歯車の設計およびギヤノイズ低減・強度向上技術とそのポイント 【弊社研修室】

~ ギヤノイズ発生メカニズムとギヤノイズ低減技術、歯元曲げ強度およびピッチング強度向上策、損傷現象の対策技術 ~

・講師の現場経験から得られた歯車装置設計から製造、トラブル対策技術までを修得し、高精度で信頼性の高い歯車設計に活かすための講座

・実務経験豊富な講師によるギヤの基礎的な知識、実例を交えたギヤノイズの原因と改善方法、歯車の強度向上策を修得し、製品開発実務に応用するための特別セミナー!

 

講師の言葉

 モータの進歩で、歯切り盤の中にも歯車が一切使用されないケースが出てきました。しかし歯車は回転運動と動力を正確かつ安価に伝達できる機械要素として、今後も広く使用されることは間違いありません。

 また、歯車技術は、設計技術、製造技術、材料熱処理技術など機械工学全般です。また古い歴史はあるものの日々新たな研究課題が生まれていますので、皆さんが生涯に渡って楽しく取り組むテーマとして絶好なものであると確信します。

 今回のセミナーにおいて、皆さんが、そのきっかけを掴んでいただけるならば、それに勝る喜びはありません。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年09月08日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・歯車に携わる設計、生産技術、製造、品質管理部門の方
・初学者の方でも分かり易く説明します

予備知識 ・歯車設計の基礎知識があればより理解が深まります
・身の回りで困っている問題、疑問に思っていることなどがありましたら調べて来て下さい
・当日ご質問頂ければアドバイスをさせて頂きます

修得知識 歯車技術全般、特にギヤノイズ対策、ギヤ強度向上技術
プログラム

1.歯車の基礎とメカニズム

  (1).かみ合いの基礎条件とカミュの定理

  (2).歯形の歴史とインボリュート歯形採用の理由

  (3).インボリュート歯車の設計ポイント

    a.転位係数による切下げ防止と強度のバランス法

  (4).インボリュート歯車のかみ合いメカニズムとかみ合い率

    a.切下げがある場合のかみ合い率計算

    b.かみ合い率と同時接触線の関係

 

2.ギヤノイズ低減の方策

  (1).ギヤノイズ発生メカニズム

    a.歯車の伝達誤差からギヤ音発生までの経路

    b.歯面誤差から伝達誤差算出の手法と分析法

      ・歯研ギヤが問題になる理由

    c.伝達誤差から振動への変換メカニズム

  (2).歯車におけるギヤノイズ改善

    a.かみ合い率と歯形誤差形状の影響解析

      ・整数かみ合い率のメリット

    b.歯数増大設計における落とし穴

    c.三次元歯面修正の導入

      ・バイアス(ツイスト)修正の効果

      ・量産ラインのロバスト性を目指す歯面修正法

    d.仕上げ加工法導入による歯面精度向上

      ・歯研、内歯ホーニングの課題

    e.トヨタにおける歯面修正の取組み

    f.ゴーストノイズ発生メカニズム解明と対策

    g.ポンプ駆動ギヤにおける「ヒュー音」対策

    h.バックラッシュの影響解析事例

    i.最新の歯面形状評価方法

  (3).振動系における改善

    a.振動モデル解析による改善

      ・二軸の振動コンプライアンスに着目した対策

    b.歯車箱の剛性設計

      ・箱基本形状とリブ配置のポイント

    c.パワプラント構造における共振対策

    d.ベアリング構造の影響解析と対策事例

    e.音響強度測定によるボデーパネル剛性改善

 

3.歯車の強度向上策

  (1).歯車の強度設計法

    a.変動荷重に対する強度目標設定法

    b.歯車の各種強度計算法と規格

  (2).歯元曲げ強度の向上策

    a.歯車諸言による強化

    b.材料、表面処理による対策

      ・材料強度を決める基本要因と改善のポイント

  (3).ピッチング強度の向上策

    a.歯車諸元による改善

    b.材料・熱処理による改善

      ・窒化処理による表面硬度軟化対策

    c.バレル仕上げによる改善

  (4).他の損傷現象の対策

    a.トロコイド干渉に関する最近の研究と対策事例

    b.スカッフィング強度に対する歯面仕上げ加工法の影響解明

キーワード 歯車 インボリュート歯車 歯車設計 ギヤノイズ ゴーストノイズ 歯形誤差形状 歯面修正 共振対策 バックラッシュ 歯車強度設計 振動モデル解析 ピッチング強度 表面硬度軟化 トロコイド干渉 スカッフィング強度
タグ カム品質管理機械機械要素自動車・輸送機車載機器・部品振動・騒音歯車
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日