プラスチック射出成形技術の基礎と成形不良対策のポイント <オンラインセミナー>
~ 樹脂選定のポイント、金型構造の特徴、射出成形の条件設定とそのノウハウ、成形不良の発生メカニズムとその対策 ~
・射出成形の基礎から不良対策までを修得し、プラスチック成形品の設計や品質向上に活かすための講座!
・樹脂材料の選定法、成形用金型の構造的特徴、成形条件の設定や成形不良対策を修得し、プラスチック成形のトラブル防止や生産性の改善に活かそう!
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講師の言葉
工業製品の設計現場において、ゼロベースで設計できるエンジニアが減少傾向にあります。それは、流用設計の増加、分業化、3D-CAD等のITの普及が背景にあり、モノづくりを一から考える環境が無くなってしまっていることに起因しています。その上、厳しいリードタイム短縮への対応に追われ、製造を含めた技術教育が十分に行われない、製造の現場へ足を運べないなど、担当者にとって技術を直接見聞きする機会を喪失してしまっている現状があります。
本セミナーでは、プラスチック部品、特に射出成形品に焦点を絞って金型や成形にまつわる技術を初歩的なレベルから分かり易く、部品を使いながら解説致します。プラスチック部品としての性能や品質管理において、溶融樹脂の振る舞いや金型構造の勝手を理解することで、現状の課題解決の糸口発見や不具合の未然防止など、担当者自らが考え対応する力をつけて頂く一助になればと願っております。
セミナー詳細
開催日時 |
- 2021年03月05日(金) 10:30 ~ 17:30
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開催場所 |
オンラインセミナー |
カテゴリー |
オンラインセミナー、加工・接着接合・材料 |
受講対象者 |
・プラスチック成形、プラスチック製品設計、プラスチック用金型設計、生産技術、品質管理に携わる技術者の方 |
予備知識 |
・プラスチックの初歩的な知識(主な種類など)と、成形知識(どのような装置や機器を使用して、どのように作られているか)を簡単には理解している方 |
修得知識 |
・射出成形部品の適切な形状定義
・成形不良の根本原因の理解と対策立案
・成形品の品質管理の要点理解 |
プログラム |
1.プラスチックの利用
(1).プラスチックを使った部品
(2).プラスチックの成形方法
2.射出成形用樹脂
成形材料の特徴を鑑みた使い分けの重要性と、射出成形品の不良原因を見極めるために必要な基礎理論を学びます。
(1).主な材料の特徴
(2).樹脂の着色方法
(3).樹脂選定のポイント(要件)
(4).溶融樹脂の性質
3.射出成形用金型
金型の構造的特徴を知ることで、成形部品の形状実現性判断や品質への影響度の理解に繋がり、また、コスト低減の考察に役立てることもできます。
(1).金型の原理
(2).金型の基本構造
(3).スプルー・ランナー・ゲートの種類
(4).パーティングライン
(5).突出し・冷却機構
4.射出成形
射出速度や圧力(保圧)といった成形条件の設定変更が成形品質にどのような影響を及ぼすか学びます。
(1).射出成形機の部品名称と機能
(2).射出成形の工程
(3).成形条件とその影響
5.成形不良と対策
ヒケやソリ、ウエルドラインなどの不良発生のメカニズムの理解と適切な対策にたどり着くための具体的な検証方法と考え方を学びます。これによって例えば、ウエルドラインの対策などは、射出速度を速くして良くなる場合と遅くして良くなる場合があり、その理由が分かるようになります。
(1).不良の原因と対策
(2).不具合対策の立案フロー
(3).部品設計時に考慮すべきポイント
6.樹脂部品の検討
樹脂部品の形状を決めるうえで考慮しなければならない検討項目を具体的な例を見ながら学びます。例えば、抜きテーパが何故必要か、何処に必要かが分かるようになります。
(1).金型構造観点の形状考慮
(2).成形性観点の形状考慮
7.品質管理
歩留まりの悪化や金型の故障などを発生させないための取組例を学びます。
(1).金型手配時の確認事項
(2).成形トライ時の確認事項
8.体裁面への活用の勘どころ
(1).生地を体裁面へ
(2).塗装の下地用として
(3).その他、特殊加工
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キーワード |
プラスチック 射出成形用金型 パーティングライン 射出速度 ヒケ ソリ ウエルドライン 成形トライ |
タグ |
プラスチック、金型、射出成形 |
受講料 |
一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
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会場 |
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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