金属板材成形技術の基礎と高精度化・高機能化・軽量化への応用　＜オンラインセミナー＞

講師の言葉

　金属板材成形は、パネル部品はもとよりケース類、ハウス類、最近ではより複雑形状部品の作製に用いられており、輸送機器や電機部品を中心に幅広く用いられています。ここでは「金属薄板の成形性」について「高精度化」、「高機能化」および「軽量化」をキーワードに３つの話題を提供します。

　まず、話の基礎知識となる「金属薄板の成形性」の基礎について概説します。その後、「高精度化」については深絞り成形や穴広げ成形などで特に重要となる「異方性弾塑性論」について説明します。「高機能化」については、高剛性・高機能の素材としてエンボス板の可能性について説明した後に、その見かけの力学特性と成形性について実験で得られた結果を示します。最後に「軽量化」のキーとなるマルチマテリアルとし鋼／アルミニウムのレーザ接合材について、強度特性、成形性および耐食性の観点から説明します。

　講義全体としては、板材成形の分野における最近の中心テーマに関する知識を包括的に提供できると考えています。

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