金属疲労の基礎と疲労寿命予測および疲労強度向上技術への応用 <オンラインセミナー>

~ 金属疲労の基礎、金属疲労の評価法、疲労き裂の発生、疲労強度に及ぼす諸因子の影響、非鉄金属・鉄鋼における疲労のメカニズムと疲労強度向上法、超高サイクル疲労強度特性と疲労強度向上 ~

・金属疲労で特に重要な疲労強度特性の評価法、疲労のメカニズムを学び寿命予測、疲労強度向法に活かすための講座

・金属疲労の基礎および評価法を学び疲労強度向上法、および疲労寿命推定法を活かした疲労強度設計に応用するための特別セミナー! 

・最近、注目が集まってきている「超高サイクル疲労」「ギガサイクル疲労」についても紹介します!

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講師の言葉

 私は、高速度工具鋼など高強度・高硬度な鉄鋼材料の製造および性能評価を数十年に渡って行って来ました。その中で、特に疲労強度特性の評価が重要であることを実感いたしました。

 また、最近、低応力で107サイクルを超える領域(「超高サイクル疲労」または「ギガサイクル疲労」と呼ばれる)での疲労強度特性に注目が集まってきております。そこで、超高サイクル疲労に注目が集まった背景を紹介するとともに、私が見出したその領域での疲労強度向上法、および疲労寿命推定法について紹介させていただきたいと思います。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年11月26日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備加工・接着接合・材料
受講対象者 ・疲労設計の考え方を習得・応用されたい自動車業界・工作機械業界・各種機械業界の設計者の方
・特殊鋼など鉄鋼材料を中心とした金属材料の製造業・加工業関係の技術者の方

予備知識 ・特に必要ありません
修得知識 ・金属疲労に関する全般的な内容
・疲労設計法の考え方・概要
・超高サイクル疲労の理解
・鉄鋼材料の疲労強度向上法の概要
・特殊鋼の疲労寿命推定法の概要
プログラム

1.金属疲労の基礎

   (1).金属疲労とは

   (2).金属疲労故例紹介

   (3).金属疲労関研究の歴史

2. 金属疲労の評価法の基礎

  (1).材料の強度評価法

  (2).疲労試験法

  (3).破面解析(フラクトグラフィ)

  (4).S-N曲線

  (5).疲労限度

  (6).疲労限度線図

  (7).疲労強度と材料特性との関係

3.疲労き裂の発生と進展

  (1).結晶構造面

  (2).平滑材の疲労メカニズム

  (3).疲労き裂発生

  (4).疲労き裂進展

  (5).破壊力学基礎

  (6).き裂進展則(パリス則)

4. 疲労強度に及す諸因子の影響

  (1).寸法効果

  (2).切欠き効果

  (3).平均応力の影響

  (4).残留応力の影響

5. 疲労き裂の点検方法・非破壊検査

  (1).浸透探傷試験

  (2).磁粉探傷試験

  (3).超音波探傷試験

  (4).渦流探傷試験

  (5).放射線透過試験

  (6).各種非破壊検査方法・比較

6. 低サイクル疲労と高サイクル疲労、およびその疲労寿命推定法

  (1).高サイクル疲労

  (2).低サイクル疲労

  (3).高サイクル疲労の寿命推定式

  (4).低サイクル疲労の寿命推定式

  (5).低サイクル疲労の疲労実験

7.実機の疲労寿命予測法(S-N曲線からの実機の疲労寿命の予測)

  (1).実働応力下の疲労

  (2).一定応力振幅疲労予測

  (3).累積疲労損傷則の考え方

  (4).累積疲労損傷則(マイナー則)

  (5).累積疲労損傷則(修正マイナー則)

  (6).波形計数法(レインフロー法)

8.非鉄金属・鉄鋼における疲労のメカニズムと疲労強度向上法

  (1).非鉄金属の疲労強度特性と疲労メカニズム

    a.銅および銅合金

    b.アルミニウムおよびアルミニウム合金

    c.ニッケルおよびニッケル合金

    d.チタンおよびチタン合金

    e.マグネシウムおよびマグネシウム合金

  (2).鉄鋼材料の疲労強度特性と疲労メカニズム

    a.機械構造用炭素鋼

    b.クロムモリブデン鋼

    c.炭素工具鋼・合金鋼

    d.ステンレス鋼

  (3).疲労メカニズムに基づく疲労強度向上法

    a.引張強さ・表面硬度向上・圧縮残留応力付与による疲労強度向上

    b.結晶粒微化による疲労強度向上

    c.疲労強度向策優先順位

    d.非鉄金属の疲労強度向上法

    e.鉄鋼の料疲労強度向上法

9.超高サイクル(ギガサイクル)疲労の基礎 

  (1).超高サイクル疲労とは

  (2).超高サイクル疲労が注目されてきた時代背景

  (3).超高サイクル疲労強度要求される特鋼部品の登場

  (4).特殊鋼の製造技術・高清浄度技術の発展

10. 特殊鋼(高速度工鋼・軸受鋼含む)の超高サイクル疲労強度特性と疲労強度向上法

  (1). 超高サイクル疲労強度特性に関する研究の発展

  (2).軸受鋼の超高サイクル疲労強度特性

  (3).合金鋼の超高サイクル疲労強度特性

  (4).高度工具鋼の超高サイクル疲労強度特性

    a.疲労強度特性に及ぼす諸因子の影響

    b.疲労強度向上法

    c.超高サイクル疲労における疲労寿命推定式(塩澤-島谷の式)

キーワード 金属疲労 S-N曲線 疲労限度 疲労き裂 高サイクル疲労 低サイクル疲労 疲労寿命推定 超高サイクル疲労 ギガサイクル疲労 疲労強度特性 疲労設計法 
タグ 金属金属材料材料機械強度設計工作機構造物設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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