OpenADRの基礎と電力デマンド制御システムへの応用 <オンラインセミナー>
~ 電力需給バランス調整のためのOpenADR通信による電力デマンドレスポンス制御の全体像、OpenADRによる電力需給調整、通信メッセージ構造、通信手順、認証制度、システム性能評価 ~
・電力需給調整に必要な標準規格OpenADRについて、概要、通信の仕組みからソフトウェア開発、認証申請方法まで修得し、OpenADRに則った電力デマンド制御に応用するための講座
・デマンドレスポンス制御の鍵となるOpenADRを概要から制御/通信方法、認証制度や性能評価まで一気通貫に修得し、システムに応用するための特別セミナー!
・ビル用マルチ空調設備を例に挙げ、システム構築、製品認証手続き、実際の制御まで解説します
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講師の言葉
近年、自然エネルギー発電の増大により電力系統の需給バランスが困難となってきた。発電増加と需要抑制は需給バランス上等価なので、需要抑制制御、いわゆる、デマンドレスポンスが期待されてきた。デマンドレスポンスは分散する大量の需要家設備を広域ネットワークから通信制御するシステムなので鍵となるのは通信標準化である。OpenADRはデマンドレスポンス通信に特化した標準プロトコルである。しかし、英文であることもありOpenADR規格書だけを読んでOpenADRデマンドレスポンス通信ソフトウェアを開発することは敷居が高い。
本セミナーでは、OpenADRデマンドレスポンスの概要を把握したい管理者層にも、実際にシステムを設計構築する技術者にも役立つ内容としている。このセミナーにより、デマンドレスポンス概要、OpenADR規格書の解説、通信サービス具体例、OpenADRソフトウェア開発、開発後の製品認証制度までを一気通貫に網羅する。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2021年11月10日(水) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、電気・機械・メカトロ・設備 |
受講対象者 |
・スマートグリッド(次世代電力網)、電力系統需給調整サービス分野の政策立案、プロジェクト計画、システム設計、通信プログラミングに関わる管理者から担当者まで
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予備知識 |
・特に必要ありません。 通信ソフトウェアの知識経験がない方や逆に専門家でも可
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修得知識 |
・デマンドレスポンス概要、OpenADR規格書、通信サービス具体例、OpenADRソフトウェア開発方法、開発後の製品認証制度までの基礎的な知識を一気に習得できる
・英語のOpenADR規格書でさらっと記載されていることが、開発作業のなかで実際に必要な具体的作業に噛み砕いて理解できる
・OpenADR通信を実際の電力需要家設備のデマンドレスポンス制御にどのように適用されるのか、ビル用マルチ空調設備を例にして具体的な通信メッセージ構築例を示す
・ほかのメーカのOpenADR通信機器との適合性を確認するためのOpenADR認証制度手続きの全体像を理解できるようになる
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プログラム |
1.OpenADR規格
(1).OpenADR規格の概要
(2).OpenADR通信サービスの紹介
2.OpenADRによる電力需給調整
(1).需給調整デマンドレスポンス
a.需給調整対象リソース例
b.需給調整市場とアグリゲーション
c.需給調整の計画予測と応答予測
(2).電気学会規格JEC-TR-59004
a.デマンドレスポンス機能構成
b.デマンドレスポンス監視制御情報の例
c.デマンドレスポンス削減量の予測通信
3.OpenADRの授受データ
(1).OpenADRデータモデルとUML表記法
a.通信規格における授受データのモデル化
b.OpenADR通信データ階層構造UMLクラス図
(2).デマンドレスポンスとOpenADR通信データ
a.間接制御のOpenADR通信データ項目
b.直接制御のOpenADR通信データ項目
4.OpenADRの通信メッセージ構造
(1).OpenADRメッセージ構造の要素
a.OpenADR Webサービス定義WSDL
b.OpenADR XMLデータ構造定義スキーマ
(2).OpenADRペイロード生成の仕組み
a.ペイロード生成の一般的な事項
b.DR登録ペイロードデータ生成
c.DR実行ペイロードデータ生成
d.DR報告ペイロードデータ生成
e.DR応諾ペイロードデータ生成
5.OpenADRの通信手順
(1).OpenADRの通信手順制御
a.OpenADR Simple HTTP通信手順(PUSH型)
b.OpenADR Simple HTTP通信手順(PULL型)
c.OpenADR XMPP通信手順
(2).OpenADRの通信シーケンス
a.DR登録サービスの通信シーケンス
b.DR指令サービスの通信シーケンス
c.DR報告サービスの通信シーケンス
d.DR応諾サービスの通信シーケンス
6.OpenADR製品認証制度
(1).OpenADRアライアンスの製品認証とは
a.OpenADRアライアンス団体
b.OpenADR製品認証の要件
(2).OpenADR認証手続き
a.OpenADRアライアンス認定試験機関
b.認証テスト申請文書
(3).OpenADR認証テスト
a.認証テスト仕様書
b.認証テストツール実行
7.OpenADR通信システム性能評価
(1).OpenADR通信のTCP / IPデータ伝送性能
a.TCP / IPデータ伝送解析モデル
b.TCP / IPデータ伝送シミュレーション
(2).OpenADRサーバトラフィック性能
a.待ち行列サーバ性能モデル
b.OpenADR大規模アグリゲーション性能予測
8.OpenADR普及動向
(1).国内標準化動向
(2).国際規格化
9.OpenADRのこれから
(1).ライバル規格
(2).海外の状況
(3).次世代通信の展望
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キーワード |
電力デマンドレスポンス 需給調整 OpenADR 標準化規格 スマートグリッド 通信制御 |
タグ |
通信、エネルギーマネジメントシステム、規格・標準、スマートグリッド、制御、電気、電源・インバータ・コンバータ |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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