ねじ締結体の基礎と疲労破損・ゆるみ防止技術および締結信頼性向上とそのポイント 【弊社研修室】

~ ねじユーザから見たねじ技術の基礎と課題、ねじの規格、ねじ・ボルト締結技術、締結信頼性向上、疲労破損と遅れ破壊の防止法、ゆるみ防止法、ねじの耐久信頼性評価法、ねじ締結体設計と設計時のポイントと事例 ~

・講師の豊富な実務経験によるねじの強度評価技術、ゆるみ寿命推定法とそのポイントを実践的に学び、ゆるみ、破損防止技術に活かすための修得講座!

・ゆるみの発生のメカニズム、ねじの強度評価技術・ゆるみ寿命推定法を修得し、締結部・接合部の事故の未然防止やトラブル防止・信頼性向上技術の実務に活かそう!

講師の言葉

 本講座では、建設機械・産業機械でのねじ締結体設計、 トラブル対策に関する豊富な経験から集大成したねじ締結基礎技術およびねじユーザの立場に立ったねじ締結の課題について解説を行います。
 ねじ・ボルトは自動車、鉄道車両・設備機器、電気機器、一般機械、航空機、プラント、インフラ構造物をはじめ、多くの製品で使用され重要な役割を果たしています。ねじは紀元前6~4世紀には揚水技術や生活の小道具に使用されはじめ、螺旋やねじ原理への学問的な追究が始まっていました。このように、ねじは長い歴史を持った機械要素であるにもかかわらず、今日でも締付け不足、ゆるみ、強度不足など、ねじトラブルに起因した重大事故が後を絶ちません。
 
 ・なぜ、たった1本のねじの破損、ゆるみ事故が重大事故を引き起こすのか?
 ・なぜ、ねじは高い締付力が必要なのか?
 ・ねじの破損寿命・ゆるみ寿命はどのように予測するのか?

 講義では、以上のような疑問・課題の解決に向けねじ締結の基礎技術を解説するとともに、実務で即活用いただける、ねじの強度評価技術(疲労寿命推定法)、ゆるみ寿命推定法などについて解説します。また、ねじに関する参考図書・資料・テストピースの紹介など製品開発を通した講師の実務経験を踏まえた講義と演習問題を通して問題解決力・実践力を身につけていただくことにも主眼に置いています。

セミナー詳細

開催日時
  • 2025年01月17日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車や機械、鉄道、電気機器、石油化学、プラント、航空機関連企業において設計・研究開発・試験部門・生産技術・品質管理・技術・営業・教育などの部門に所属されている方
・ねじメーカの営業・設計・生産技術・品質管理部門などの方
予備知識 ・高校卒業程度の数学および力学(物理)
・材料力学、金属材料の初歩的知識があれば理解が深まります
修得知識 ・ねじ・ボルト全般に関する基礎技術
・ねじ・ボルトに関する規格の体系
・ねじ・ボルトの適正な締結技術
・ねじ・ボルトのゆるみ、破損防止技術
・ねじ・ボルトに関する実験技術、実験方法
・ねじの締結体設計の基礎知識
プログラム

1.ねじユーザから見たねじ技術の基礎と課題

  (1).ねじ技術の起源と変遷

  (2).ねじのトラブル・事故

  (3).ねじの不具合現象

  (4).ねじ技術の課題

 

2.ねじの規格

  (1).ねじ規格の生い立ち

  (2).基本規格・関連規格

 

3.ねじ部品の種類と使い方

  (1).ねじ部品の種類

  (2).ねじの製造(転造と熱処理)

  (3).機械的性質(降伏点、伸び等)、材料・材質、熱処理

  (4).表面処理、メッキ

 

4.ねじの破損、静的強度技術

  (1).静的強度(引張強度、延性破壊など)

  (2).ねじ山のせん断破壊と限界かみあい長さ

 

5.ねじに加わる外力と内力の関係、内力係数、ねじに加わる負荷の解析法

  (1).ねじ締結体の加わる外力とボルトに発生する内力の関係

  (2).内力係数(内外力比)

  (3).負荷の測定法・解析法

 

6.疲労破損と遅れ破壊の防止技術

  (1).ねじの疲労強度の概要

  (2).疲労寿命推定法(疲労限度設計、有限寿命設計)

  (3).遅れ破壊(脆性破壊)

 

7.ねじの締付けの基本技術

  (1).ねじの力学(トルク法の原理)

  (2).締付け管理の方法

  (3).トルク法および締付けトルク基準の作成法

  (4).締付け用具

  (5).締付け試験

 

8.塑性域締付けによる締結信頼性向上法

  (1).塑性域締結法の安全性・信頼性と優位性

  (2).回転角法

  (3).トルク勾配法

 

9.ねじのゆるみとゆるみ防止法

  (1).ゆるみのメカニズムとゆるみ防止技術

  (2).ゆるみ止め部品の種類

  (3).ゆるみ試験とゆるみ止め部品の評価

  (4).ゆるみ寿命推定法および残存軸力推定法

 

10.ねじ締結体設計と設計時の留意事項

  (1).基本的な締結技術と設計のポイント

  (2).設計事例

 

キーワード ねじの不具合現象 ねじの規格 ねじの静的強度 ねじ山のせん断破壊 ねじのゆるみ防止 塑性域締付け ねじ締結体設計 疲労寿命推定法 ゆるみ寿命推定法 ボルト 破損防止技術 疲労破損 遅れ破壊 強度評価技術 
タグ 精密機器・情報機器金属加工金属材料トライボロジーねじ熱処理疲労機械機械要素強度設計工作機自動車・輸送機車載機器・部品設備電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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