービス電子機器電子部品電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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