幾何公差・公差設計の基礎と設計意図を正しく伝え図面品質向上に活かすGD&T設計法 <オンラインセミナー>

~ 幾何公差と実設計への応用、適正な公差計算と品質予測、GD&T設計法の活用ポイント ~

・加工・組立て上のばらつきを考慮した適切な設計を行い、設計品質の確保に活かすための講座!

・幾何公差によるばらつきの抑制方法と適切な公差値設定による設計意図を明確に伝える技術を修得し、品質の安定した製品設計に活かそう!

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講師の言葉

 品質の安定した製品の開発の根幹は「最初から正しい設計をする」ことです。CAD上のモデルはいわゆる完全形体で、実際の加工物はそれに対してある量のばらつきを必ず持ちますが、この許容範囲を適正化するために行なうのが公差計算です。「適正な公差計算」は加工、測定、組立を含めたコストの最適化手段ですが、正しく計算を行なっても組立て上の問題は残ります。理由は、部品が設計意図通りの範囲内でばらついていないからです。このばらつき状態を規制するのが、現在一般的となった「幾何公差」です。「最初から正しい設計をする」ためには、幾何公差を用いた形体定義と適切な公差値設定により設計意図を明確にすることが必要です。

 本講座では、最初に幾何公差の基本を修得した上で実設計に役立つ適用方法を理解し、次に公差値決定に必要な公差計算の基本手順と技法を学ぶことを通して、設計意図を正しく伝える設計技術である「GD&T設計法」の修得を目指します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年01月20日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・自動車部品、機械、電子機器、装置などの機械設計に携わる若手~中堅技術者の方
予備知識 ・機械製図に関する基本知識(投影図の表し方や寸法記入規則など)
修得知識 ・設計意図を正しく伝える形体定義の理解
・形体の幾何学的特性を規制する幾何公差の理解と使い方
・公差計算の基礎と幾何公差図面への適用方法
・公差計算を活用した品質予測の考え方
プログラム

1.幾何公差指示法の概要

  (1).設計意図の明確化

  (2).従来の寸法表記における問題点

  (3).形体定義の曖昧さを残さない表記法

 

2.幾何公差の基礎と実設計への応用

  (1).基礎編

    a.データムとTED

    b.独立の原則と包絡の条件

    c.幾何公差の公差域

    d.幾何公差の種類と使い分け方

    e.データム系と優先順位の考え方

  (2).応用編

    a.共通公差域(CZ)の活用

    b.丸-長穴位置決めへの適用

    c.通し穴指示への適用

 

3.公差計算の基本と品質予測

  (1).基礎編

    a.ばらつきの統計量(標準偏差)

    b.ばらつきの定量化(LSとRSS)

  (2).応用編

    a.幾何公差と公差計算

    b.要因数と累積誤差

  (3).統計手法を用いた品質予測への展開

    a.工程能力と工程能力指数(Cp)

    b.不適合品率予測

 

4.GD&T設計法

  (1).設計プロセスにおけるV&V(検証と妥当性確認)

  (2).設計意図を正しく伝えるGD&T設計法

キーワード 設計意図 寸法表記 幾何公差 共通公差域 公差計算 累積誤差 工程能力指数 不適合品率予測 V&V  GD&T設計法
タグ 自動車・輸送機設計・製図・CAD
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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