DCモータ制御設計・コントローラ設計の基礎と実践のポイント <オンラインセミナー>

~ フィードバック制御、PID制御の基礎、システム同定の概要、コントローラ設計方法と設計事例 ~

・フィードバック制御の基礎から学び、PID制御の問題に対応するためのゲイン調整、コントローラ設計技術を修得し、実務に活かすための講座

・DCモータの制御技術としてのPID制御とその改良型PID制御を実践的に修得し、実務で使えるための特別セミナー! 

*講義で使ったScilabのプログラムをお配りいたします

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・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 「はじめてフィードバック制御の業務に携わり、どのような制御を使えばいいのか?」

 「PID制御のゲインをどのように調整すればいい?」

 「PID制御では、目標値応答と外乱応答の両方をうまく調整できないのか?」

 本講義の目的は、このような疑問をもたれている方が、実際に現場でPID制御とその改良型PID制御をすぐに使えるようにすることです。そのために、以下の工夫を加えて説明させて頂きます。

 (1).難解な制御数学は避けて、高校で学ぶ程度の数学を使って説明

 (2).一般論はできるだけ避けて、DCモータの制御を事例として、フリーソフトのScilabを用いて設計法と制御性能を説明(説明は速度制御、演習は位置制御)

 受講後、振り返りできるように、講義で用いるScilabのプログラムを供給します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年12月21日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・制御の知識、経験を持たない初学者の方
・実際にPID制御を使っていて、ゲイン調整に困っているもしくは性能に不満を抱いている方
・モータ、機械、家電、自動車ほか関連部門の方
予備知識 ・高校数学の知識
修得知識 ・PID制御とその改良型PID制御をモータ設計に実践的に使える知識を修得
・ゲイン調整時間の短縮による業務効率化がはかれる
・誰が調整しても同じゲインを得られるので不具合低減に有効となる
プログラム

1.フィードバック制御の基礎
  (1).フィードバック制御の役割
  (2).フィードバック制御の基本構成と用語
  (3).制御工学の歴史

2.制御数学の基礎 ~PID制御などの設計に必要な伝達関数~
  (1).連続系伝達関数
    a.ラプラス変換の定義とねらい
    b.ラプラス変換による連続系伝達関数の導出
    c.連続系伝達関数をみてわかる応答
  (2).離散系伝達関数
    a.z変換の定義とねらい
    b.z変換による離散系伝達関数の導出
    c.離散系から連続系伝達関数への変換
     ・演習

3.シミュレーション実験のためのDCモータの連続系伝達関数モデル
  (1).モデルの対象となった実験装置
  (2).DCモータの連続系伝達関数モデル
     ・演習

4.連続系伝達関数モデルのシステム同定
  (1).システム同定の概要
    a.システム同定とは
    b.システム同定の手順
  (2).DCモータ速度制御の同定実験の事例
    a.同定実験のためのXCOSモデルとSce.file
    b.同定実験で得た入出力データ
  (3).DCモータ速度制御の伝達関数モデル計算の事例
    a.伝達関数モデル計算のための前準備 ~モデル構造ARXとARMAX~
    b.モデル構造ARMAXによる伝達関数モデル計算
     ・演習

5.PID制御によるコントローラ設計方法と設計事例
  (1).PID制御の考え方と構造
    a.PID制御の考え方 ~試行錯誤の適合で実践~
    b.PID制御の構造と伝達関数
  (2).極配置法によるゲイン設計の考え方
  (3).DCモータ速度制御の設計事例
    a.極配置法によるPID制御のゲイン設計
    b.シミュレーションのためのsce.fileとXcosモデル
    c.PID制御の性能
  (4).PID制御の問題と原因 ~目標値応答と外乱応答が異なる~

6.2自由度PID制御によるコントローラ設計方法と設計事例
    ~PID制御の問題に対応するための方策1~
  (1).目標値フィルタ型2自由度PID制御の考え方と構造
  (2).目標値フィルタ型2自由度PID制御の特性 ~目標値応答と外乱応答が同じ~
  (3).DCモータ速度制御の設計事例
    a.極配置法による目標値フィルタ型2自由度PID制御のゲイン設計
    b.シミュレーションのためのsce.fileとXcosモデル
    c.目標値フィルタ型2自由度PID制御の性能
    ・演習

7.I-PD制御によるコントローラ設計方法と設計事例 ~PID制御の問題に対応するための方策2~
  (1).I-PD制御の考え方と構造
  (2).I-PD制御の特性 ~目標値応答と外乱応答が同じ~
  (3).DCモータ速度制御の設計事例
    a.極配置法によるI-PD制御のゲイン設計
    b.シミュレーションのためのsce.fileとXcosモデル
    c.I-PD制御の性能
      ・演習

キーワード PID制御 フィードバック制御 スライディングモード制御 DCモータ ラプラス変換 直流モータ 制御数学 伝達関数 状態方程式 現代制御 I-PD制御 極配置法 ゲイン設計
タグ アクチュエータソフト管理モータロボット位置決め紙送り機構機械自動車・輸送機制御電装品
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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