量子センシング技術の基礎とダイヤモンド量子センサの応用 <オンラインセミナー>

~ 3つの量子技術の違いと共通点、ダイヤモンドによる量子制御、各種計測シークエンスと測定対象、量子センサの応用技術 ~

・従来のセンサでは難しかった高精度な測定を可能とする量子センサ技術を先取りし、モニタリング、検査、診断技術に応用するための講座
・磁場、電場、温度、圧力、光、化学物質など従来測れなかったものが高感度で測定できるダイヤモンド量子センサ技術を修得し、実務に応用しよう!
・ダイヤモンド量子センサは、従来のセンサに対して、強い動作環境耐性、高い感度、広い測定レンジ、小さい空間分解能を実現することが可能です

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講師の言葉

 量子センサは、量子力学に基づいて高性能なセンシングを実現する技術で、従来の技術では検出不能だった信号を可視化する次世代のセンサとして応用が進んできています。量子センサはいくつかの実装方法が提案されておりますが、ダイヤモンドを使った量子センサ、通称ダイヤモンド量子センサは、常温常圧で動作する、高感度で広い測定レンジを持つセンサとして近年注目を集めています。その測定対象は、磁場を主として、電場、温度、圧力、ジャイロ等多岐にわたります。
 本講座では、量子技術の基本的な事項から、量子センシングの技術的な基礎を解説し、その後、実装方法や活用方法の例として、ダイヤモンド量子センサの仕組み、性能、応用について説明いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年10月08日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・医療、自動車、航空、ロボット、化学、バイオ、宇宙、その他関連企業の方
・量子技術、特に量子センサに興味をお持ちの方
予備知識 ・基礎的な線形代数学・量子力学・電磁気学・光学(いずれも必須ではありません)
修得知識 ・量子センサの仕組み、性能、物理的な実装方法
・センサとしてのスペック、活用方法
・量子センサの応用技術
プログラム

1.量子センシングの基礎
  (1).量子技術とは
    a.量子の性質
    b.3つの量子技術の違いと共通点
    c.量子技術で用いられる数学的表現について
  (2).量子センシング基礎
    a.量子センシングの概要
    b.量子センシングの技術段階

2.ダイヤモンドによる量子センサ実装の基礎
  (1).ダイヤモンドによる量子制御・読み出しの物理的実装
    a.電子スピン
    b.ダイヤモンド中の窒素空孔(NV)欠陥の電子スピン (NV電子スピン)
    c.NV電子スピンのエネルギー順位
    d.NV電子スピンの量子状態の読み出し
    e.NV電子スピンの量子状態の操作
  (2).ダイヤモンド量子センサによる計測方法
    a.各種計測シークエンスと測定対象
     ・電場、温度、圧力、ジャイロ等

3.ダイヤモンド量子センサの技術的優位性と応用技術
  (1).他センサ等との技術的比較
  (2).応用研究例
    a.材料科学:材料の分析、欠陥検出、物性評価、ナノ構造解析など
    b.エネルギー分野:次世代電池開発、省エネルギーへの応用など
    c.環境モニタリング:大気汚染物質の検出、環境変化の監視など
    d.医療分野:脳機能計測、生体分子計測、バイオイメージング、薬剤開発など
    e.次世代技術: 量子コンピュータの環境ノイズの測定、量子通信、宇宙探査など

キーワード 量子センシング ダイヤモンド 電子スピン NV電子スピン 各種計測シークエンス
タグ 医療・再生医療創薬・医薬品結晶エネルギー化学物質検査環境センサ材料計測器電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日