PMモータの制御系設計:高効率・高出力駆動、位置センサレス制御を実現する実装ポイント<オンラインセミナー>
~ 永久磁石同期モータ(PMモータ)の構造・特徴、インバータの特徴を踏まえたベクトル制御系の高性能化、中・高速域および停止・低速域向けの位置センサレス制御のポイント ~
・位置センサレス制御技術とインバータを考慮した補償法を修得し、モータの高効率制御や低コスト化へ応用するための講座
・ベクトル制御の基礎、電流指令値生成、位置センサレス制御の実装方法を修得し、高効率化と低コスト化を実現するモータ制御に応用しよう!
オンラインセミナーの詳細はこちら:
・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
講師の言葉
永久磁石同期モータ(PMモータ)は民生用途や産業用途を始め、さらには交通輸送用途に至るまで様々な分野で利用されています。省エネルギー化はもちろんのこと、移動体においては動力源の小形化・軽量化にも寄与するといった観点からも注目されており、今後益々の発展が期待されています。ただし、永久磁石同期モータはインバータを用いて電圧を操作し、電流を制御しなければ動かすこともままならないといった制御的な難しさがあります。
そこで、本セミナーではまず、永久磁石同期モータを駆動するために必要なベクトル制御について、学術的なバックグラウンドから説明します。次に、永久磁石同期モータを高効率に制御するために必要な考え方や電流指令値の生成方法、システムの低コスト化に向けた位置センサレス制御の考え方と実装方法について説明します。ノウハウとして引き継げるよう、学術的な理論展開から、実装すべき部分に至るまで、なるべく詳細に解説します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年08月06日(水) 10:30 ~ 17:30
|
開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 |
・永久磁石同期モータのベクトル制御系全般および位置センサレス制御を習得したい技術者
・自動車、家電、航空、船舶、電気・電子その他関連企業の方 |
予備知識 |
・電気回路・自動制御・パワーエレクトロニクスの基礎知識があると、より理解が進みます |
修得知識 |
・永久磁石同期モータのベクトル制御について理解できる
・高効率、高出力駆動を実現する電流指令値生成について理解できる
・位置センサレス制御による駆動方法を理解できる |
プログラム |
1. 永久磁石同期モータのベクトル制御
(1).永久磁石同期モータの特徴
(2).ベクトル制御系の全体構成
(3).交流モータの制御を容易にする座標変換
a.三相電圧をベクトルとして取り扱う
b.回転座標系の導入
(4).永久磁石同期モータの数学モデル
(5).数学モデルに基づく電流制御器の設計
a.制御系設計に用いるための式変形
b.PMSMのブロック線図
c.非干渉化制御
d.制御出力を目標値に追従させる
2.高効率駆動、高出力駆動の実現
(1).インバータの出力可能電圧と電圧利用率の改善ポイント
(2).電圧利用率の改善とリミット処理
a.リミッタが含まれることによる弊害
b.ワインドアップ現象への対策
(3).電流指令値の生成(最大トルク/電流制御、弱め磁束制御)
a.PMSMの出力トルク
b.電圧方程式に基づく電流指令値生成法
(4).フィードバック型弱め磁束制御
3.位置センサレス制御と実装のポイント
(1).位置センサレス制御の難しさ
a.位置センサレス制御適用例
b.位置センサレスベクトル制御の使い分け
c.固定座標系と推定回転座標系
(2).中・高速域向けの位置センサレス制御
a.拡張誘起電圧モデルの導出
b.拡張誘起電圧を推定するオブザーバの設計
c.PLLを用いた位置・速度推定器の設計
d.パラメータ変動時の特徴と対策例
e.拡張誘起電圧に基づく位置センサレス制御のプログラム例
(3).停止・低速域向けの位置センサレス制御
a.高周波正弦波電圧重畳法に基づく位置推定原理
b.PLLを用いた位置・速度推定器の設計
c.高周波矩形波電圧重畳法とPLLを用いた位置・速度推定器の設計
d.始動時の課題と始動法
e.高周波電圧重畳に基づく位置センサレス制御のプログラム例
|
キーワード |
永久磁石同期モータ ベクトル制御 座標変換 電流制御 インバータ 電圧利用率 デッドタイム 最大トルク/電流制御 弱め磁束制御 位置センサレス制御 拡張誘起電圧モデル 外乱オブザーバ PLL 高周波信号重畳法 正弦波電圧重畳法 矩形波電圧重畳法 PMSM |
タグ |
モータ、電源・インバータ・コンバータ |
受講料 |
一般 (1名):51,700円(税込)
同時複数申込の場合(1名):46,200円(税込)
|
会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
|