電子・電気機器開発のための磁界解析の基礎とその活用法  <オンラインセミナー>

~ 電磁界解析の用途、電磁気学、電気機器の理解、磁界解析の基礎、磁界解析の実施例、磁界解析ソフト ~

・磁界解析に必要な電磁気学を理解し、磁界解析を効果的に製品開発へ活用するための修得講座

・磁界解析で必要な電磁気学の法則を理解し、CAE分野で広く使われている磁界解析の基礎と活用法を修得し、製品の研究開発、設計に活かそう!

オンラインセミナーの詳細はこちら:

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 私たちの生活や工場での生産などに電気はなくてはならないものになっています。電力会社の発電所、送電線、変電所、配電線を通って電気は家庭や工場に送られてきます。また、ハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)が実用化され、自動車でも電気が身近に使われています。
 電気の分野では電界解析、磁界解析、電磁界解析が使われています。電界解析は高電圧が加わる装置の電気絶縁の設計などに使われます。磁界解析は磁界を用いる電気機器の設計に使われます。また、電磁界解析は空間を電磁波として伝わる問題の設計や高周波信号が伝わる回路の設計などに使われます。今回の講義では、3つの解析のなかの磁界解析を取り上げて説明します。
 最初に、磁界解析を行う上で必要な電磁気学の法則を分かりやすく、イメージを理解していただけるように説明します。磁界は大きさと方向をもつベクトル量なので、電磁気学の法則は勾配、発散、回転というベクトル解析を使って微分形式の数式で表されます。また、ベクトルの線積分や面積分を使って積分形式の数式でも表されます。電磁気学の法則を分かりやすく説明して理解していただきます。
 次に、CAE(Computer Aided Engineering)分野で広く使われている磁界解析の基礎と活用法について説明し、製品設計や研究開発に役立つ知識を習得していだだきます。実施例として、磁界解析が使われている分野をほぼ網羅して取り上げます。
 最後に、磁界解析のフリーソフトについて紹介しますので、パソコンレベルで簡単な磁界解析を行っていただくことも可能になります。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年02月02日(水) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・電磁気学の基礎から理解して、電子・電気機器、システムの設計・開発に磁界解析を活用したい技術者の方
・電気系以外の方でも、電磁気学と磁界解析についての理解を深め、電気系技術者と円滑な協業を目指す技術者の方
予備知識 ・高校で習う数学、物理の知識(それ以上の知識はこの講義で説明します。)
修得知識 ・電子・電気機器、システムの設計に使われている磁界解析に必要な電磁気学の理解と磁界解析を活用する方法についての知識が得られます。
プログラム

1.電磁界解析
  (1).電磁界解析の用途
  (2).電磁界解析と電磁界理論

2.磁界に関する電磁気学
  (1).電流の作る磁界(アンペールの周回積分定理、ビオサバールの法則)
    ・直線電流、円形電流、ソレノイド
  (2).電流が磁界から受ける力(ローレンツ力)
    ・直線電流、平行電流
  (3).電磁誘導(ファラデーの電磁誘導の法則)
    ・電流変化・電流の移動、自己誘導・相互誘導、変圧器、モータ、発電機、渦電流
  (4).磁気回路
    ・磁気回路の役割、磁気回路の構成要素、磁気回路に関するオームの法則
  (5).マクスウェル方程式
  (6).表皮効果と近接効果

3.電気機器について理解する
  (1).変圧器型電気機器
  (2).回転機型電気機器

4.磁界解析の基礎
  (1).モデル化の考え方
    a.基礎方程式
    b.渦電流なし、渦電流あり
    c.静解析、周波数解析、過渡解析
  (2).モデル作成(メッシュ分割)
  (3).材料物性値
    a.透磁率(線形材料、非線形材料)
    b.導電率
  (4).境界条件
    a.磁束が境界と平行(ディリクレ型)
    b.磁束が境界と直交(ノイマン型)
  (5).負荷条件
    a.電流(電流密度)
    b.永久磁石(磁化)
  (6).磁界解析
  (7).ポスト処理
    a.磁力線
    b.等高線(磁束密度、渦電流密度)

5.磁界解析の実施例(モデル作成、材料物性値、境界条件、負荷条件、ポスト処理)
  (1).磁界計算(電力ケーブル周辺の磁界計算)
  (2).磁気シールド(電流の作る磁界の制御)
  (3).電流センサー(磁気回路の最適化)
  (4).変圧器(磁気回路、自己誘導、相互誘導、鉄損)
  (5).モータ(磁気回路、電磁力、トルク、鉄損)
  (6).導体の交流抵抗(表皮効果、近接効果)
  (7).誘導加熱

6.磁界解析ソフト(フリーソフト)の紹介(機能、入手方法、磁界解析例)
  (1).電界・磁界解析ソフトPoisson/ Superfish
  (2).磁界解析ソフトFEMM(Finte Element Method Magnetics)

7.まとめ

キーワード 電磁界解析 電磁界シミュレーション 電磁気学 磁界 電界 電磁誘導 自己誘導 相互誘導 磁気回路 透磁率 磁束密度 渦電流密度 自己誘導 相互誘導 鉄損 磁気シールド 電磁力 磁力線 マクスウェル ベクトル コンデンサ コイル インダクタンス 導体 送電線 配電線 モータ 発電機 バスバー導体 トルク 交流抵抗 放射電磁界
タグ 精密機器・情報機器シミュレーション・解析センサ回路設計基板・LSI設計磁石・磁性材料電源・インバータ・コンバータ電子機器電子部品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日