リチウムの効率的な分離回収技術とリチウムイオン電池リサイクルへの応用 <オンラインセミナー>

~ リチウム資源の将来需要予測、廃リチウムイオン電池からのリチウム回収技術、イオン伝導体リチウム分離法LiSMICと使用済リチウムイオン電池(LIB)リサイクルへの応用 ~

・低コスト、低環境負荷でリチウム資源を採取・回収する技術を先取りし、需要が急拡大しているEV時代に対応するための講座

・最重要課題となっている枯渇が予想されるリチウム資源の確保とリチウム電池リサイクルを実現するための特別セミナー!

・リチウムのみを選択的に回収可能な世界初の革新的な技術である「イオン伝導体リチウム分離法」について詳解いたします

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

(第一部)

 世界の人口と生活水準向上に伴い、すべての資源の需要が急増大し続けている。社会の拡大と繁栄には、資源の循環利用や、資源の可採埋蔵量を増やす必要がある。これらを実現するには、資源に対する正確な需給見通しによる適切な投資と、低コスト、低環境負荷で資源を採取・回収する技術の確認が必要である。
 本セミナーでは、自動車の電動化用のリチウムイオン電池市場の動向を中心として、将来のリチウム資源の需給見通しをたて、また世界的に積極的に開発が進むリチウム資源の採取・回収技術の現状、および注目される革新的技術を概説する。
 セミナーの聴講を通し、当該分野参入への投資判断や、事業化のパートナー選定などに役立ててほしい。

(第二部)

 2050年におけるCO2の実質ゼロ排出を目指すパリ協定が発効し、各国でCO2削減に向けた方策が取られているが、その中でも大きな比重を占めると考えられるのが、電気自動車(EV)の普及である。EV用のリチウムイオン電池(LIB)の市場は急拡大しており、今後のリチウム資源の需給を試算したところ、我が国は2027~2030年頃にはEVの急速な普及に伴うリチウム需要の急増に対応できず、リチウム資源が枯渇する計算となる。今後、急拡大するEV市場において我が国が国際競争力を維持し続け、CO2削減目標へ必要なEV化率を達成するためには、リチウム資源を確保が最重要課題であり、LIBリサイクルの促進、海外リチウム資源の確保、更には海水リチウム回収手段を確立することが不可欠である。そこで、事業採算製を有する新たなリチウム回収技術として、イオン伝導体をリチウム分離膜とすることに着目し、リチウムのみを選択的に回収可能な世界初の手法として発案した「イオン伝導体リチウム分離法」(Lithium Separation Method by Ionic Conductor、 LiSMIC)を紹介する。

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セミナー詳細

開催日時
  • 2022年09月06日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備化学・環境・異物対策
受講対象者 ・電池および電子材料関連企業の技術者の方
・新たな事業としてリチウム資源の採取・回収分野への参入に興味がある方、あるいは計画している企業の新規事業開拓、マーケティング、あるいは技術・研究開発などの担当者の方
・リチウムイオン電池リサイクルに関する担当者の方
・海外リチウム資源開拓に関する担当者の方
・海水資源開発に関する担当者の方
・セラミックスイオン伝導体開発に関する担当者の方
・リチウム全固体電池材料開発に関する担当者の方
予備知識 ・リチウムイオン電池の基礎知識があると理解しやすい
修得知識 ・リチウム資源埋蔵量の考え方と将来需要
・リチウム資源の現在の供給技術と課題
・リチウム資源の採取・回収技術
・リチウムイオン電池リサイクルにおいて従来法ではコスト的に困難なリチウムの安価・高純度回収法
・海水からのリチウム回収技術
・リチウム全固体電池材料であるイオン伝導体をリチウム分離膜として利用する技術
プログラム

第一部 リチウム資源と採取・回収技術およびリサイクルスキーム

1.リチウムの資源量と埋蔵量
  (1).資源量
  (2).埋蔵量

2.リチウム資源の将来需要予測
  (1).自動車の電動化市場(新欧州規制との関連)
  (2).電力供給システムの変革によるエネルギー貯蔵用新市場
  (3).電力供給システムの変革により一次エネルギー市場の新市場

3.リチウム資源の現在の供給技術と増産への課題
  (1).塩湖からのリチウム採取技術
  (2).鉱山からのリチウム採取技術

4.新たなリチウム資源採取・回収技術
  (1).廃リチウムイオン電池からのリチウム回収技術・リサイクルスキームと各社の開発動向
  (2).海水や塩湖からのリチウム採取技術
  (3).同位体分離したリチウムの供給方法

第二部 リチウムの超高純度・低コスト分離回収技術とリチウムイオン電池リサイクルへの応用

1.イオン伝導体リチウム分離法LiSMIC
  (1).急拡大するリチウムLi需要予測
  (2).LiSMICによるリチウム回収
  (3).LiSMICの進展

2.使用済リチウムイオン電池(LIB)リサイクルへのLiSMICの適用
  (1).使用済LIBリサイクルの現状
  (2).LiSMICによる使用済LIBからのリチウム回収
  (3).研究開発の進展

3.塩湖かん水からのリチウム回収へのLiSMICの適用
  (1).海外におけるリチウム資源開発の現状
  (2).LiSMICによる塩湖かん水からのリチウム回収
  (3).研究開発の進展

4.海水からのリチウム回収へのLiSMICの適用
  (1).海水リチウム回収の現状
  (2).LiSMICによる海水からのリチウム回収
  (3).研究開発の進展

5.核融合炉で必要なリチウム6の分離濃縮へのLiSMICの適用
  (1).核融合炉で必要なリチウム6とは
  (2).LiSMICによるリチウム6の分離濃縮
  (3).研究開発の進展

6.LiSMICの展望

キーワード リチウムイオン電池 リチウム資源 採取・回収技術 リサイクルスキーム 同位体分離 イオン伝導体リチウム分離法LiSMIC 使用済リチウムイオン電池(LIB)リサイクル リチウム回収
タグ エネルギーリサイクル化学工学化学物質攪拌・濾過・蒸留吸着リチウムイオン電池
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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