ＲＯＳの基礎とロボットソフトウェア開発のポイント　＜オンラインセミナー＞

講師の言葉

　ロボットソフトウェア開発を概観できるような講義を目指します。特に、ロボットソフトウェア開発のデファクトスタンダードとなっているＲＯＳ（Ｒｏｂｏｔ　Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ　Ｓｙｓｔｅｍ）を題材にして、開発からデバッグまでの一連の流れを理解していただきます。ロボットソフトウェアは、コンピュータ上だけで動作する通常のITシステムとは異なり、現実世界が相手です。モノを持ったり、屋内外を移動したり、そのためにセンシングとアクチュエータが不可欠です。センシングもアクチュエータも通常のＩＴシステムでは起こり得ない異常を含んでおり、ソフトウェア開発を難しくします。そのために、ロボットソフトウェア開発は、トライ＆エラーが必要だったり、先人の知恵が必要だったり、背景となる知識が必要だったりします。したがって、ロボットソフトウェア開発を一人で１から作るのは大変な作業で、その点を解決する術が、ＲＯＳのようなコンポーネント指向という開発スタイルです。ロボットソフトウェアのコンポーネント指向開発の実際に触れながら、みなさんにその入口に立っていただきたい、と考えます。

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