金属疲労破壊のメカニズムとCAEによる疲労強度設計法およびそのポイント ~演習付~ <オンラインセミナー>

~ 製品破壊と対策例、金属疲労のメカニズム、適正な有限要素解析法、疲労強度増大法および最新強度設計基準 ~

・CAEによる適正かつ長寿命な機械・構造物の設計法を修得し、疲労破壊による事故の未然防止に活かすための講座
・機械構造物の破損事例、応力集中部・溶接継手・ボルト締結部の疲労破壊のメカニズムと各種機器・構造物に対応した適切な疲労強度設計手法を修得し、長寿命で信頼性の高い製品開発に活かそう!

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講師の言葉

 製品の破壊はほとんどが金属疲労によって生じるため、製品の寿命設計においては、疲労強度設計が中心となります。しかし、機器・構造物は、破壊の起点となる部分の形状や負荷の作用形態、使用環境などが様々であることから、それぞれに対して適正な寿命設計法が必要です。
 一方、CAE設計において、コンピュータの進歩により製品全体を有限要素法(FEM)で一挙に応力解析を行うことも可能となってきていますが、疲労寿命評価に最適な解析がなされていない例が多数見受けられます。
 そこで、本講座では、機械構造物の破損事例、応力集中部・溶接継手・ボルト締結部の疲労破壊のメカニズムとそれらの強度設計に必要となる適正なCAE解析法を述べ、強度設計基準、強度増大施工法、強度改善構造を紹介します。また、講義内容を翌日からの実務ですぐに実行できるよう、適宜、例題などを行い理解を深めていただきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年10月31日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・産業機械や民生機器の設計・製造・検査を担当する技術者の方
予備知識 ・特に必要ありませんが、材料力学の初歩を理解していれば理解が深まります
修得知識 ・各種機器・構造物のそれぞれに最適な疲労寿命設計手法と最新規格
・CAE解析結果の寿命設計への適用法
・疲労強度増大法、長寿命構造の実例
プログラム

1.事故例に学ぶ機械・構造物の破壊メカニズム
   ・機械・構造物の破壊・損傷とその対策例

2.金属疲労破壊のメカニズム
  (1).疲労破壊のメカニズム
  (2).疲労限度のメカニズム
  (3).各種因子の影響
  (4).応力集中の発生メカニズムと切欠き係数
  (5).FEMによる集中応力の正確な求め方
  (6).圧縮残留応力付与による疲労強度増大法
  (7). 低サイクル疲労
  (8).ミーゼス応力を用いる場合の問題点
  (9).はんだ接続部の熱疲労寿命

3.溶接構造物の疲労寿命
  (1).溶接による引張り残留応力の発生メカニズム
  (2).溶接継手止端部に集中する応力
  (3).余盛止端角度の影響
  (4).母材強度の疲労強度への影響とそのメカニズム

4.ボルト締結部の強度と緩み防止法
  (1).ボルトの応力集中と疲労強度
  (2).外力のうちボルトに流れる力
  (3).VDIのボルト締結部強度設計基準
  (4).トルク法締結の問題点
  (5).ボルト締結部の緩み防止法

5.疲労強度改善構造の実例
  ・強度向上策のポイント

6.破壊力学の基礎と構造物疲労問題への適用例
  (1).破壊力学入門
  (2).応力拡大係数の値とFEMによる算出法
  (3).疲労き裂進展速度と進展下限界値
  (4).溶接継手不溶着ルート部の疲労強度
  (5).材料欠陥や加工傷を有する部材の疲労強度

7.最新疲労強度設計法とそのポイント
  (1).構造強度設計の体系
  (2). ASMEおよびENにおける応力集中部の疲労設計法
  (3).IIWにおける溶接継手の疲労強度設計基準
    a.等級別設計疲労強度線図
    b.FEMによるホットスポット応力の求め方
  (4).IIWにおける溶接継手の後処理による疲労強度改善法
    a.端形状改善法とその効果
    b.ピーニングによる圧縮残留応力付与法とその効果

8.各種形状の応力解析集と材料強度データ集
  
9.演習(例題)

10.まとめと質疑応答

キーワード 金属疲労 寿命設計法 有限要素法 強度増大法  設計規格 破壊力学 材料強度
タグ 金属はんだ疲労機械強度設計溶接・接合構造物最適化・応力解析
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日