技術伝承におけるAI技術の活用および暗黙知の形式知化・技術技能伝承への活かし方とそのポイント ~演習付~ <オンラインセミナー>

~ 加工工程における高度な判断をAIにより自動化するシステムの実現とそのプロセス、暗黙知を効果的に抽出し形式知化する手法の確立と実践 ~

・熟練技術者の蓄積された高度な技術を継承する手法を学び、自社で実践運用するための講座

・NC工作機械加工における熟練技術者の高度な判断をAIに学習させソフトウェアに組み込む手法を修得し、システム自動化を実現しよう!

・熟練者の匠の技・信念・秀逸さは,磨き上げられた修練の賜物。暗黙知を形式知化する「ファンクショナル・アプローチ」を習得し、ノウハウを若い世代に繋ごう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

(第1部)

 私の研究では、製品の3次元のデジタル情報(CADモデル)のみを入力として、NC工作機械での加工に必要な工具の経路情報の作成を完全に自動で行うシステムを構築しています。CADモデルの形状を解析して、除去すべき領域の情報や各領域の加工に使用する工具の選定、加工条件の決定、加工順序の決定など、従来では熟練の技術者が行っていた高度な判断をソフトウェアに組み込むことで自動化を実現しています。自動化できる加工はシステムに任せて、熟練の技術者はより高付加価値の加工に専念することができると考えています。

 

(第2部)

 私は、人間が長年の経験で培った知識、勘・コツ・知恵を科学的に抽出する手法の研究をしており、暗黙知を引き出すFA法(ファンクショナル・アプローチ暗黙知抽出法)を確立しました。(人工知能学会研究論文発表)技術技能伝承において企業様のお悩みとして多いのは、インタビューに時間をかけたが、引き出したノウハウの質がわるい、若手が行動に移せるノウハウになっていない。FAは、そんな悩みを一挙解決します。一番喜ばれるのは、ノウハウの質、次にノウハウの抽出数です。また業務が多忙な方には、抽出時間を大幅に短縮できることが嬉しい要素となっています。暗黙知抽出では、見えない伝承すべき実体を捉えるのが難しいという問題があります。FAは、目に見えているカタチではなく、機能にアプローチする手法であり、暗黙知を引き出すには、条件に適う性質を持っています。機能で展開することで、熟練者の暗黙知、見えなかった思考プロセスを系統立って形式知化することが可能となります。

 本セミナーでは、暗黙知の引き出し方をわかりやすくご説明します。演習を通じ暗黙知の深堀を学んでいただけます。事例やFA効果もご紹介させていただきます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年12月20日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー品質・生産管理・ コスト・安全
受講対象者 ・暗黙知の引き出し方を習得したい方
・業務の属人化を解消したい方
・熟練者の経験やノウハウを若い世代に継承したい方
・若手技術者の早期育成を検討されている方
・DX推進でのデータ収集に悩みを抱えている方/短時間でノウハウ抽出を望まれている方
予備知識 ・特にございません
修得知識 ・機械加工の完全自動化に関する知識
・ファンクショナル・アプローチを活用した「効果的な暗黙知の引き出し方」
プログラム

(第1部)熟練技術者の技術伝承におけるAIテクノロジーの活用と実践

1.はじめに

(1).社会実装への取り組み

(2).研究コンセプト

 

2.自動化システム実現に向けて

(1).自動者は本当に「自動」車か?

(2).自動運転とは

(3).自動化・自律化の難しさ

(4).エキスパートシステムとAI(機械学習)

 

3.機械加工の完全自動化システム実現に向けて

(1).切削加工の自動化は可能か?

(2).切削加工の自動化の難しさ

(3).多品種少量生産 vs 大量生産

(4).多品種少量生産にとってのNCプログラミング

(5).切削加工業界における深刻な悩み

(6).既存のCAM(Computer Aided Manufacturing)ソフトウェア

 

4.機械加工の完全自動化システムの詳細

(1).3次元CADモデルのデータ形式

(2).3次元CADモデルのデータ形式とSTLデータの特徴

(3).切削加工の自動化のプロセス

(4).切削加工のための加工フィーチャ

(5).外形線モデルによる加工フィーチャの認識

(6).加工工程の自動割付

(7).工具の自動選定/加工条件自動設定

(8).工具経路の生成

 

5.町工場から生まれた製造AI 「ARUMCODE1」

(1).既存のCAMソフトウェアとの比較

(2).実加工検証

(3).市場性

(4).販売・サポート体制 

(5).市場の評価 

 

6.今後の展開

(1).ソフトウェアからのアプローチ

(2).ハードウェアからのアプローチ

(3).ネットワークからのアプローチ

 

(第2部)暗黙知を形式知化する「ファンクショナル・アプローチ暗黙知抽出法」 ~AIの一翼を担うFA~

1.Introduction

(1).【演習】暗黙知診断

 

2.技術技能伝承がなぜ必要か

(1).取り巻く環境

(2).継承が進まない理由

(3).企業のよくある悩み(会社/若手/熟練者/部門間)

(4).【演習】暗黙知を引き出す意義について考える

 

3.暗黙知とは何か

(1).暗黙知と形式知

(2).暗黙知の種類「暗黙知の窓」

 

4.ファンクショナル・アプローチ

(1).ファンクショナル・アプローチとは

(2).ファンクショナル・アプローチ暗黙知抽出法

 

5.暗黙知の形式知化

(1).FA暗黙知抽出法のステップ

(2).FA暗黙知抽出法の道具

 

6.機能に着目

(1).機能とは

(2).5つの機能と機能表現

(3).【演習】ノウハウ継承が必要な業務の機能を考える

(4).暗黙知 左手の法則

(5).【演習】ノウハウの深堀

 

7.仮説を立てる

(1).【事例】仮説を立てる

(2).逆説・ギャップ・ダメ克

(3).【演習】暗黙知を引き出すための仮説を立てる

(4).機能系統図

(5).ノウハウ抽出シートの活用

 

8.暗黙知を引き出す

(1).【演習】ファンクショナル・エンゲージメント

(2).【演習】相手との距離を縮める「ラポール」

(3).機能質問

(4).言語化、マニュアル化

(5).【演習】若手が行動に移すためのノウハウ/形式知化の留意点

 

9.ファンクショナル・アプローチ事例・効果

キーワード 熟練技術者 技能伝承 技術伝承 AI活用 自動化 NC工作機械 プログラミング CAM
3DCAD 暗黙知 形式知 ファンクショナル・アプローチ 抽出法 機能 言語化 マニュアル化
会社 若手 部門間
タグ 分析AI・機械学習コミュニケーション規格・標準技術伝承教育業務改善人材育成問題解決・アイデア発想生産管理説明書・マニュアルセンサ金属加工精密加工・組み立て組み込みソフト位置決め人間工学データ分析機械機械要素ITサービス工作機設計・製図・CAD設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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