人間の特性を活かした「分かりやすく使いやすいGUI設計」とそのポイント実践講座 【弊社研修室】

~ 人間中心設計の6つの原理、ユーザビリティガイドラインと評価手法、ヒューマンエラーと対策、人間の行動と心理的背景、人間の基本的特性を活かしたGUI設計 ~

・GUIを分かりやすく使いやすくするために必須となる人間中心設計法を修得し、システム開発に応用するための講座
・複雑な機能を持つ製品を使いやすく見せるための技術を学び、人間特性を活かした分かりやすく使いやすいGUI設計に応用しよう!

講師の言葉

 世の中には使いにくいものがあふれている。特にデジタル製品は技術の進歩により、多数の機能を集約した製品になる傾向があるため、複雑な機能を持つ製品を使いやすく見せるための工夫を行い、使いにくいものを無くしていく取り組みが求められる時代となっている。
 ものづくりに携わる人全員が、人間にとって使いにくいものを作らないという人間中心設計を行えば、このようなことはなくなるのだが、人間中心設計を行うには、ユーザビリティの考え方を理解し、人間についての正しい理解を踏まえた、分かりやすく使いやすいGUIを構築するための知識を修得する必要がある。
 本セミナーでは、GUIを分かりやすく使いやすくするために必須となる人間中心設計の考え方から始めて、ユーザビリティ評価手法、ヒューマンエラーについて解説してから、人間の行動と心理的背景、人間に関する理解をGUI設計に活かす知識等の説明を行う。これにより、世の中から使いにくいものをなくすための取り組みを実践していただくための知識を学んでいただく。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年01月23日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー ソフト・データ・画像・デザイン
受講対象者 ・情報機器ソフトウェアおよびWeb画面の設計・開発・評価の担当者、リーダーおよび管理者の方
・システム、ソフトほか関連企業の技術者の方
予備知識 ・基礎から応用までわかりやすく解説するので、特に必要な予備知識はありません
修得知識 ・人間中心設計の基本
・ユーザビリティ評価に関する知識(JIS規格)と評価手法の実際
・ヒューマンエラーの基本
・GUIを分かりやすく使いやすくするための基本
・「人間」に関する理解、心理、知識を踏まえたGUI設計
・方向通則(JIS規格)を踏まえた正しい方向デザイン
プログラム

1.人間中心設計の勧め
  (1).人間中心設計専門家とは?
  (2).人間中心設計とは?
    a.人間中心設計の6つの原理
    b.ペルソナ、シナリオ法
  (3).ユーザビリティの原理
    a.ユニバーサルデザインとユーザビリティ
    b.JIS Z 8520(ISO 9241-110)の7つの原理
  (4).ユーザビリティガイドライン
    a.アップルのガイドライン
    b.Webのリサーチ・ベース・ガイドライン
  (5).Webにおける人間中心設計
    a.Webサイトコミュニケーションの6原則
    b.アクセシビリティ・ガイドライン(WCAG 2.2)

2.ユーザビリティ評価手法
  (1).ユーザビリティ・ラボ
  (2).ユーザビリティ手法の実際
    a.専門家レビュー
    b.ヒューリスティック評価
    c.ガイドラインレビュー
    d.一貫性インスペクション
    e.認知ウォークスルー
    f.ペーパープロトタイピング
  (3).アンケート、質問紙法
    a.QUIS
    b.SUS
    c.SUMI
    d.WAMMI
  (4).ユーザビリティ評価例
  (5).ユーザビリティテスト報告書
    a.CIF(ISO 25062)

3.ヒューマンエラーとその対策
  (1).分類
    a.ハインリッヒの法則
    b.人間の能力の限界
    c.錯視
    d.ヒューマンエラーの分類
    e.人間-機械系の設計ポイントと認知工学
  (2).事例
  (3).対策

4.人間についての理解を踏まえたGUI設計
  (1).人間の基本的特性を把握
    a.アナログ時計はなぜ12時間×2回か?
    b.脅威の検出
    c.上方照明の先入観
  (2).原理・原則の確認
    a.方向を決める拠り所(JIS Z 8907:2012)
    b.知っていて損はないもの(フィッツの法則、・・・)
  (3).人間に関する知識と調査
    a.人間の行動と心理的背景
    b.人間に関する知識をGUI設計に活かす
    c.調査しないと分からないこと
  (4).GUIのデザイン
    a.カラーの話
    b.隠蔽と可視化のバランス

5.GUI設計の応用:スマホアプリ設計上の留意点を考える
  (1).iOSのUIデザインの変遷
    a.スキューモーフィズム2007年?
    b.フラットデザイン2013年:iPhone7
    c.フルイドデザイン2017年:iPhoneX
    d.巨大化し続けるディスプレイサイズ
  (2).「直感的」への探究
    a.自由なデザインだがわかりにくい
    b.直感的に理解することを求められる
    c.試行錯誤で理解することが求められる
  (3).最小のデザイン
    a.個人的なインタラクション
  (4).楽しさとわかりやすさ
    a.肝心なアイコンの意味がわかりにくい
  (5).動きのデザイン
    a.動きは直感的だが疑問も生じる
  (6).価値提示のプロセス
    a.UIの外在化とメタハードウェア
  (7).デジタルとフィジカルの融合
    a.世界観への期待を作るUIとUX

キーワード 人間中心設計 ペルソナ シナリオ法 ユーザビリティ ユニバーサルデザイン WCAG 2.2 ヒューリスティック評価 ガイドラインレビュー ヒューマンエラー ハインリッヒの法則 フィッツの法則 メタハードウェア
タグ デザイン使いやすさ・ユーザビリティGUIITサービス
受講料 一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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