粉体の粉砕・分級・篩分け技術の基礎と粒子形状調整への応用 <オンラインセミナー>

~ 粉体技術の基礎と製造技術、粉砕・分級・篩分け技術および異物混入対策と装置の最適選定、ハイブリッド化技術とシステム選定、混合技術と表面改質、 粉体プロセスとトラブル対策 ~

・粉体プロセスにおける粉砕・分級・篩分け技術とトラブル対策を修得するための講座

・目的に応じた粉体処理技術と最適な装置選定と操作のポイントを修得し、高品質な製品つくりに活かすための特別セミナー!

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

 

講師の言葉

(1)分級と篩分け~一般に50ミクロンより細かい分級点での分離技術に主に使われ、篩分けは主に50~100ミクロン以上の分離技術といわれてきました。網の目で分ける篩分けと、網を主な手段にしない分級は考え方が異なりますが、最近、篩分けの微粉域への展開が進み、分級機との間でカットポイント的には共存する場面が出てきました。
(2)ハイブリッド技術とシステムの選定~粉砕機と分級機を別々に設置してプロセスに組む場合、粉砕後の再凝集等の問題により、最終性能に悪影響が出ることがあります。その場合、機械の中に粉砕機と分級機を組み込む(ハイブリッドシステム)ことで問題解決を図ることができます。その実例を紹介します。
(3)多くの人にとって身近な食品粉体の世界では、篩分け技術が品質管理をする上でとても重要です。異物混入防止は食品製造のもっとも優先順位の高いテーマであり、篩が大きな責任を担っています。実際の異物混入事故を通して、食品製造における篩技術やその他異物混入防止技術のあり方、粉体製造工場におけるHACCPの考え方についても紹介します。
(4)混合機、粉砕機やそれら改造機による表面改質~混合機では、混合と粉体の摩擦が中で起こっていて、それぞれの力の使い方の%を変えることで、混合や 表面改質を行っていることを紹介します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年09月09日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料化学・環境・異物対策
受講対象者 ・粉体プロセス設計者、粉体工場の設備担当、プラントエンジニアリングの設計技術者、粉体の受託加工のオペレーター
・粉粒体を取り扱う設備・装置の設計製作や運転に従事する担当者またはその予定者、粉粒体取り扱いに関心のある方
・粉粒体における輸送装置の研究開発、設計、製造、品質保証などに携わる方
(電子材料、金属材料、リチウムイオン電池、液晶、コンデンサ、セラミックス、タイヤ、ペットボトル、化粧品、製薬、洗剤、食品、医薬品、トナー、農薬等)の研究開発、製造、生産技術、品質保証などに携わる方や粉粒体の研究開発に関わる方
予備知識 ・粉体プロセスの設計経験や、粉体工場の生産技術の担当経験があると、内容がわかりやすいですが、これからそういう立場に立つ人にとってもわかりやすくお伝えします
修得知識 ・粉体の粉砕、分級、篩分けの基礎から実務への応用までの関連知識が得られます
・粉体プロセスや機器を選定するときに役に立つ考え方を学べます
プログラム

1.はじめに(粉体技術の活用例)

  (1).トナーの製造技術 

  (2).粉体技術と粉体塗料製造技術

  (3).金属粉の製造技術と半田粉の微粉化

 

2.粉砕技術について

  (1).粉砕の基礎

  (2).粉砕機の種類と選定

    ・気流粉砕機(ジェットミル)、媒体撹拌式ミル、ボールミル、竪型ロールミル、高速ローター回転式、湿式ジェットミル(プランジャー式高圧分散装置)

  (3).粉体表面改質装置(コーティング、球形化など)

  (4).凍結粉砕技術

 

3.分級技術について

  (1).分級の基礎

  (2).各種の分級機の種類と選定 

  (3).ファインセラミックスと粒度分級

  (4).サブミクロン分級の問題点

  (5).分級と成分分離(フラクショネーション、でんぷんとたんぱく分離、繊維分離など)

 

4.篩分け技術について

  ・分級は一般に50ミクロンより細かい分級点での分離技術に主に使われるが、篩分けは主に50~100ミクロン以上の分離技術である。網の目で分ける篩分けと、網を主な手段にしない分級の違いを踏まえて、紹介する

  (1).篩分け技術の基礎

  (2).各種篩分け装置

  (3).篩網(樹脂製、金属製網)

  (4).篩網の目詰まり対策

  (5).異物混入防止対策 

  (6).最新の篩網技術情報(ナノコーティング技術、20μ開口より狭い金網他)

 

5.ハイブリッド化技術とシステムの選定

  ・粉砕機と分級機を別々に設置してプロセスに組む場合、粉砕後の再凝集等の問題により、最終性能に悪影響が出ることがある。その場合、機械の中に粉砕機と分級機を組み込む(ハイブリッドシステム)ことで問題解決を図ることができるので、それを紹介する

  (1).ハイブリッドシステムの種類と選定

     a.技術のコンセプト 

     b.閉回路分級機付ジェットミル IDSの構造と性能

 

6.混合技術と表面改質について

  (1).代表的混合機とその特徴

  (2).混合と粒子の摩擦による表面改質

  (3).混合機からの排出バルブの選定方法

 

7.粉体プロセスにおけるトラブルと対策事例

  (1).粉の性状に起因する失敗例

  (2).プロセス設置環境に由来する失敗例

  (3).設備機器に由来する失敗例

  (4).人の操作に由来する失敗例

 

8.まとめ   <質疑応答>

キーワード 粉体 粉砕 分級 篩分け 粉砕機ハイブリッド技術 混合技術と表面改質 粉体プロセス 
タグ 化学工学化学物質化粧品粉体・微粒子
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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