ワイブル解析の問題を克服し、さらに信頼性を向上させた「非線形回帰分析による信頼性データ解析」と正確な寿命予測のポイント <オンラインセミナー>
~ ワイブル解析の間違った使い方、ワイブル回帰分析と劣化や破壊の正確なデータ解析、加速試験のデータ解析、非線形回帰モデル、正確な寿命予測モデルと活用のポイント ~
・従来よりも正確でグローバルに使われている信頼性データ分析手法の活用法を修得し、信頼性・安全性に関わるトラブルの未然防止に活かすための講座
・ワイブル解析だけに頼らない正しい寿命データの予測法や少ない故障データによる市場故障数の予測法を修得し、製品の信頼性向上に活かそう!
・非線形回帰分析による信頼性試験データ分析は、従来のワイブル解析と比較して、「より高精度な寿命予測が可能」、「サンプルサイズの影響を受けにくい」「複数の影響因子があるような複雑な故障メカニズムをより正確にモデル化できる」「少ないサンプル数で効率的な信頼性評価が可能(コストと時間)の効率化」という特長があります。
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講師の言葉
信頼性工学は、元々は頻発する故障の解析からスタートしています。近年の高信頼性の電子部品や製品の統計的検査法や寿命予測では、従来の統計手法では役に立たないばかりか、間違いを犯す危険性すら出てきています。また、高いコストを掛けても故障やトラブルがゼロになるわけではありません。これらのトラブルをなくすために設計段階からFMEAや製品の信頼性試験などを用いて不良ゼロを目指した活動がなされていますが、故障が起きることも前提とした危機管理は蔑ろにされがちです。我国ではワイブル確率紙を使った昔ながらのデータ解析法が、各セミナーで幅を利かせています。しかし、それでは精度点の悪い点推定しかできません。危機管理では推定精度の評価が必要になります。
本セミナーでは比較的最近の統計手法である、非線形回帰分析を使った信頼性試験データの解析方法を紹介します。また、勘違いの多い、統計的推定と検定の違い、正確な寿命予測の方法を紹介します。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2025年08月05日(火) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、品質・生産管理・ コスト・安全 |
受講対象者 |
・開発・研究・製造・品質管理・検査などの業務に携わる技術者の方
・信頼性分野でのデータサイエンティストを目指す方
・信頼性データの解析に興味のある方 |
予備知識 |
・統計の基礎知識 |
修得知識 |
・信頼性工学の基礎知識
・寿命分布の基礎を学びデータ解析戦略に生かす
・寿命分布の基礎と利活用の注意点
・競合モデル・混合モデル・複合モデルの理解
・便利な確率紙・累積ハザード紙の限界とやってはいけないこと
・加速の考え方と市場寿命予測 |
プログラム |
1.信頼性活動における寿命データの取り扱い
(1).信頼性の基礎
(2).寿命の取り扱い
(3).寿命分布
(4).極値分布
2.一変量の分布:伝統的なワイブル解析と問題点
(1).バスタブ曲線
(2).伝統的なワイブル解析
(3).収集の場の違いを考慮したデータ解析
<従来のワイブル解析の問題点>
・累積ハザード紙の解析は推定精度が悪い
・複数の競合要因となる場合に複合モデルで解析している誤りがある
・アレニウスプロットで得られた回帰直線(たった3点)を信じて良いか
・寿命分布はワイブル分布に従っているのか、もっと良い分布があるかを客観的に判断できない
・得られた実環境の予測は偏ったものかもしれず、また信頼区間を算出できていない
3.寿命の二変量の関係
(1).統計的な回帰関係の基礎
(2).信頼性で扱う回帰モデル
(3).データ解析の手順
4.加速試験のデータ解析
(1).伝統的な加速モデルの解析
(2).ワイブル回帰等を使った正確なデータ解析
(3).アレニウスモデルを評価する統計的検定
5.劣化や破壊の正確なデータ解析
(1).伝統的な劣化の解析
(2).劣化経路を考慮した正確なデータ解析
(3).非線形な劣化経路と機械学習への橋渡し
6.非線形回帰分析による信頼性試験データ解析とその応用
:正確な寿命予測モデルと活用のポイント
(1).再生モデルと傾向分析
(2).信頼性成長モデル
(3).様々な非線形回帰モデルの紹介
(4).非線形回帰モデルの活用のポイント
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キーワード |
信頼度 信頼水準 故障率 累積故障確率 ワイブル解析 ワイブル回帰 劣化経路 再生モデル 信頼性成長
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タグ |
寿命予測、信頼性試験・故障解析、品質管理、未然防止 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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