機械設計・機構設計の基礎と実践ノウハウおよび抑えるべき重要ポイントと注意点 【弊社研修室】

~ 仕様検討、機構検討と注意点、構想設計を行うためのノウハウ、材料と加工のポイント、精度、加工、コスト面からの選択肢の選定ノウハウ ~

・設計者にとって必須の機械・機構設計をする上で抑えておくべき重要なポイントと注意点を修得し、実務で実践するための講座
・独学では難しく、設計要求の変化などでますます難易度が上がっている機械設計、機構設計の実践ノウハウと注意すべき重要ポイントを実践的に修得し、手戻りのない設計に活かそう!

*本講座は、弊社研修室で行う対面講座です

講師の言葉

 治具、装置などの機械設計、機構設計を行う際、どこから手をつければいいのか、どこに注意すれば間違えのない設計になるのかなど、迷うことはないでしょうか。とくに駆け出しの設計者にとっては最初の難関です。さらに、設計をすすめるにつれ、また完成したあとにおいても、迷いや検討不足から生まれた設計のせいで大きく手戻りしてしまうことも少なくありません。それに近年の機械においては、電気制御範囲の増加、製品の性質の変化に伴う設計要求の変化などの要素も加わり、機械設計の難易度はますます上がってきています。
 そんな考慮すべき事柄が増えてきている現代において、基礎となる機械設計力が弱い設計者となれば、生き残るのは難しいでしょう。様々な環境の変化の中、設計者とはいえ、学んできた工学知識をうまく活かすことができず、なかなか設計が進まない設計者がいたり、基本的な機構設計ができるにもかかわらず、最後には結果が出せない設計者がいたり、また、良い設計ができていないこと気が付かない設計者さえも見受けられることもあります。
とはいえ、実務的なこと、大切な注意点を教えてくれるベテラン設計者も減少の一途をたどり、また、独学で書籍や実践からノウハウについて知識を得ることも、なかなかうまくいくことではありません。本講座では、設計者にとって大切な基礎力を上げられるよう、機械、機構設計を進めていくうえでの道筋となる考え方、知っておくべき基本知識と活かし方、経験に基づいた注意すべきポイントなどの設計に関するノウハウを解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年10月20日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械設計に携わる技術者の方
・メカ設計者ではあるが、設計経験がまだ浅いと感じている方や、設計力をもっと上げたいと感じている方
・基本設計はできるつもりだけれど、メカ設計に関するノウハウをさらに知りたいと感じている方
・メカ設計するうえでのノウハウを知っておきたい製造関係の方、設計部署以外の方
予備知識 ・基本的な機械構造がある程度理解でき、ねじなどの機械要素の基本的な知識
修得知識 ・機械、機構設計を行うときの基礎的な知識、大切なポイント
・機械設計の手法の考え方とノウハウ
プログラム

1.仕様検討、機構検討と注意点
  (1).仕様検討を読み解く
    a.“仕様を決めて欲しい” を読み解く
    b.“仕様検討” という言い方で抜けてしまう事柄に注意
  (2).機構の検討方法
    a.仕様検討から機構の検討への移行
    b.検討の例~順番と注意点
 
2.機械設計の構想を行うためのノウハウ
  (1).方針の立案と構想の順番
  (2).ポンチ絵、構想図の活かし方
    a.ポンチ絵、構想図の基本はなにか
    b.構想図を描くにはここを狙え
    c.CADをうまく利用する(CADの発達による構想図の変化~特徴を活かす)
  (3).構想の例~機構の構想はどこから始めたらよいのか

3.設計にあたり抑えるべき基本ポイント
  (1).知っておきたい材料と加工、よく使う機械要素の基本
    a.材料選定と加工方法の基本を知る
    b.表面処理、熱処理の基本ポイント
    c.機械要素の基本ポイントと実際
  (2).加工部品の形の決め方のノウハウ
    a.材料の大きさ、厚み、構造の決め方
    b.ねじの大きさ、配置の決め方
    c.固定構造の決め方、シャフトの固定、位置決め方法の基本
  (3).機構設計の基本アイテムと特徴
    a.回転運動部分、軸受の基本的な構造と特徴
    b.直線運動部分の基本的な構造と特徴
    c.リンク部分の基本的な構造と特徴

4.設計での予測と想定の大切さ
  (1).基本構造の活かし方
    a.設計時の構造の差が後に大きく影響する
    b.構造の組み合わせで発生する注意点
    c.構造の設計ではどこに注意すべきか
  (2).ワークの変化、大きさの変化に気が付かなければ・・・
    a.ワークが変わるとはどういうことなのか
    b.大きさが変わるとはなんのことか
    c.気がついておくべきことはなにか(変化の予測)
  (3).先を見て想定すべき力を養う・・・
    a.設計しながら気が付かなければいけない想定すべきこととは
    b.想定の例~注意点

5.見落としがちなポイント、選択肢からの選定ノウハウ
  (1).なぜ工学知識やアイデアが十分に活かせないのか
  (2).見落としがちなポイントの例
    a.精度から考えることはどこか
    b.加工から考えることはなにか
  (3).精度、加工、コスト面から発生する選択肢の選び方
    a.精度から考える選択
    b.加工から考える選択
    c.コストから考える選択
  (4).効果的な選択力を養う
 
6.設計のレベルを上げるには
  (1).時代とともに変わってきた機械の変遷、差を見落とさない
  (2).CADで設計するがゆえに表面化してきた、失敗しやすいポイント
  (3).正解を追い詰めない設計
  (4).良い設計者を目指すための目標ポイント

キーワード 仕様検討 機構検討 構想 ポンチ絵 構想図 材料選定 加工方法 表面処理 熱処理 固定構造 構想設計 基本構造
タグ 金属加工熱処理機械機械要素強度設計工作機構造物自動車・輸送機設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
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- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
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