摩擦・摩耗のメカニズムと機械の低摩擦化技術への応用 <オンラインセミナー>

~ 摩耗の分類とメカニズム、すべり軸受の摩擦メカニズム、テクスチャリング、薄膜固体潤滑による摩擦の低減技術 ~

・摩擦・摩耗のメカニズムを基礎から学び、機械の低摩擦・耐摩耗の対策に応用するための講座
・固体潤滑やテクスチャリングによる摩擦の低減技術を修得し、機械の性能向上、長寿命化、騒音低減に活かそう!

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講師の言葉

 近年、プラズマなどの利用が容易になり薄膜による表面改質が行われ、摩擦摩耗の制御が行われている。材料の付与加工であり、あらさを含めて幅広く材料設計を行うことが可能である。しかし、摩擦・摩耗特性は複雑であり、期待する特性を得ることは容易ではない。これは、 摩擦や摩耗が表面の微小突起の変形と破壊に依存する事に起因する。この摩擦摩耗現象は、材料の極表面とバルクの機械的・化学的特性、表面あらさや摩擦係数の差異に基づく接触応力に依存し、初期のそれらの値は摩擦と共に変化する。このため同じ破壊現象でありながら、摩耗はバルク材の塑性変形や破壊とは異なる。このような特異性のために、摩擦・摩耗の設計指針は特異である。
 講義では、摩擦・摩耗理論の基礎から機械の摩擦低減のための固体潤滑とコーティング技術について、最近提案されている理論まで、実用を踏まえながら平易に解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年09月11日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・機械、輸送機、自動車ほか関連企業の技術者
・摩擦や摩耗関連の問題を抱えているユーザの方々
・摩擦・摩耗・潤滑技術に新たに携わる技術者で、トライボロジーの基礎から学びたい方
予備知識 ・材料力学や材料強度の知識を有していると理解しやすい
修得知識 ・摩擦摩耗のメカニズムの考え方が習得できます
・実際の機械の運用で起きているトライボロジー現象の理解が得られます
・低摩擦・耐摩耗のための対策指針が得られます
プログラム

1.摩擦と摩耗を扱う工学分野(トライボロジー)
  (1).表面の特殊性とバルクとの差異
  (2).固体摩擦のメカニズム
    a.凹凸説
    b.凝着説
    c.掘り起こし説
  (3).摩耗の分類とメカニズム
    a.アブレシブ摩耗
    b.凝着摩耗
    c.疲労摩耗
    d.腐食摩耗

2.すべり軸受の摩擦メカニズム
  (1).ストライベック線図と潤滑モード
  (2).境界潤滑における摩擦メカニズム
  (3).流体潤滑における摩擦メカニズム
  (4).混合潤滑における摩擦メカニズム

3.流体潤滑領域におけるテクスチャリングによる摩擦の低減
  (1).動圧発生メカニズム
  (2).潤滑液の保持メカニズム
  (3).摩耗粒子の排出メカニズム

4.境界潤滑領域における薄膜固体潤滑による摩擦の低減
  (1).固体潤滑メカニズム
    a.薄膜潤滑理論
    b.超潤滑理論
  (2).超低摩擦現象
    a.ダイヤモンド 
    b.ダイヤモンドライクカーボン 
    c.窒化炭素

キーワード 摩擦 摩耗 トライボロジー バルク 固体摩擦 アブレシブ摩耗 凝着摩耗 疲労摩耗 腐食摩耗 すべり軸受 境界潤滑 流体潤滑 混合潤滑 テクスチャリング 薄膜固体潤滑 ダイヤモンドライクカーボン 窒化炭素
タグ トライボロジー表面処理・めっき機械機械要素軸受け
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日