遅れ破壊・水素脆性破壊の発生メカニズムとその対策 <オンラインセミナー>

~ 遅れ破壊の基礎、材料中の水素、水素脆性のメカニズム、遅れ破壊への対策技術 ~

・輸送機やエネルギー関連で事故防止のため、ますます重要になる水素脆性破壊のメカニズムと対策について修得する講座!

・遅れ破壊の基礎から評価方法、材料ごとの水素脆性の特徴、対策技術について修得し、遅れ破壊の未然防止に活かそう!

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講師の言葉

 遅れ破壊は、広義には常温、定荷重下においてゆっくりと破壊が進行する破壊を総称しており、狭義では水素により材料が脆くなり破壊に至る現象すなわち水素脆性破壊を意味しています。水素脆性破壊は、高力ボルトの遅れ破壊を機に、高強度鋼について盛んに研究が行われてきました。また、最近では燃料電池車の実用化に向けて高圧水素によるオーステナイト系ステンレス鋼などの水素脆性の研究が盛んに行われています。しかし、水素脆性のメカニズムについては必ずしも明白でなく、さらにその対策は十分とは言えません。

 本講座では主として水素脆性破壊に焦点をあて、遅れ破壊の基礎から、各種評価法、各種材料における水素脆性破壊の特徴、破壊のメカニズムの諸説について平易に詳解し、さらに現在研究されている対策について解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2021年08月30日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・遅れ破壊について基礎から学びたい技術者の方
・自動車部品、輸送機、機械、設備、発電・エネルギー関連、タービン、建造物、プラント、他
予備知識 ・材料の基礎知識
修得知識 ・水素脆性の基礎知識
・水素脆性破壊の特徴、破壊のメカニズム、現在研究されている対策について
プログラム

1.遅れ破壊とは

  (1).応力腐食割れと水素脆性

  (2).遅れ破壊の実例

 

2.材料中の水素

  (1).存在状態

  (2).拡散

  (3).トラップ

  (4).転位による輸送

  (5).環境と固溶水素

 

3.各種試験法

  (1).水素透過試験

  (2).水素固溶量測定法

  (3).昇温脱離分析法

  (4).定荷重試験

  (5).SSRT  

  (6).CSRT

  (7).規格化に関して

 

4.各種材料の水素脆性

  (1).鉄及び低合金鋼

  (2).高強度鋼

  (3).ステンレス鋼

  (4).ニッケルおよびニッケル合金

  (5).アルミニウム合金

 

5.水素脆性のメカニズム

  (1).破壊の基本事項

  (2).軟化と硬化

  (3).面圧説

  (4).鉄の原子間凝集力低下説

  (5).局所変形助長説

  (6).水素助長塑性誘起空孔説

  (7).拡散性水素と非拡散性水素

 

6.遅れ破壊への対策

  (1).指針

  (2).遅れ破壊対策に有効な素材の選択

  (3).微細組織制御による遅れ破壊の抑制

  (4).添加物の活用による遅れ破壊の抑制

  (5).表面処理による遅れ破壊の抑制と注意点

キーワード 遅れ破壊 水素脆性 高強度鋼 拡散性水素 非拡散性水素 微細組織制御 添加物 表面処理
タグ 金属疲労表面処理・めっき
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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