自動機械・設備におけるメカトロニクスおよびシーケンス制御の基礎とその実践 <オンラインセミナー>

~ 生産技術/産業用機械におけるメカトロニクスの構成要素(センサ、半導体、アクチュエータ等)、リレーおよびPLCによるシーケンス制御とラダー図の作成法 ~

・自動機械・設備を構成するメカトロニクス技術とシーケンス制御における実践知識を一日でマスターできる講座

・幅広く実用されているシーケンス制御とメカトロニクスの主要な要素技術を体系的に学び、自動機械・設備の制御設計やトラブルシューティング、保全業務他の実務に活かそう!

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講師の言葉

 メカトロ制御とは、メカトロニクスのことを指します。メカトロニクス (Mechatronics)とは、さまざまなメカ部品や電子機器が組み込まれている機械 を制御する技術の総称です。機械を電子回路によって制御することを意味します。メカトロニクスという言葉は、日本で生み出された造語で、機械工学(メカニクス)と電子工学(エレクトロニクス、Electronics)の合成語です。“メカトロ”とはメカトロニクスを短くした表現で、“メカトロ制御”はメカトロニクスの制御技術を総称した表現になります。 本講演は、メカトロ制御に必要となる半導体センサ、メカトロセンサ、シーケンス制御、PLC制御について解説します。

 各テーマの概要は以下のようになります。 <テーマ1>は、「プロローグ」と題して、信号の入力部に相当する半導体センサとメカ制御の駆動源に使用されるDCモータについて総論します。<テーマ2>は、「メカトロ制御の構成要素 半導体編」と題して、メカトロ制御で使用する主要な構成要素となる代表的な電子部品として半導体素子について説明します。半導体の基礎的な知識を含めながら説明します。<テーマ3>は、「メカトロ制御の構成要素 メカ機器編」と題して、メカトロ制御で使用する主要な駆動要素であるアクチュエータについて説明します。<テーマ4>は、「メカトロセンサ」と題して、半導体方式からメカ方式まで幅広く数多くあるセンサを“メカトロセンサ”と呼称し、半導体型センサとして光電センサと近接センサを、メカ方式のセンサとしてマイクロスイッチを取り上げます。 これらセンサの概要から基本構造と動作原理、代表的な特性ついて説明します。<テーマ5>は、「リレーシーケンス」と題して、電磁リレーを使用したリレーシー ケンスについて説明します。<テーマ6>は、「PLC の基礎」と題して、メカトロ制御では必要不可欠となるPLC(Programmable Logic Controller)の特徴やPLCのプログラミング方式、 PLCの基本構成について説明します。次に、PLCのプログラムを図式化したラダー図について説明し、ラダーシンボルを用いてシーケンス回路図を図式化します。最後に、PLCの入力リレーと出力リレーについて、具体的なリレー回路を例に説明します。<テーマ7>は、「PLCの実際」と題して、PLCで使用するラダー図(ラダープログラム)を作成します。使用するPLCの機種とプログラム作成ソフトはメーカや機種により異なりますが、基本的な作成法については大きな差異はありません。

 本講演では、汎用PLCであるOMRON社製プログラムリレーZENとZENサポートソフトを使用した例で説明します。具体的には、サポートソフトで自己保持回路とタイマを使用したタイマ回路のラダー図を作成します。次に、パソコンから PLCにラダー図を転送し、自作の「実験PLC制御ボード」を使用してメカトロ制御の模擬実験をした一つの例を紹介します。<補足>として、「トグルスイッチ、押しボタンスイッチ、パイロットランプ」について説明します。

 なお、PLCにはいくつかのメーカやバリエーションがあり、ラダー図作成にメーカ固有のやり方がありますが、ラダー図作成のための基本的な考え方や作成法は同じです。

 メカトロ制御が扱う分野は広範囲にわたっており、すべてを網羅することはできませんが、本講演を通して駆け足になりますが、あらたにメカトロ制御を学ぶ方々に1つのガイダンスになればと考えております。

 

本講座の申し込み受付は終了いたしました

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年09月27日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・生産技術部門、設備管理部門等の技術者の方
・生産設備や自動機械の開発担当者、品質管理担当者、設備保全・保守担当者の方
・シーケンス制御を活用したメカトロ機器とその構成要素について体系的に学びたい方
・ラダー図の基本的な考え方や作成法について学びたい方
予備知識 ・電気・電子の基本知識があると理解が進みやすい
修得知識 ・シーケンス制御を中心としたメカトロ制御の基本的な考え方
・メカトロ制御の必要な電気機器、電子部品に対する知識
プログラム

1.プロローグ

  (1).半導体センサ

  (2).メカトロ制御の駆動源に適した DC モータ

    a.モータの用途と種類

    b.DCモータの原理

    c.モータの制御法

    d.DCモータによる位置制御の実験

 

2.メカトロ制御の構成要素 半導体編

  (1).抵抗器

  (2).コンデンサ

    a.電解コンデンサ

    b.フィルムコンデンサ

    c.セラミックコンデンサ

  (3).ダイオード

    a.シリコンの結晶構造

    b.ダイオードの整流特性

    c.ダイオードの半波整流と全波整流

  (4).ダイオードの種類

    a.ファストリカバリダイオード

    b.定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)

    c.ESD保護用ダイオード

    d.ショットキバリアダイオード

  (5).トランジスタ

    a.トランジスタの基本特性

    b.トランジスタの静特性

    c.エミッタ接地増幅回路

    d.トランジスタのスイッチング動作

  (6).接合型FETとMOSFET

    a.接合型FET

    b.MOS型FET

  (7).サイリスタ

 

3.メカトロ制御の構成要素 メカ機器編

  (1).アクチュエータの基礎

  (2).電動アクチュエータ

  (3).ソレノイド

  (4).形状記憶合金を使用したアクチュエータ

  (5).電動アクチュエータを使用した半自動塗工機の製作

 

4.メカトロセンサ

  (1).光電センサ

    a.光電センサの概要

    b.光電センサの仕組み

    c.余裕利得、過剰ゲイン、平行移動特性

  (2).近接センサ

    a.誘導形近接センサ

    b.静電容量形近接センサ

    c.磁気式近接センサ

  (3).マイクロスイッチ

    a.マイクロスイッチの基本構成

    b.マイクロスイッチの動作特性と接点接触力特性

 

5.リレーシーケンス

  (1).電磁リレー

  (2).リレーシーケンスの基本

    a.AND回路

    b.OR回路

    c.NOT回路

  (3).基本論理回路を組み合わせた応用回路

    a.NAND回路

    b.NOR回路

    c.自己保持回路

    d.インターロック回路

 

6.PLC の基礎

  (1).PLCとは何か

  (2).PLCの基本構成

  (3).ラダー図

  (4).PLCの入力リレーと出力リレー

    a.PLCの入力端子

    b.PLCの出力端子

 

7.PLC の使用例

  (1).ラダー図作成

  (2).タイマ回路のラダー図

  (3).パソコンと PLCの接続

  (4).PLCの運転

 

補足 トグルスイッチ、押しボタンスイッチ、パイロットランプ

  (1).トグルスイッチ

  (2).押しボタンスイッチ

  (3).パイロットランプ

キーワード PLC リレーシーケンス シーケンス制御 自動機械 メカトロニクス ラダー図 ラダープログラム
タグ アクチュエータセンサモータ回路設計機械機械要素制御電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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