~ 水溶液腐食とさびの生成、応力腐食割れ、高温腐食、微生物腐食の原理と対策、溶接部の腐食と対策、ジンクリッチペイントと溶融亜鉛メッキおよび防食設計のポイント ~
・腐食のメカニズムを学び、設計条件をもとに効果的な防食設計へ応用するための講座
・応力腐食割れ、高温腐食、微生物腐食などの原理と対策を学び、腐食損傷による事故を未然防止しよう!
・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。
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経験を通じて学んだことを若い世代に引き継ぎたいとの思いで、講演内容はまとめている。自ら経験しまた相談を受けた事例を基に、腐食損傷の原因と対策についてまとめた。答えを出すのではなく、なぜ生じたか、材料や環境に責任を持たせるのではなく、設計の責任は(設計で工夫すれば)を念頭に整理した。
腐食損傷がなぜ生じるかを環境と材料の不適合とか、製作加工の不備などに被せるのではなく、設計条件を深読みして(暗黙知を認識して)腐食損傷事例に対応したい。例えば応力腐食割れでは、応力の発生について、高温腐食では温度による環境条件の変化、微生物腐食では微生物の存在が環境に及ぼす影響などを勘案しないと対応策はとれません。腐食損傷の原因を学び、防食設計へ活かしていただきたい。
開催日時 |
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開催場所 | オンラインセミナー |
カテゴリー | オンラインセミナー、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 | ・装置やプラントの設計者で腐食損傷についての知識を整理したい方 |
予備知識 | ・高校の化学の知識 |
修得知識 | ・テキストならびに参考文献を利用して、腐食損傷事例に出会ったときに、なぜ腐食するか、腐食したかを掘り下げる考え方が身に付き、対策設計に活かせる |
プログラム |
1.はじめに -腐食の基礎と形態 (1).腐食の形態 (2).腐食速度 (3).腐食の原因と責任 ・文献解説 a.設計技術者の望む、構造材料の損傷防止の基本 b.“さび”の定量と“ひび”の予測
2.水溶液腐食とさびの生成 ・熱交換器内の腐食 (1).水溶液腐食 (2).我々の身近なさびについて考える a.環境とさび層構成分 b.錆の発生と鉄さび成分 c.鉄さび層内の電気化学的酸化還元モデル d.電位―pH図
3.付着水と毛管凝縮水 ・付着水によるガスダクト内面の腐食、部分的な冷却による腐食(事例1) ・毛管凝縮による腐食、ダスト溜り個所の腐食(事例2) (1).大気腐食(相対湿度と腐食) (2).凝縮水による腐食 ・文献解説 a.紙材の吸湿挙動と凝縮水の鋼腐食への影響 b.各種電子部品・材料における腐食損傷防止技術 c.鋼材の腐食速度に与える土壌粒子径分布の影響
4.ジンクリッチペイントと溶融亜鉛メッキのポイント ・塗装の養生期間不足(事例1) ・ステンレス鋼と亜鉛(事例2) (1).亜鉛メッキ鋼管の耐食性 (2).プールベイの電位―pH図 (3).亜鉛の耐食性 (4).亜鉛の防食機構 (5).亜鉛腐食生成物 (6).SGP(白)管によるf冷却水/補給水配管 (7).溶融亜鉛メッキ、ジンクリッチ塗料に関係したポイント ・文献解説 a.溶融亜鉛メッキ、ジンクリッチ塗料に関したポイント b.無機Znプライマ塗布鋼板における腐食現象の数値解析 c.亜鉛・アルミニウム擬合金溶射橋梁における防食機構
5.応力腐食割れの原理と対策 (1).有害物質はどこから来るのか (2).有害物質の濃縮 (3).多種多様な応力の発生 (4).応力腐食割れの原理 (5).応力腐食割れ対策 残留応力低減法 a.管内面通水 b.冷却空気噴きつけ c.溶接後水冷法 d.残留応力
6.高温腐食の原理と対策 ・ごみ焼却炉過熱管振止金物の腐食(事例1) ・節炭器(ボイラ給水加熱器)水管の高温ガス腐食(事例2) ・過熱器入口ガス温度用熱電対の損傷(事例3) (1).高温空気酸化 (2).低融点重金属塩化物を主とする腐食 (3).石炭腐食 (4).温度による環境の変化 (5).過熱蒸気温度の高温化―ごみ焼却炉 (6).過熱蒸気温度と排ガス温度の関係 ・文献解説 a.廃棄物発電ボイラにおける腐食環境調査と過熱器管材暴露試験 b.燃料としての都市ごみ c.ごみ焼却炉ボイラチュ-ブの高温腐食 d.高効率廃棄物発電ボイラー過熱器の技術開発と稼働実績
7.微生物腐食の原理と対策 ・下水処理水ろ過洗浄装置の腐食 (1).微生物腐食とカソード貴化 a.カソード貴化 b.カソード貴化すると何故腐食が進むか c.酸素還元反応 d.酸素拡散による酸素濃度変化と拡散律速反応の分極曲線 e.バイオフィルム中のイオンの濃縮 f.淡水中におけるステンレス鋼溶接部の異常に大きな腐食速度の考え方の一案 (2).バイオフィルム内で何が起こっているか (3).腐食に関与する微生物―イオウの循環 (4).微生物腐食の照明 (5).微生物腐食を避けるには ・文献解説 a.金属材料が患う微生物感染症 微生物腐食 b.バイオフィルムの概論・理論 c.バイオフィルムとその工業底利用 d.海水中のステンレス鋼溶接金属の選択腐食
8.溶接部の腐食と対策 (1).鋼の状態図と組織 (2).溶接熱サイクルと組織変化 (3).溶接継手部の名称とHT52ビード溶接部の硬さ (4).ステンレス鋼の組織図 (5).Fe-Cr合金、Fe-Ni合金の耐食性 (6).設計者に必要な溶接管理技術 (7).適正な溶接 (8).炭化物の析出と鋭敏化曲線 (9).溶接スケールと耐孔食性の劣化 (10).ステンレス鋼表面の元素分布
9.その他腐食事例と防食設計のポイント (1).電極棒の腐食はなぜ生じたか (2).苛性ソーダ配管の腐食。取扱、運転指導に問題はなかったのか (3).熱流束差による腐食 (4).異種金属接触腐食 (5).腐食量 (6).材料の炭化物析出とラーソン・ミラー値 (7).プールベの状態図 (8).台車き裂問題 ・文献解説 防食技術の継承と活用 ・参考文献 |
キーワード | 腐食 水溶液腐食 さび 応力腐食割れ 高温腐食 溶接部 異種金属接触腐食 耐孔食性 付着水 毛管凝縮水 大気腐食 ジンクリッチペイント 溶融亜鉛メッキ |
タグ | 異種金属、金属、金属材料、材料、塗装・塗布、薄膜、表面処理・めっき、腐食・防食、溶接・接合 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込) |
会場 |
オンラインセミナー本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。 |
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