~ 腐食のメカニズムと効果的な防食技術、炭素鋼・めっき鋼板・ステンレス鋼・塗装鋼板・銅合金・アルミニウム合金の防食技術と実例 ~
・製品開発から製造技術現場に応用できる防食技術のポイントまでを修得し、製品の信頼性確保に応用するための講座
・腐食のメカニズムと効果的な防食技術のポイントを修得し、現場における腐食問題解決や耐食性向上に活かそう!
*本講座は、弊社研修室で行う対面講座です
~ 腐食のメカニズムと効果的な防食技術、炭素鋼・めっき鋼板・ステンレス鋼・塗装鋼板・銅合金・アルミニウム合金の防食技術と実例 ~
・製品開発から製造技術現場に応用できる防食技術のポイントまでを修得し、製品の信頼性確保に応用するための講座
・腐食のメカニズムと効果的な防食技術のポイントを修得し、現場における腐食問題解決や耐食性向上に活かそう!
*本講座は、弊社研修室で行う対面講座です
産業製品の開発から製造の現場では、金属材料を製品に利用する場合に、経済性・加工性・耐食性・意匠性など多方面からの検討が必要です。その中で、金属の防食技術を学び製品を錆から守ることは、安全・安心・快適に製品を使用して行くうえで、必然的な使命で、持続可能な社会を形成するために重要なことです。
そこで、本講義では、まず金属の防食技術の基礎、メカニズムと効果的な防食技術のあり方をわかり易く講義します。そして、金属として炭素鋼・めっき鋼板・ステンレス鋼・塗装鋼板・銅合金・アルミニウム合金を取上げ、それらの基礎と実際の解析、研究事例に基づいた防食技術について解説します。特に、ステンレス鋼の耐食性研究事例、塗装鋼板の耐食性を交流インピーダンスにて評価した事例、銅合金の蟻の巣状腐食研究事例は、講演者の研究業務の中の3大研究実績であり、関係する研究者や技術者にとって有益な情報になると考えます。なお、途中の午後1番の60分間は、リフレッシュとして、防食技術に関する練習問題並びに受講者向け練習問題、鉄鋼生産の魅力について話します。本講義では、主に製品開発から製造技術現場に応用できる防食技術を知る機会となります。また、材料開発・選定を行う際のヒントを得ることとなるでしょう。
開催日時 |
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開催場所 | 日本テクノセンター研修室 |
カテゴリー | 加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・金属の防食技術を学ぼうとする研究開発・設計・品質保証・製造技術部門の技術者の方 ・腐食損傷で困っている方 ・自動車、家電、機械・構造物、プラント、電気・電子、船舶、航空、その他関連企業の方 |
予備知識 |
・高校以上の化学の知識があれば望ましいです ・イオン化傾向や電池の考え方は腐食防食工学の基礎的事項の一つです。また、腐食防食についての基礎を学んだことがある人はさらに望ましいのですが、初めて受講される方でも問題ありません。初めての方は少し難しい箇所もあるかもしれませんが、腐食防食工学の基礎は必要不可欠な事項です。1日かけて丁寧に教えますので大丈夫です。 |
修得知識 |
・腐食防食法の一般的な知識とその応用に対する考え方。どちらかというと現場対応技術的な知識 ・金属材料の防食技術の一般的な基礎だけでなく、材料の開発評価から生産応用までを通したポイントを得られる ・腐食問題に遭遇した場合の問題解決手法が得られる |
プログラム |
1.金属腐食の基礎
(1).効果的な防食技術とは
(2).腐食形態
(3).腐食の基礎
a.湿食の起る条件
b.イオン化傾向
c.熱力学的な貴卑と耐食性
d.実際の腐食電位例
e.オームの法則
f.電池反応
g.分極曲線の理解
h.交流インピーダンス
(4).腐食試験法
a.浸漬試験
b.電気化学試験、etc.
2.腐食のメカニズム
(1).酸素濃淡腐食
(2).孔食
(3).すきま腐食
(4).脱成分腐食
(5).エロ―ジョン・コロージョン
(6).異種金属接触腐食
(7).コンクリートがかかわる腐食
(8).粒界腐食
3.鉄鋼材料の腐食・防食技術と事例
(1).炭素鋼
a.概論
・炭素鋼と低合金鋼の分類
・使用環境に応じた耐食鋼の事例
b.炭素鋼の腐食と防食の実際
(2).めっき鋼板
a.概論
・亜鉛系めっき鋼板の種類
・亜鉛系めっき鋼板の構造と耐食性
b.表面処理(めっき)鋼板の近年の動向
(3).ステンレス鋼
a.概論
・歴史、分類、不動態皮膜、腐食形態、腐食の特徴
b.耐食性改善のためのステンレス鋼研究事例(合金調整、分極曲線、表面分析)
および実仕様ステンレス鋼の評価事例(SST試験、浸漬試験、隙間腐食)
4.防食技術練習問題と鉄鋼生産の重要性
(1).サイエンスアゴラでのクイズ
(2).防食技術の基礎練習問題(これは受講者向け)
(3).鉄鋼生産の魅力と応用
5.塗装鋼板の防食設計のための耐久性評価事例
(1).耐久性評価の目的・塗料の種類
(2).応力~ひずみ特性
(3).ガス透過性(水蒸気、酸素)
(4).耐食性(屋外暴露試験と浸漬試験)
(5).耐食性(交流インピーダンス)
6.銅合金・アルミニウム合金の腐食・防食技術と事例
(1).概論
・銅合金の歴史、種類、腐食の特徴
・アルミニウムおよびアルミニウム合金の歴史、種類、腐食の特徴
(2).食品関連機器の実験における異種金属(アルミ/銅)接触腐食事例
(3).銅合金の蟻の巣状腐食
7.総合的な質疑応答
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キーワード |
交流インピーダンス 腐食試験法 酸素濃淡腐食 孔食 すきま腐食 脱成分腐食 エロ―ジョン・コロージョン 異種金属接触腐食 粒界腐食 防食設計 |
タグ | 金属、金属材料、腐食・防食 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込) |
会場 |
日本テクノセンター研修室〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)- JR「新宿駅」西口から徒歩10分 - 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分 - 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分 電話番号 : 03-5322-5888 FAX : 03-5322-5666 |
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