音響および能動音響制御(アクティブノイズコントロール)の基礎とその応用 <オンラインセミナー>

~ 音・音響学の基礎、数値解析手法、能動音響制御(アクティブノイズコントロール)の応用・留意点 ~

・音・音響の基礎から学び、アクティブノイズコントロール(能動音響制御)を応用した高性能な製品開発に活かすための修得講座

・能動音響制御(ANC)に必要なディジタル信号処理の概説とインパルス応答・FIRフィルタの関係を理解し、効果的な応用製品に活かそう!

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講師の言葉

 能動音響制御を始めようと考えている技術者を対象としています。
 まず最初に音・音響に関する基礎知識から解説します。音の伝わり方、音に関する物理量を説明し、音の様子を知るために必要な音の支配方程式(波動方程式)についても簡単に説明します。
 次に音に関するいくつかの数値解析手法を紹介します。
 その後、能動音響制御(ANC)に必要な基礎知識としてディジタル信号処理の概説とインパルス応答・FIRフィルタの関係を説明します。
 続いて能動音響制御で利用される基本的な適応アルゴリズムとしてLMSアルゴリズムを紹介します。さらにより自由度の高い適応アルゴリズムとして仮想誤差法を説明します。
 能動音響制御を利用してどのようなことができるかを理解していただくため応用事例をいくつか紹介します。また簡単なシミュレーションのためのC言語によるプログラムも紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2022年01月25日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・音響、能動音響制御(ANC)を使ってみたいと考えている技術者の方
予備知識 ・「音響学の基礎」の部分では大学1、2年の数学知識があると理解しやすい。それ以外の部分は特別な予備知識は不要。C言語について知識・経験があると最後のプログラム紹介が理解しやすい
修得知識 ・能動音響制御に関するシミュレーションが可能になり、設備(DSP・マイク・スピーカーなど)があれば簡単な実験を実施することができるようになる
プログラム

1.音に関する基礎的知識
  (1).音を伝える媒質
  (2).空気中の音の伝播
  (3).縦波・横波
  (4).音に関する物理量と人間の聞こえ
  (5).音の発生と拡大

2.音響学の基礎
  (1).音波の基礎式
  (2).波動方程式の導出
  (3).波動方程式の解
  (4).音波の伝わり方(平面波・球面波)
  (5).音源
  (6).音のエネルギー・音の強さ
  (7).音波の重ね合わせ
  (8).音響管(ダクト状の音場)内での共鳴・定在波
  (9).反射・透過・消音器

3.数値解析手法
  (1).周波数領域の手法
    a.境界要素法・有限要素法について
    b.伝達マトリクス法について
  (2)時間領域の手法
    a.FDTD法・CIP法について
  (3)集中系モデルによる解法

4.能動音響制御(アクティブノイズコントロール)の基礎と応用
  (1).音響制御
    a.受動的手法と能動的手法
    b.それぞれの特徴と利点・欠点
  (2).ディジタル信号処理の基礎
    a.アナログ信号・ディジタル信号
    b.標本化・量子化
    c.サンプリング定理
    d.ディジタル信号処理の利点
    e.インパルス信号と線形時不変系の特徴
    f.ディジタル信号処理の簡単な例
    g.インパルス応答とたたみ込み計算
  (3).インパルス応答とFIRフィルタ
  (4).基本的な適応アルゴリズム(際急降下法からLMSアルゴリズムへ)
  (5).実音場への適用(Filtered-x LMSアルゴリズム)
  (6).3次元音場への適用(仮想誤差法)
  (7).能動音響制御(アクティブノイズコントロール)の留意点
    a.因果性
    b.コヒーレンス
    c.ハウリング
    d.ステップサイズパラメータ
    e.適応フィルタ
    f.制御対象周波数範囲
    g.センサおよびアクチュエータ
    h.センサ・アクチュエータの配置
  (8).実験・シミュレーションの紹介
    a.能動遮音器
    b.音声マスキング
    c.音響領域分離制御

5.C言語による簡単なシミュレーションプログラム

6.質疑・応答

キーワード アクティブノイズコントロール ANC ノイズキャンセル LMS NLMS フィードフォワード制御 フィードバック制御 消音領域 マルチチャネルシステム スピルオーバー インパルス応答 FIRフィルタ LMSアルゴリズム 能動音響制御 標本化 量子化 アクチュエータ 
タグ 信号処理音声処理振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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