機器・構造物の経年劣化評価・対策と寿命予測 <オンラインセミナー>

~ 機器・構造物の経年劣化と寿命予測・事例、リスク評価、対策に活かすための機器・構造物の経年劣化事象とその分類、機器・構造物の経年劣化評価法および対策と寿命予測 ~

・機器・構造物の経年劣化現象を理解し、経年劣化対策に活かすための講座!

・機器・構造物において生ずる基本的劣化形態を学び、リスク評価法、経年劣化対策および寿命予測に活かした信頼性の高い製品、設計に活かそう!

ンラインセミナーの詳細はこちら:

・WEB会議システムの使い方がご不明の方は弊社でご説明いたしますのでお気軽にご相談ください。

講師の言葉

 機器・構造物の安全性あるいは寿命管理のための設備保全は、主に時間基準保全(TBM: Time Based Maintenance)あるいは問題が生じてから取り替えるといった所謂、事後保全(BM:Breakdown Maintenance)で行なわれ、機器・構造物をある一定期間毎に定期検査し、見つかった不具合を手直しする保全が広く採用されてきました。しかしながら、TMBやBMは必ずしも事故、故障の予知・予防やリスク低減には有効ではなく、より高品位な安全性、信頼性の確保、リスク低減のためには、状態基準保全(CBM: Condition Based Maintenance)などの予防保全(Preventive Maintenance)、予知保全(Predictive Maintenance)の導入の必要性が高まってきており、信頼性中心保全(RCM: Reliability-Centered Maintenance)あるいはリスク基準型保全(RBM: Risk-Based maintenance)への期待が高まっております。

 本セミナーでは、初めに機器・構造物において生ずる3つの基本的劣化形態、すなわち「材質型劣化」、「表面損傷型劣化」及び「き裂型劣化」及びそれらの相乗型あるいは連鎖型劣化について述べ、それぞれについてその内容を紹介し、その劣化機序について触れ、それらの先端的状態監視(Condition Monitoring)技術の開発及び高度化について述べる。これらの経年劣化現象の理解を踏まえて、機器・構造物の寿命予測の手法について述べ、特にき裂型劣化における破壊力学的健全性評価手法について詳述する。いくつかの経年劣化事象については、劣化の機序に基づいた対策について、対策の多様性について触れながら具体的な対策技術について紹介し、基本的な寿命予測手法について紹介する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年10月05日(月) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・機械、輸送機器、構造物、プラント関連企業の技術者の方
・種々のエネルギー変換設備や石油精製事業所、石油化学工場、製鉄所における設備あるいは、当該企業の研究所等で経年劣化事象や対策の研究に従事している技術者や研究者の方
・多様な劣化計測・評価のための装置開発企業や非破壊検査を業務とする技術者の方
・プラントのライフサイクルコスト等の管理を担当する技術者の方
予備知識 ・初歩的な材料強度学、材料工学、設備管理に関する予備知識が有ると理解しやすい
修得知識 ・機器・構造物の経年劣化現象を理解し、その劣化機序から体系的に理解する事が出来、リスク評価や対策について対応できる知識を修得できる
・また、そのための状態監視技術の必要性を理解し、その対象を抽出し、適用できる知識を修得できる
プログラム

1.機器・構造物の経年劣化と寿命予測
  (1).機器・構造物の経年劣化損傷事例
  (2).経年劣化損傷データべ―スと知識ベース例

2.リスク評価や対策に活かすための機器・構造物の経年劣化事象とその分類
  (1).材質型経年劣化事象
    a.累積疲労
    b.累積クリープ
    c.焼戻し脆化
    d.中性子照射脆化
    e.シグマ相、ラーベス相脆化
    f.スピノーダル分解
    g.水素脆性、水素化物脆性
    h.炭化物脆性
    i.長範囲規則化、短範囲規則化
    j.粒界鋭敏化
    k.ボイドスウェリング
    l.水素誘起材質劣化
    m.その他
  (2).表面損傷型経年劣化事象
    a.全面腐食
    b.孔食
    c.隙間腐食
    d.硼酸腐食
    e.フレッティング
    f.脱炭・浸炭
    g.粒界腐食
    h.水素加速酸化
    i.その他
  (3).き裂型経年劣化事象
    a.疲労き裂
    b.クリープき裂
    c.フレッティング疲労
    d.応力腐食割れ
    e.環境疲労
    f.水素割れ
    g.熱疲労
    h.水素加速環境助長割れ
    i.健全性評価と破壊力学
  (4).相乗型及び連鎖型経年劣化事象
     ・材質型劣化から表面損傷型劣化そしてき裂型劣化への進行等

3.機器・構造物の経年劣化評価・対策と寿命予測
  (1).劣化計測・評価
  (2).経年劣化対策と寿命予測
    a.多様な対策因子
    b.設備高経年化
    c.異常、故障のリスク評価
    d.保全計画
    e.RBM、IoT技術の活用
    f.ビッグデータの分析・活用
  (3).寿命予測と高度状態監視技術の開発の必要性

4.まとめ

キーワード 経年劣化 プロアクティブ保全 非破壊診断 状態監視 劣化損傷 脆化 腐食 き裂 脱炭・浸炭 応力 加速酸化 破壊力学 クリープき裂 フレッティング疲労
タグ 金属プラント構造物設備
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
こちらのセミナーは受付を終了しました。
次回開催のお知らせや、類似セミナーに関する情報を希望される方は、以下よりお問合せ下さい。
contact us contact us
各種お問い合わせは、お電話でも受け付けております。
03-5322-5888

営業時間 月~金:9:00~17:00 / 定休日:土日・祝日