材料強度学の基礎とフラクトグラフィ(破面解析)技術による破損原因・破壊機構推定への応用 <オンラインセミナー>

~ 材料強度学の基礎と金属材料の主要な破壊原因、フラクトグラフィ(破面解析)手法と破壊機構推定の実践ポイント ~

・金属材料や機械構造物の破損原因とそのメカニズムから破面解析による破壊機構推定の実践ノウハウまでを修得し、疲労損傷や破壊事故の再発を防止するための講座

・引張強度や疲労強度などの材料強度学の基礎からフラクトグラフィの実践事例と最新技術まで修得し、不具合対策・破壊対策や強度設計などに応用するためのセミナー!

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講師の言葉

 通常、機械構造物は壊れないように設計がされている。しかし、様々な原因により機械が破壊する場合がある。破壊事故の再発を防ぐためには破壊原因を明らかにすることが重要である。事故原因の解明にはフラクトグラフィ(破面解析)が不可欠である。フラクトグラフィとは、破面を目視等でのマクロ観察や電子顕微鏡等でのミクロ観察によって破損原因を推定する方法であり、疲労破壊や応力腐食割れといった破壊機構・き裂の進展方向や負荷状況を推定する技術である。一方、金属の破壊機構は多数あり、破面様相から破壊機構を推定するには、フラクトグラフィの専門技術・知識と材料強度に関する知識(材料強度学)が必要となる。

 本講座では、まず、フラクトグラフィに不可欠な知識として、引張破壊や疲労破壊などといった材料強度学の基礎について説明する。その後、フラクトグラフィの基本的技術および知識を説明する。最後に、 EBSDを用いた破面解析や機械学習を用いたフラクトグラフィなど、フラクトグラフィの最新技術を紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2026年01月23日(金) 10:00 ~ 17:00
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械、金属、自動車、航空宇宙産業、重機、車両、建設関連の技術者の方
・不具合対策などに携わる技術者の方
予備知識 ・材料力学の基礎知識があることが望ましいが、特になくても受講に支障はありません
修得知識 ・材料強度学の基礎から金属材料の主な破損、破壊機構まで
・フラクトグラフィの手順や解析事例を用いた破壊原因推定のポイントや最新技術まで
プログラム

1.材料強度学の基礎と金属材料の主要な破壊原因

  (1).引張強度

    a.応力ひずみ関係

    b.延性破壊

    c.脆性破壊

    d.破壊力学

  (2).衝撃強度

  (3).疲労強度

    a.S-N線図

    b.諸因子の影響

    c.疲労き裂進展

  (4).高温強度

    a.クリープ

    b.高温疲労および熱疲労

  (5).環境強度

    a.腐食

    b.応力腐食割れ

    c.腐食疲労

 

2.フラクトグラフィ(破面解析)手法と破壊機構推定の実践ポイント

  (1).フラクトグラフィ技術

    a.フラクトグラフィの手順

    b.マクロフラクトグラフィ

    c.ミクロフラクトグラフィ

  (2).破面解析例

    a.JAL123便墜落事故

    b.高速増殖炉「もんじゅ」ナトリウム漏洩事故

    c.HⅡロケット8号機打ち上げ失敗

  (3).最新のフラクトグラフィ技術

    a.ステレオフラクトグラフィ

    b.EBSDを用いた解析 ※電子線後方散乱回折法(EBSD):SEMを用いた微細構造観察

    c.機械学習を用いたフラクトグラフィ

キーワード 材料力学 疲労強度学 疲労破壊 破壊モード 破壊機構 フラクトグラフィ 破面観察 破面解析 破損原因推定 探傷
タグ リスク管理安全シミュレーション・解析信頼性試験・故障解析金属材料フランジ・ガスケットプラントロボット破面解析疲労応力解析機械機械要素強度設計最適化・応力解析材料力学・有限要素法軸受け自動車・輸送機振動・騒音設備配管歯車油・空圧
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日