シール(密封)技術の基礎と漏れの原因およびその対策技術 【弊社研修室】

~ シールの基礎、シールの選定方法:Oリング・オイルシール・パッキン・ガスケット、ゴム材料の特徴と選定法、要求される特性、漏れ要因とその対策技術 ~

・Oリングやガスケット、オイルシールを中心にシール技術を体系的に修得し、機械設計、生産技術、メンテナンスの実務に活かすための講座!

・シールやゴム材料の特徴、要求される特性を満たす適切な選定方法や漏れ要因と対策のポイントを修得し、確実な漏れ防止技術に活かそう!

講師の言葉

 Oリングやガスケット、オイルシールといったシール部品は機械を構成する重要な機械要素部品のひとつです。理論重視の文献的なシール技術ではなく、機械設計技術者や生産技術、メンテナンスを行う現場従事者が現場で使える実用的なシール技術の基礎となるOリングやガスケット、オイルシールを中心にシール全般について解説する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2024年11月15日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・シールについて基礎から体系的に知識を得たい方
・機械、自動車、医療機器、構造物、プラント、食品製造、配管、ポンプ、航空宇宙などに携わる関連企業の方
・ゴム材料、シール材料を扱う企業の方
予備知識 ・エンジニアの方であれば、特に必要ありません
修得知識 ・シールの種類とシールの理論
・シールの特徴と選定基準
・ゴム材料のシールに要求される特性
・シール装置のトラブル対策
プログラム

1.シールの基礎

  (1).シールの定義

    a.JIS規格の定義

    b.シールの種類

    c.シール形状例

  (2).シールの分類(用途別)

    a.運動用シール

    b.固定用シール

  (3).シールの理論(Oリングの場合)

    a.密封(シール)理論

    b.硬度データ

    c.つぶししろとつぶし率

  (4).シールの規格

    a.国内の規格

    b.国外の規格

 

2.シールの特徴と機能

  (1).密封する対象

    a.グリス

    b.エア

    c.液体

  (2).固定用と運動用

    a.固定

    b.回転

    c.直動(往復動)

  (3).使用圧力

    a.高圧

    b.負圧

  (4).使用温度(材質の決定)

    a.高温

    b.低温

 

3.代表的なシールの選定方法(選定基準)

  (1).Oリング(スクイズパッキン)

    a.Oリングの特徴と種類

    b.Oリングの活用

    c.高圧による使用

    d.Oリング溝の設計

  (2).オイルシール

    a.オイルシールの構造と機能

    b.オイルシールの各部名称

    c.オイルシールの選び方

    d.オイルシールの性能

    e.周速の検討

  (3).ロッド・ピストンパッキン

    a.往復動用パッキンの種類と形状

    b.パッキンの構成と組合せ

    c.設計・工作上のポイント

    d.使用上の注意点

  (4).ガスケット

    a.ガスケットの分類

    b.ガスケットの種類

    c.ガスケットの一般特性

    d.ガスケット材料

    e.ガスケットに要求される性能

 

4.シールに使用されるゴムの特徴と選定法

  (1).ニトリルゴム(NBR)

    a.使用場所

    b.特徴と欠点

  (2).水素化ニトリルゴム(HNBR)

    a.使用場所

    b.特徴と欠点

  (3).フッ素ゴム(FKM)

    a.使用場所

    b.特徴と欠点

  (4).シリコンゴム(VMQ)

    a.使用場所

    b.特徴と欠点

  (5).クロロプレンゴム(CR)

    a.使用場所

    b.特徴と欠点

  (6).エチレンプロピレンゴム(EPDM)

    a.使用場所

    b.特徴と欠点

 

5.ゴム材料のシールに要求される特性

  (1).硬さ

    a.シールの硬度

    b.はみだし限界値

  (2).引張強さと伸び

    a.材質規格

    b.材質評価試験

  (3).圧縮永久ひずみ

    a.圧縮期間(日)- 圧縮永久ひずみ(%)

    b.圧縮永久ひずみ(%)の測定方法

    c.熱処理時間 (Hr) - 圧縮永久ひずみ (%)

  (4).耐油性・耐薬品性

    a.薬品等の種類と適合比較

    b.浸漬前後の物質変化

    c.浸漬試験結果のゴム特性の判断基準

  (5).耐熱性

    a.耐油性 - 耐熱性から見る堆積変化率(%)

    b.耐熱限界温度(℃)

    c.引張強さ - 老化日数

  (6).耐寒性

    a.低温弾性回復(TR)試験

    b.ゴム材質のTR曲線

    c.流体が液体の場合

    d.流体が気体の場合

 

6.代表的なシール製品の漏れ要因と対策

  (1).Oリングの漏れ要因と対策

    a.往復動用Oリングの漏れ要因と対策

    b.固定用Oリングの漏れ要因と対策

  (2).オイルシールの漏れ要因と対策

    a.オイルシールからの漏れ発生箇所の漏れ要因

    b.シールリップ部の漏れ原因(過大摩耗・編摩耗・硬化)と対策

  (3).ロッド・シリンダパッキン(往復動用リップパッキン)の漏れ原因と対策

    a.パッキン異常なしでの漏れ原因と対策

    b.パッキン異常での漏れ原因と対策

 

7.質疑応答

キーワード パッキン オイルシール Oリング 圧縮永久ひずみ シールの硬度 使用圧力 使用温度 シール形状 JIS規格
タグ シール・ガスケット機械要素
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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