電食の発生メカニズムと具体的な防止対策技術 <オンラインセミナー>
~ 腐食防食の基礎、地中インフラの脅威となる電食の発生メカニズムと事例、電食の防止基準、直流および交流電食の防止技術 ~
・最近のISO策定動向も見据えて、電食の防止技術を学び、実務対策に活かすための講座
・電気化学的な対策知識が必要な電食の防止技術を電気化学の基礎から学び、腐食トラブルの未然防止へ活かそう!
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講師の言葉
パイプライン等のインフラの外部からの影響を受けて速い速度で進行する電食は、直流電気鉄道のレール漏れ電流により19世紀後半に世界各国で発生した。
電食は、その原因が多様であり、かつ防止対策も複数の事業者が関係するため、正しい理解が必要となる。
本講義は、実務にすぐに役立つ電食に関する解説を行うことを目的としている。講演者は、パイプラインの腐食防食部門のISO日本主査を長年行ってきている。この経験から、最近のISO動向も講演に盛り込むことにする。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2022年07月11日(月) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・金属材料、構造物ほか関連企業の方
・電力、ガス、水道のパイプライン事業者、鉄道事業者の方
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予備知識 |
・大学卒業程度の化学、電気の知識
・腐食の知識は特に必要ありません
(講演内容が化学、電気化学、電気工学の錯綜分野なので、基礎知識から解説します) |
修得知識 |
・直流・交流電食発生に関する具体的な防止対策技術および最近のISO国際規格について |
プログラム |
1.腐食防食の基礎
(1).腐食防止の重要性
・腐食発生の社会に与える重大性を考える
(2).腐食はなぜ起こるのか
・腐食は自然の摂理、腐食反応は自発反応
(3).腐食反応の構成
・腐食反応が起こるための要件
(4).腐食はどのように検知できるか
・電気化学、電気工学の応用
(5).腐食はどのように防止できるか
(6).腐食の分類
・電食はどこに位置付けられるか
2.電食の発生メカニズムと事例
(1).迷走電流腐食と同義語の地中インフラの脅威となる電食
(2).電食の定義
(3).電食には直流電食と交流電食が存在
(4).直流電食はどのようにして起こるのか
a.直流電気鉄道のレールから流出し地中を流れるレール漏れ電流
b.他の金属構造物の外部電源カソード防食システムからの出力電流
(5).直流電食の事例
(6).交流電食はどのようにして起こるのか
:埋設パイプラインと高圧交流送電線または交流電気鉄道輸送路との並行距離の長さがポイント
a.高圧交流送電線からの電磁誘導
b.交流電気鉄道からの電磁誘導
(7).交流電食の事例
・1980年代中頃から欧米(ドイツ、フランス、イギリス、スイス、北米)で発生した埋設パイプラインの交流電食
3.電食の防止基準
(1).直流電食の防止基準
(2).交流電食の防止基準
・日本が主導した交流防止基準ISO 18086の策定
4.電食の防止技術
:電食の電気的な駆動力を小さくするのが電食の防止技術
(1).直流電食の防止技術
a.鉄道分野の防止技術
b.埋設分野の防止技術
(2).交流電食の防止技術
a.埋設分野の防止技術
・パイプラインの交流電圧を低くする技術の適用と注意点
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キーワード |
腐食防食 腐食反応 電食 直流電食 交流電食 パイプライン 電磁誘導 ISO 18086 |
タグ |
金属、金属材料、腐食・防食 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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