わかる!はじめてのデータ駆動制御:データ駆動制御の基礎と制御器チューニングのポイント【弊社研修室】

~ データ駆動制御の基本と実験データの効果的な活用例、データ駆動予測の基礎とそのポイント ~

・データを用いた制御方法のポイントを修得し、実験データを用いて制御器の更新・調整へ応用するための講座

・FRITを中心としたデータ駆動制御の活用からデータのみを用いて応答を予測するための方法を修得し、制御器のチューニングに応用しよう!

 

講師の言葉

 近年、ROSの後継として開発されているROS2が注目されています。

 ROSに比べてソフトウェアの信頼性が高まっていることにより、産業分野での活用が期待されています。

 本セミナーでは、ROS2の特徴やROSとROS2の違い、サンプルプログラムによる基本的な使い方の説明、Turtlebot3 Burgerを使用したナビゲーションプログラムの実習を通して、ROS2への基礎的な理解から実機適用までの流れを学んでいただくことを目的としています。 またROSを商用ロボット開発に利用する際のノウハウについてもROSを用いた商用ロボットの開発経験がある講師がその経験に基づいて意識すべき大切な考え方や失敗しないために気を付けるべきことなど、参考書には書かれていない生の声をお話しします。具体的には商用利用を目的としたロボットを開発する際に、ROSだけでは対応できないような独自で実装し、補完する必要のある機能例をご説明します。

 最後に実機テストの簡素化が期待出来るROS2とUnityを連携させたシミュレーションモデルの動作について解説します

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年08月22日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・データ駆動制御について基礎から体系的に修得されたい方
・データを用いた制御器の更新・調整技術を修得されたい方
予備知識 ・簡単な古典制御の基礎(ブロック線図、伝達関数の計算等)、最小二乗法など最適化の基礎も知っているとよいと思います
修得知識 ・データ駆動制御、とくにデータを用いて制御器を更新するアプローチの基礎から使い方まで理解できます
プログラム

1.データ駆動制御の基礎

  (1).データ駆動制御がなぜ必要か

    a.制御におけるモデルの役割

    b.理想的にモデルが得られないときの活路とは?

  (2).古くからあるデータ駆動制御

 

2.データ駆動制御の基本的な考え方

  (1).もっとも素直なデータ駆動制御 (IFT)

    a.IFTって?―時間さえ許せばデータ駆動制御の王者

    b.どんな計算が必要か? ―実験ごとの非線形最適化更新

    c.実験例で確認する

  (2).1回の実験データで可能なデータ駆動制御 (VRFT)

    a.VRFTって? ―一組のデータとフィルタで望みの制御器を得る

    b.VRFTのカラクリ ―なぜデータとフィルタだけで可能なのか?

    c.どんな計算が必要か? ―PIDならフィルタ選定とオフラインの最小二乗法でOK

    d.実験例で確かめてみよう

  (3).1回の実験データだけで可能なデータ駆動制御 (FRIT)

    a.FRITって?―一組のデータで望みの制御器を得る

    b.FRITのカラクリ ―なぜデータだけで可能なのか?

    c.どんな計算が必要か? ―データだけのオフライン最適化でOK

    d.いくつかの実応用事例で効果を見てみよう ―いろんな分野で手軽なFRIT.

    e.FRITとVRFTの違いについて ―似て非なり.実は大きく違う二つの方法

 

3.さまざまな制御系へも容易に応用可能 

  (1).実応用でも多く使われる「あの」制御にも容易に応用可能

    a.カスケード制御 ―モータ制御の定番!

    b.内部モデル制御 ―粗々な内部モデルでも大丈夫!

    c.スミス補償器 ―むだ時間対策ならコレ

    d.二自由度制御 ―安定のままで応答だけをよくしたいとき

    e.気になる逆ブレ対策の話 ―非最小位相系にもバッチリ 

    f.気になる非線形対策の話 ―内部モデル制御ですっきり解決

  (2).現代制御の教科書に出てくる「あの」制御系にも容易に応用可能

    a.状態フィードバック ―倒立振子の安定化で悩んだことありませんか?

    b.オブザーバ付き状態フィードバック ―制御とモデルと仕様の「切っても切れない」関係

 

4.データ駆動予測の基礎とその応用

  (1).その制御器は本当に大丈夫なのか?―データ駆動制御の必要性

  (2).データだけで実験前に応答を予測する

    a.どんなカラクリなのか?

    b.どんな計算が必要か?

    c.本当にできるのか?実験例で確かめてみよう.

  (3).二自由度系特有のデータ駆動予測

    a.どんなカラクリなのか?…二自由度系特有の簡単なカラクリ

    b.予測から生まれた新しいデータ駆動制御法―ERIT

  (4).データ駆動予測の新たな展開

    a.1回の実験で可能なIFTへ

    b.目標応答はどうやって決めるのか?―データ駆動予測とデータ駆動制御による新しいアプローチ

キーワード データ駆動制御 FRIT IFT VRFT PID フィルタ 制御器 チューニング 最適化 フィードバック制御 データ駆動予測 目標応答
タグ 制御
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
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