包装設計技術とそのポイントおよび再生・再利用包装への対応 <オンラインセミナー>

~ SDGs(持続可能な開発目標)の理解と包装の大きな流れ、プラスチックの再生再利用技法、包装設計技法・包装技術のポイント、包装関係の法規則 ~

・内容物保護包装設計、回収品の再生再利用適性包装設計を修得し、SDGs対応が必要な包装設計に活かすための講座

・SDGs(持続可能な開発目標)への対応と再生再利用を考慮した包装設計技術を応用し、包装における課題解決に活かすための特別セミナー!

オンラインセミナーの詳細はこちら:

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 2015年のパラダイムシフトをきっかけに産業活動が「低炭素」から「脱炭素」に代わり、包装設計は、現在の内容物保護包装設計に加えて、post-consumerの回収品の再生再利用適性包装設計の2つが基本になってきた。この流れに合致しない包装は流通することが難しくなる。SDGs対応で包装材料は再生再利用が前提になり、包装設計の考え方が変わってきた。多くの製品は一次包装、二次包装さらには三次包装されてグローバルに流通している。Circular economyの考えが普及し、特に包装に多く使用されるプラスチックはEUでは再生材料の使用が必須になろうとしている。chemical recycleの方法に欧州は大きく舵を切り、その動きは日本の包装設計に大きな影響を与える。
 一次包装、二次包装ではプラスチック再生品に要求される内容も異なり製品の包装設計には検討すべき多くの項目がある。紙器、段ボール、金属容器、ガラス容器については適宜設営に加える。
 ここでは、多くの製品に適用できる共通の基本的な包装設計の手順、検討項目を説明し、更に具体的に食品、化粧品、医薬品、電子部品、機械部品などの包装設計事例を説明し今後の日常のビジネス活動に展開できるようにする。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年02月01日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・電子部品、機械部品、食品、化粧品、医薬品などの企業で包装に携わる方
予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・包装設計で検討すべき項目
・現在のプラスチック包材のメカニカル及びケミカルリサイクル技術
・再生再利用できる包装設計の考え方
・包装設計に必要な内容物保護機能
・酸素バリア性、水蒸気バリア性の基本知識
・包装技法、包装機械、包装試験方法
・必要な包装材料の仕様設計方法
・緩衝包装、落下衝撃
・ユニバーサルデザイン
・包装関係の法規制
・製品追跡と偽造防止方法
プログラム

1.SDGs(持続可能な開発目標)の理解と包装の大きな流れ
  (1).SDGs 対応が必要な包装
  (2).SDGs、Circular Economy、Circular Packagingの関係
  (3).SDGs対応の考え方事例

2.プラスチックの再生再利用技法
  (1).メカニカルリサイクル
  (2).ケミカルリサイクル
  (3).欧米のリサイクルの採用事例
  (4).Recyclableの業界認定定義
  (5).Recyclableの認定機関
  (6).日本のこれからの対応状況
  (7).海外の家庭の包材回収システムとEPR

3.包装設計技法とそのポイント
  (1).消費者包装設計技法
    a.事業戦略策定
    b.商品開発戦略及び市場分析
    c.包装コンセプト作成
    d.包装のアイデア
    e.試作品評価、包装仕様決定
    f.発売、発売後の評価・改善
    g.包装設計時の包装ライン配慮事項
    h.主な商品の包装設計時の配慮事項(保護機能と再生再利用適性)
    i.大量生産体制と小ロット・必要量生産体制
  (2).輸送包装設計技法
    a.包装対象製品に必要な包装保護機能確認
    b.輸送包装設計の範囲
    c.基本的な包装設計手順
    d.緩衝、防湿、防錆設計(保護機能と再生再利用適性)
    e.包装試験
  (3).防湿設計技法
    a.素材利用
    b.吸湿剤などの利用
    c.測定方法
  (4).酸素バリア設計技法
    a.素材利用
    b.脱酸素剤などの利用
    c.測定方法
  (5).機能性設計
    a.保香性包装
    b.非吸着包装
    c.遮光性包装
    d.帯電防止包装
    e.防錆包装
    f.緩衝包装(一次及び二次包装設計)
    g.Connected Package、Interactive package
    h.ユニバーサルデザイン
  (6).易開封・再封包装設計技法
  (7).再生再利用対応の包装設計
    a.EUの再生材料使用率(英国2022年4月より30%以上)
    b.分離・分別容易な包装設計法
    c.再生材料由来のプラスチック利用
    d.再生可能原材料由来の素材利用
    e.再生再利用技術の現状

4.包装技術とそのポイント
  (1).封緘技術の基礎
    a.ヒートシール
    b.ヒートシール以外の方法
  (2).一次包装用の充填包装機の基礎
    a.パウチ充填(製袋品充填)
    b.ピロー包装(縦ピロー、横ピロー)
    c.成形充填包装機(真空成形、ブリスター包装、PTP、スキンパック、ブロー成形など)
    d.各種充填システム(液体紙容器、PETボトル)
  (3).包装材料加工技術の基礎
    a.印刷
    b.ラミネーション
    c.スリッター・製袋
    d.射出成形、真空成形・圧空成形
    e.フィルム成膜
      
5.物流、偽造防止
  (1).物流システム
  (2).Track & trace(流通時の製品追跡と偽造防止方法)
  (3).ネットショッピング包装

6.包装関係の法規則
  (1).国内の法律
  (2).EUの法律
  (3).FDA

7.各種クレーム対応事例

8.Q&A

キーワード 緩衝係数 緩衝形態 緩材使量算出 加速度 落下 衝撃作用時間 緩衝包装体モデル 振動伝達特性 梱包設計 偽造防止 FDA 包装技術 再封包装設計 ヒートシール 封緘技術 酸素バリア性 水蒸気バリア性 SDGs
タグ 樹脂・フィルム成形加工包装
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日