材料力学および疲労強度の基礎と破面解析および破壊原因対策への活かし方とそのポイント <オンラインセミナー>
~ 材料力学の基礎、疲労強度学、各種破壊現象、破面解析(フラクトグラフィ)技術と破壊原因推定への応用・例 ~
・材料力学・疲労強度学の基礎、破面解析技術を活かした破壊原因推定へ応用するための修得講座
・金属部品の破壊原因を推定する最も有効な手法である破面解析(フラクトグラフィ)技術を修得し、疲労強度設計に活かそう!
・最近注目されている機械学習を取り入れた解析手法についても学べます
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本講座はWebex meetingを利用いたします。
講師の言葉
通常、機械構造物に使用される材料はJISなどで規格された機械構造用鋼が用いられ、安全係数をかけた壊れにくい設計がされている。しかしながら、長期間使用による材料の変質や使用環境による影響、摩耗などよる形質変化により、疲労破壊や応力腐食割れ、あるいはクリープ破壊により不具合が生じる。従って、それらを維持するための保守・保全を行うためには、主要部材である金属材料の破壊現象を知ることが重要である。
金属部品の破壊原因を推定する最も有効な手法は、破面解析(フラクトグラフィ)である。フラクトグラフィとは、金属の破面を目視等でのマクロ観察や電子顕微鏡等でのミクロ観察によって破損原因を推定する方法であり、疲労破壊や応力腐食割れといった破壊機構・き裂の進展方向や負荷状況を推定する技術である。一方、金属の破壊機構は多数あり、破面様相から破壊機構を推定するには、ある程度の経験、技術、知識が必要となる。
本講座では、材料強度学と疲労強度学の基礎について述べ、破壊と材料強度の関係について説明する。次に、フラクトグラフィを用いて破損解析を実施するために守るべき破面の取り扱い方、各種の破壊モードについて解説し、事故解析事例を紹介し、疲労強度設計の基礎と初歩的なフラクトグラフィ技術の習得を目的とする。最後に最新トピックスとして最近注目されている機械学習を取り入れた解析手法について述べる。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2021年04月14日(水) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・機械・金属・自動車・航空宇宙産業・重機・車両・建設関連の技術者の方
・不具合対策などに携わる技術者の方
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予備知識 |
・大学卒業程度の材料についての基礎知識が有ると理解を深められるが、特に無くても受講に支障はない |
修得知識 |
・材料強度学ならびに疲労強度学の基礎知識
・破面解析技術の基礎知識
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プログラム |
1.材料力学の基礎
(1).応力とひずみ
(2).き裂の力学
(3).引張強度
(4).金属材料の強化機構
2.疲労強度学
(1).疲労の基礎
(2).高サイクル疲労と疲労限度線図
(3).諸因子の影響
(4).低サイクル疲労
(5).疲労強度設計の基礎
3.金属材料の疲労に関する指標特性について
(1).高サイクル疲労に関する指標
(2).低サイクル疲労に関する指標
4.各種破壊現象について
(1).静的破壊
a.延性破壊と脆性破壊
b.延性―脆性遷移
(2).疲労破壊
5.破面解析(フラクトグラフィ)技術
(1).フラクトグラフィの手順
(2).マクロ観察
a.延性破壊
b.脆性破壊
c.疲労破壊
(3).ミクロフラクトグラフィ
a.ミクロフラクトグラフィ観察機器の遍歴
b.ミクロフラクトグラフィを活用した疲労損傷解析
c.ストライエーションから応力範囲と繰り返し数を推定する
6.破面解析による破壊原因推定への応用・例
(1).JAL123便墜落事故
(2).高速増殖炉「もんじゅ」ナトリウム漏洩事故
(3).HⅡロケット8号機打ち上げ失敗
7.最新トピックス
(1).機械学習によるS-N曲線の推定
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キーワード |
材料力学 疲労強度設計 疲労破壊 破面解析 延性破壊 脆性破壊 破損原因推定 フラクトグラフィ 疲労損傷 S-N曲線 ミクロフラクトグラフィ サイクル疲労 |
タグ |
金属、金属材料、破面解析、疲労、応力解析、機械、機械要素、強度設計、構造物、材料力学・有限要素法、自動車・輸送機、車載機器・部品 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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