流体機械における騒音・振動の基礎と騒音・振動低減対策および例 ~個別相談付~

~ キャビテーション、圧力脈動、ウォータハンマー、サージングの発生メカニズムとその低減対策 ~

・流体機械の設計・計画時から適切な騒音・振動対策を施し、トラブルを未然に防止するための講座
・騒音・振動トラブルを未然に防止し、流体機械の高性能化、長寿命化に活かすためのセミナー!

講師の言葉

流体機械の騒音・振動の問題の特徴は非常に多種多様な現象として現れます。その原因は流体機械の機能上の問題や運転上などのシステムによることもあり多方面に及ぶことがあり複雑な場合があります。
 一旦、問題が発生すると原因調査には多大な時間と費用がかかります。そのため設計、計画時に適切な対策を講じることにより未然に防止することが望まれます。このような問題は長年にわたり原因解明と種々の対策が講じられてきていますが、相変わらず過去に解決したような問題が発生していることが見受けられようです。
本セミナーは騒音、振動とは、どうして発生するのか、騒音、振動の基礎から流体騒音、振動の発生メカニズムと対策の考え方を基本から説き起こし、騒音、振動の原因となるキャビテーション、圧力脈動、ウォータハンマー、サージングについての基本的な現象と原因、対策事例に基づいて解説します。

本講座の申込み受付は終了しました

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年09月18日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・流体機械、エンジニアリング従事者で騒音、振動の低減に関わる方、または検討している方
 (輸送機器、機械、プラント、発電機器関連におけるポンプ、ファン、圧縮機などの流体機械・ターボ機械・配管系に関する研究開発、設計技術、信頼性保証や管理・
  保守保全に関わる方)
予備知識 ・業務で流体機械に携わっていると理解が深まります
修得知識 ・騒音、振動の基礎知識
・流体機械における騒音、振動の発生メカニズムとその対策
プログラム

1. 騒音・振動の基礎事項
  (1). 騒音の基礎事項
      a. 騒音とは
      b. 様々な媒質内での音速
      c. 音の表示
      d. 音の強さ
      e. 音圧レベル
      f. 音のパワーレベル
      g. 音のパワーレベル、音圧レベルと音の強さ
      h. 騒音レベル、透過騒音レベル
      i. 低周波音
      j. 音響インピーダンス
      k. 周波数分析(定比、定幅(FFT分析))
      l. 音響インテンシティー計測
      m. 吸音
      n. 音響透過損失
  (2). 振動の基礎事項
      a. 振幅、振動速度、振動加速度、公害振動レベル
      b. 振動の種類(自由振動、強制振動、複雑な振動(自励振動、非線形振動)
      c. 周波数応答関数

2. 機械における流体騒音
  (1). 流体騒音分類と発生メカニズム
  (2). 一般騒音(噴流音、物体まわりからの騒音)
  (3). 回転流体騒音
  (4). 流力による自励音
  (5). 流体騒音制御と対策

3. 問題となる振動
  (1). 共振
  (2). 自励振動

4. 流体機械のトラブルの種類
  (1). 流体現象、振動現象の把握

5. キャビテーションの発生メカニズムと防止対策
  (1). キャビテーションの発生機構
  (2). キャビテーションの分類
  (3). キャビテーションの発生の条件
  (4). キャビテーションによる騒音
  (5). ポンプのキャビテーション
      a. ポンプのキャビテーションの発生
      b. キャビテーションによる脈動・不安定現象
      c. ポンプのキャビテーションによる損傷
      d. ポンプの騒音とキャビテーション
  (6). バルブの騒音とキャビテーション
      a. 水力学的騒音
      b. キャビテーションによる騒音
      c. フラッシング騒音
  (7). オリフィスの騒音

6. 圧力脈動の発生と低減方法
  (1). 圧力脈動とは
  (2). ポンプの圧力脈動と低減方法
      a. ポンプの圧力脈動
      b. 圧力脈動の低減方法
      c. ポンプを含む液柱共振
      d. 配管系の騒音対策例

7. ウォータハンマーの発生と防止対策
  (1). 水撃現象
  (2). 水柱分離とその防止対策
  (3). 水柱分離による振動対策例

8. サージング
  (1). 流体機械の特性に起因する現象

キーワード 騒音 振動 流体騒音 共振 流体機械 キャビテーション 圧力脈動 ウォータハンマー サージング
タグ プラント機械機械要素振動・騒音
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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