モータ制御技術の基礎と制御設計のポイント ~デモ付~ <オンラインセミナー>

~ PMモータとドライブシステムの構成、PMモータ制御の基礎、PMモータ定数の測定技術、制御ゲインの調整と設計法 ~

・一般的なモータ駆動技術から位置センサレス制御や電流センサ削減技術など、実際の製品で不可欠な制御方法を修得し、PMモータの実装に活かすための講座!

・PMモータ制御の基礎、PMモータ定数の測定技術、制御ゲインと設計への活かし方、シミュレーションによる検証方法を修得し、PMモータの性能を引き出し、制御設計に活かそう!

・デモで紹介するMATLAB Simulinkのファイルを差し上げます

講師の言葉

 近年、回転子に永久磁石を用いた永久磁石同期モータ(以下、PMモータ)は様々な機器・分野への適用が進んでいます。PMモータは従来のDCモータや誘導機に比べると小型・高効率であるため製品の省エネ・小型化に有効ですが、そのドライブシステムには電力変換を行うインバータ、複数の信号を検出するセンサ、そしてそれらを制御するマイコンが必要となり駆動するためのハードウェア設計の難易度が上がります。さらにPMモータの性能を引き出すためにはその制御ソフトウェアに組み込まれたパラメータの十分な調整が必要になるなど、単にモータを駆動するまでにも十分な知識が必要となります。

 本講座ではPMモータの制御について、その制御系の基礎知識から始まり実際のマイコンへの実装方法や注意点を解説していきます。特に各種の制御方法については一般的なモータ駆動で必要とされるもの、位置センサなしで駆動可能な位置センサレス制御や電流センサを削減するための技術など実際の製品で不可欠な制御方法について細かく解説していきます。またシミュレーションでPMモータ駆動を検証するための手法についてMATLAB Simukinkを例に説明していきます。

 実際のPMモータ製品の開発を担う若手技術者、これからPMモータの制御を始めてみようという技術者の方々の技術力向上の一助になれば幸いです。

セミナー詳細

開催日時
  • 2023年09月14日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・永久磁石同期モータ、ブラシレスDCモータの制御に携わる方
・PMモータ製品の開発を担う若手技術者、これからPMモータ制御を行う技術者の方々
・自動車、輸送機、ロボット、産業機械、工作機械、他
予備知識 ・古典制御の基礎知識
修得知識 ・PMモータ制御の体系的な理解
・PMモータの制御系を実際にマイコン等に実装する方法
・PMモータの制御を自前のシミュレーション環境にて構築する方法
プログラム

1.PMモータの制御の難しさ

  (1).なぜPMモータの制御は難しいのか

  (2).実用上の問題

 

2.PMモータとドライブシステムの構成

  (1).PMモータとは

  (2).マグネットトルクとリラクタンストルク

  (3).3相座標系とdq軸座標系

  (4).ドライブシステムの構成

  (5).インバータ

  (6).ゲート駆動回路

  (7).マイコン(演算器)

  (8).電圧・電流センサ

  (9).回転位置センサ

 

3.PMモータ制御の基礎

  (1).PMモータの制御構成

  (2).電流制御

  (3).速度制御・位置制御

  (4).位置センサレス制御

  (5).電流センサレス制御

 

4.PMモータ制御の実際

  (1).サンプリング周期による制御系の離散化

  (2).PWM出力・AD変換・ソフト処理のタイミング

 

5.PMモータ定数の測定技術

  (1).検出アルゴリズム

  (2).巻線抵抗、出力電圧誤差の測定

  (3).dq軸インダクタンスの測定

  (4).回転子磁束の測定

  (5).慣性モーメント・負荷トルクの測定

  (6).PMモータ定数同定の評価

 

6.制御ゲインの調整と設計

  (1).制御系のモデル化

  (2).安定性の解析と制御帯域の設計

  (3).線形解析法のメリットとデメリット

 

7.シミュレーションによるPMモータ制御の検証とその方法

  (1).どんなシミュレータを選ぶべきか

     ・MATLAB simulink、PSIM、simpler、LTSPICE、PSPICEなど、目的に応じて選ぶ

  (2).制御・インバータ・モータのモデル化の方法

    a.制御部1:3章の構成を用いて構成する

    a.制御部2:連続系ブロック、離散系ブロックの特徴

    b.インバータ回路で組む、理想三相インバータ、寄生成分の模擬

    c.モータモデル1:dqモデル、三相モデル、空間高調波、磁気飽和の考慮

    c.モータモデル2:JMAGモデル

  (3).シミュレーションと実機のモータ動作の比較

     ・位置制御時の応答比較結果

 

(MATLAB Simulinkによるデモを予定)

キーワード PMモータ ドライブシステム ドライブシステム dqモデル 三相モデル 電流制御 サンプリング周期 PMモータ定数 制御ゲイン ブラシレスDCモータ 永久磁石同期モータ
タグ モータ制御電源・インバータ・コンバータ
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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