腐食、応力腐食割れの基礎および損傷防止対策のポイント ~演習付~ <オンラインセミナー>
~ 金属材料の基礎、腐食の基礎(腐食の電気化学、腐食のメカニズム)、腐食損傷、脆性破壊(応力腐食割れ SCC、水素脆性 HE)の原因と防止対策、余寿命診断手法 ~
・金属材料の腐食および脆性破壊のメカニズムを理解し、機器の損傷防止対策に活かすための講座
・腐食および応力腐食割れのメカニズムから防止対策までを学び、製品の安全性・信頼性に活かそう!
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講師の言葉
腐食は材料強度に大きな影響を及ぼすが、構造部材に損傷事故を生ずると、その社会的、経済的影響は非常に大きくなる。機器・装置、機械構造物について長期に亘る安全性、信頼性を確保するには損傷メカニズムの理解と適正な防止対策の施工が必要であり、その寿命・余寿命を予測することが重要である。
講義では金属材料の基礎、腐食の電気化学、腐食メカニズム、脆性破壊(応力腐食割れSCC、水素脆性HE)について、事故解析のポイントを紹介し、損傷原因および防止対策などを平易に解説する。さらに、カーボンニュートラルの観点から水素エネルギーが注目されており、アンモニアおよび高圧水素による脆性について説明する。
紹介する損傷事例はプラント、機械装置部品に関するものであり、例えば、回転装置機器における損傷事例では損傷状況の概要、余寿命診断手法と診断結果などについて解説する。
局部腐食に基づく損傷では局部腐食深さが重要となり、局部腐食深さの最大値推定では極値統計法の適用が有効である。演習では石油貯蔵タンク底板における局部腐食深さの推定について検討する。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2022年09月12日(月) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・企業などの研究・開発・設計・製造・品質保証部門の技術スタッフ |
予備知識 |
・炭素鋼などに関する初歩的な知識、腐食損傷などの経験 |
修得知識 |
・金属材料、代表的な腐食、腐食を伴う脆性破壊に関する基礎知識
・腐食防食技術、および機器・装置の損傷解析技術に関する基礎知識と活用法 |
プログラム |
1.腐食の基礎
(1).腐食の電気化学
a.電気化学の基礎
b.腐食の平衡論
c.腐食の速度論
d.金属材料の不働態化
(2).代表的な腐食
a.ガルバニック腐食
b.流速が関与する腐食
c.海水中における鉄鋼材料の腐食
d.微生物腐食
2.金属材料の腐食と腐食損傷
(1).炭素鋼および低合金鋼
a.炭素鋼の基礎と結晶構造
b.鉄の平衡状態図と組織
c.硫酸露点腐食
d.アルカリ応力腐食割れ
e.アンモニア応力腐食割れ
f.水素脆性
(2).ステンレス鋼
a.ステンレス鋼の耐食性と結晶構造
b.ステンレス鋼の平衡状態図と組織
c.酸およびアルカリ溶液中での腐食
d.粒界腐食
e.孔食
f.すき間腐食
g.応力腐食割れ(塩化物、ポリチオン酸および硫化物)
h.高温高圧純水中の応力腐食割れ
i.高圧水素脆性
3.応力腐食割れの損傷原因と防止対策
(1).応力腐食割れ(SCC)
a.応力腐食割れ現象および材料と環境条件
(2).応力腐食割れの損傷事例と防止対策
a.SCC(APC型SCC)
・SCCの発生と影響因子
・SCC損傷事例
事例(1)回転機器/スチーム配管の割れ
事例(2)プレート式熱交換器の割れ
b.HE(HE型SCC)
・HE発生と影響因子
・SCC損傷事例
事例(3)ドリルねじの折損
事例(4)回転機器/ローラ材の割れ
4.演習‐局部腐食深さの最大値推定‐
(1).極値統計法の基礎
(2).演習‐石油貯蔵タンク底板における局部腐食/孔食 深さの最大値推定‐
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キーワード |
腐食 粒界腐食 隙間腐食 孔食 応力腐食割れ SCC 水素脆性 HE 極値統計法 |
タグ |
水素、金属、金属材料、機械、腐食・防食、構造物、設備、電気化学、熱交機器・熱電変換、配管 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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