回転機械の振動メカニズムと振動トラブル対策 <オンラインセミナー>

~ 機械振動の基礎、不釣合いとバランス修正方法、ロータ軸受の安定性評価法、ロータ強制振動・自励振動とその対策 ~

・実際のトラブル事例を基に体系的に学び、振動トラブル解決に活かすための講座

・実務で最も重要なバランス修正(釣合わせ)技術と自励振動対策について、エキスパートの方から学び、トラブル対策の実務に活かそう!

・回転機械の損傷トラブル原因の半分以上を占める振動の対策技術を学び、製品の信頼性を向上させよう!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 ある回転機械について損傷トラブルの統計を取ってみると、半分以上が振動に関係したものでした。 回転機械は基本的に高いエネルギ密度で運転されるため、わずかな不釣合いでも高速回転では大きな加振力が問題になります。 また、回転エネルギが振動エネルギに変換されるメカニズムにより、危険な不安定振動(自励振動)も多く問題になります。
 回転機械の運転や保守を行う場合、あるいは設計・開発を行う場合に、その機械がどんな振動を起こしやすいのか、またそれを防止するためどういった対策が有効なのか、十分な知識を持っていることが大切です。
 特に、実務として重要であるバランス修正(釣合わせ)技術とオイルホイップに代表される自励振動問題などについて、モットー「簡単な理論を駆使して複雑な実機の問題を理解する」もと、必要な技術を体得できるようにします。
 また、実際のトラブル事例を基に、ベテラン・初学者を問わず、わかりやすく体系的に解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年08月30日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・回転機械に発生する振動や対策に興味のある方
・これから担当する方にも今後に生かせる内容です、経験年数は問いません
・機械振動分野を担当する方、機械の運転管理、振動計測やメンテナンスを担当する方、設計開発部門の方々
予備知識 ・特別な知識は必要としません。基礎からわかりやすく解説します
修得知識 ・回転機械に発生する振動についての基礎知識
・基礎知識を生かして、実機振動現象を理解する応用力の涵養
・振動トラブル解決へ具体的アプローチを自ら構築できるようになる
プログラム

1.ロータ振動の基礎

  (1).固有振動数、危険速度、減衰比、Q値などの意味と測定 

  (2).ロータ特有のジャイロ効果とは

  (3).静止座標系と回転座標系の違い

  (4).回転する構造物(翼、羽根車、モータロータ)の共振

  (5).ロータ設計のべからず集紹介(内部減衰禁止、ロータ非対称性禁止)

2.ロータバランシング

  (1).不釣合い振動における振幅と位相の応答曲線

  (2).不釣り合い振動の計測(ベクトルモニタ)原理

  (3).不釣合いとバランス修正(釣合わせ)の方法

    a.影響係数法によるバランス

    b.回転パルス(位相)が無い時のバランス(3点法)

    c.(N+2)面の理想的バランスの事例紹介:エアコン圧縮機のバランス

3.ロータ振動問題への基礎の応用

  (1).ロータ簡易モデル→ブロック線図表現→減衰の正負判別(開特性活用)

  (2).すべり軸受の動特性モデル

  (3).オイルホワール・オイルホイップの自励振動と振動診断

  (4).球軸受のモータ系のロータやフレームの電磁共振と回避

  (5).万能薬としての動吸振器の適用事例:CVTベルト試験装置のねじり共振防止

 4.ロータ強制振動と対策

  (1).振動の許容値 (ISO規格、軸受振動と軸振動)

  (2).不釣合い振動と対策

    a.ガスタービンロータのバランス事例

    b.接触熱曲がり振動

    c.剛性非対称ロータの事例

  (3).歯車で出現する振動

  (4).転がり軸受で出現する振動

  (5).ベルト駆動機械で出現する振動

  (6).モータの電磁振動

  (7).流体力による強制振動

    a.旋回失速(ローテイティングストール)

    b.翼通過振動

5.ロータ自励振動(安定性問題)と対策

  (1).すべり軸受でのオイルホワール・オイルホイップ

  (2).ラビリンスシール不安定

  (3).翼車の不安定流体振動

    a.トーマス(アルフォード)フォース

    b.ワッチェルの式(API規格)

  (4).内部減衰不安定(ヒステリシスホイップ)

  (5).液体内蔵ロータにおける2つの振動

  (6).接触転がり振動(フリクションホワール)とフリクションホイップ

  (7).スクイーズフィルムダンパによる安定化

6.まとめと質疑応答

キーワード 機械振動 固有振動数 共振倍率 不釣合いとバランス修正 ロータの安定限界検出 ロータ強制振動 歯車振動 ロータ自励振動 不安定流体振動 ブロック線図
タグ 機械機械要素工作機自動車・輸送機振動・騒音設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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