溶接技術の基礎と割れ・変形の原因と対策のポイント 【弊社研修室】

~ 鉄鋼材料と溶接性の関係、溶接技術の基礎、炭素鋼の溶接特性、ステンレス鋼の溶接、溶接による割れ・変形・欠陥の原因と対策、非破壊試験法 ~

・溶接技術の基礎から修得し、溶接条件の最適化による欠陥未然防止に活かすための講座!

・溶接品質にも影響する鉄鋼材料の基礎から、溶接技術、溶接施工のポイント、割れや変形・欠陥対策を修得し、接合部の設計や溶接トラブル防止に活かそう!

講師の言葉

 鉄鋼材料は機械、自動車などに使用され、私たちの生活に欠かせないものになっています。機械や自動車を設計するとき材料を選択しますが、機械や自動車の性能を設計通りに発揮させたり、製造に問題が生じないようにする必要があります。 そのためには、 鉄鋼材料と接合方法について理解する必要があります。 接合方法としてリベットやボルトなどの他に溶接が用いられます。溶接はリベットやボルトによる接合に比べ、部品が高温に加熱されるため、被熱による影響を考慮する必要があります。

 本講座では、主な鉄鋼材料の成分、組織と機械的性質の特徴、溶接の概要、溶接方法の解説により、 鉄鋼材料の基礎知識、溶接の基礎を学んでいただいた後、溶接による割れなどの不具合とその対策について解説いたします。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年11月25日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・鉄鋼材料を中心とした溶接技術について基礎から学びたい技術者の方
・機械、自動車、輸送機、設備、構造物ほか関連企業の技術者の方
・設計、製造、加工、品質管理に携わる方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・鉄鋼材料の基礎知識
・鉄鋼材料の溶接方法
・異種材料同士の溶接方法
・溶接による変形防止方法
プログラム

1.鉄鋼材料と溶接性の関係:成分、組織、機械的性質、用途

  (1).一般構造用圧延材(SS400)

  (2).溶接構造用圧延鋼材(SM400C)

  (3).建設構造用圧延鋼材(SN400C)

  (4).機械構造用炭素鋼(S45C)

  (5).ステンレス鋼鋼材(SUS304、SUS430、SUS410)

  (6).炭素鋼鋳鋼品(SC450)

  (7).ねずみ鋳鉄(FC200)

  (8).球状黒鉛鋳鉄(FCD450)

  (9).成分、組織、機械的性質と溶接性の関係

    a.溶接性の定義

    b.機械的性質、組織、成分と溶接割れの関係

    c.鋳鉄の溶接が難しい理由

 

2.JISについて押さえておくべきこと

  (1).製品分析の許容変動値

  (2).熱処理規定

  (3).鋼材の検査通則

 

3.溶接技術の基礎

  (1).溶接の概要

  (2).溶接の分類

  (3).接合方法によるメリットとデメリット

  (4).溶接の接合メカニズム

  (5).アーク溶接の種類

  (6).アークとは

  (7).非消耗電極式と消耗電極式アーク溶接

  (8).代表的な溶接法

  (9).溶接用語

 

4.溶接施工のポイント

  (1).前進溶接、後進溶接

  (2).予熱、後熱、パス間温度の効果

  (3).開先形状と溶接施工性の関係

  (4).突合わせ継手における開先形状

  (5).溶接金属のガス吸収の影響

  (6).溶接金属のガスの吸収を防ぐ方法

 

5.炭素鋼の溶接

  (1).溶接入熱と熱影響部の硬さの関係

  (2).溶接部の硬さについて

  (3).溶接部の断面硬さ分布

  (4).炭素鋼熱影響部の溶接過程における温度変化

  (5).炭素鋼の溶接熱影響部の組織

  (6).炭素鋼の溶接熱影響部の最高硬さと予熱・パス間温度の関係

  (7).溶接用連続冷却変態図

 

6.ステンレス鋼の溶接

  (1).ステンレス鋼の化学組成と物理的性質

  (2).オーステナイト系ステンレス鋼の溶接

  (3).フェライト系ステンレス鋼の溶接

  (4).マルテンサイト系ステンレス鋼の溶接

  (5).二相ステンレス鋼の溶接

  (6).溶接材料の選択

  (7).ステンレス鋼の溶接時の予熱・後熱

  (8).溶接金属の組織の推定方法

  (9).異材接手の溶接

 

7.溶接による割れの原因と対策

  (1).溶接による高温割れと原因

  (2).溶接による高温割れ対策

  (3).溶接による低温割れと原因

  (4).溶接による低温割れ対策

 

8.溶接による変形・欠陥の原因と対策

  (1).溶接による変形

  (2).溶接による変形の原因

  (3).溶接による変形の対策

  (4).溶接による欠陥

  (5).溶接による欠陥の原因と対策

 

9.溶接部の非破壊試験方法

  (1).磁粉探傷試験

  (2).浸透探傷試験

  (3).放射線透過試験

  (4).超音波探傷試験

  (5).溶接部の気密試験

キーワード 鉄鋼材料 アーク溶接 突合わせ継手 炭素鋼熱影響部 ステンレス鋼 異材接手 高温割れ 低温割れ 変形 非破壊試験
タグ 溶接・接合
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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