油圧機器・回路技術の基礎とトラブル対策とそのポイント

~ 油圧システム、機器要素、機構設計、作動油、油圧回路の基礎とトラブル対策のポイント ~

・3D-CADによる説明図、アニメーションや動画を多用し、実務に活かせるよう油圧技術を修得できる講座
・油圧の特長を最大限に活かし、機器を効果的に運転させるためのポイントが学べるセミナー!

講師の言葉

 油圧機器の設計、製造に関わる技術者、設備管理などにおいて、油圧技術に知識が必要な方々を対象にしたセミナーです。
油圧技術の基礎と、ポンプやモータ、バルブ類などの油圧機器の構造と作動原理、使用上の留意点などを分かりやすく解説します。合わせて、作動油、油圧機器に使用されている各種機器要素(ボルト、軸受、シール他)の基礎知識も吸収する事ができます。
 講師が長年携わってきた、油圧機器設計を通して得た知識、経験、トラブルや対策事例なども交えて解説します。3D-CADによる説明図、アニメーションや動画を多用し、分かり易く解説します。

本講座の申込み受付は終了しました。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年09月10日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 電気・機械・メカトロ・設備
受講対象者 ・ 油圧機器の設計・開発・製造に携わる方
・ 産業機械(自動車、産業ロボット、家電、造船、航空機、鉄道車両等)で油圧技術に関心のある設計、開発、生産技術、品質保証部門などの方
予備知識 ・業務にて油圧機器に関わっていると理解が深まります
修得知識 ・ 油圧とは何か、油圧システムの5要素(アクチュエータ、ポンプ、バルブ、タンク、アクセサリー)に関する知識
・ 機械要素・機構設計の基礎知識
・ 動的応答解析、シミュレーションの基礎知識
・ トラブル対応手順とそのポイント
プログラム

1. 油圧の概要
  (1). 歴史と活躍分野
      ・産業車両、船用装置、産業機器、建設機械
  (2). パスカルの原理
  (3). 長所と短所
      ・油圧動力、動力伝達
  (4). 電動との比較
      ・動力密度
  (5). 最新の技術動向
     a.フルードパワーと電動パワー
     b.小型化、高速化、大容量化

2. 油圧システム 構成の5要素
  (1). ポンプ
     a. 種類と構造
     b. 性能、特徴と主要素
  (2). バルブ
     a. 圧力制御弁
     b. 方向制御弁
     c. 流量制御弁
     d. その他
  (3). アクチュエータ
     a. モータ
     b. 油圧シリンダ
  (4). 各種アクセサリー
     a. タンク
     b. ホースと継手金具
     c. フィルター
     d. 圧力計
     e. その他 

3. 機器要素と作動油
  (1). ボルト
     a. ボルトと被締付け物
     b. 締付け線図
     c. ボルトの変動荷重分担
     d. ボルト締付けトルクと軸力
     e. ボルトの強度区分
     f. スプリング
  (2). 軸受
     a. 軸受の種類
     b. 軸受の寿命
  (3). シール材
     a.オイルシール
     b.Oリング
  (4). 作動油
     a. 油圧作動油の特性
     b. 油圧作動油の種類
     c. 油圧作動油選定のフローチャート
     d. 圧縮性:体積弾性係数
     e. 粘性
     f. 凝着摩耗と潤滑
     g. 潤滑特性評価試験

4. 油圧回路と実例
  (1). 無負荷回路
  (2). 圧力回路
  (3). 速度回路
  (4). 実例と応答シミュレーション

5. トラブル対策
  (1). デザインレビュー /ナレッジマナージメント
  (2). 設計段階での未然防止(FMEA)
  (3). トラブル発生時の原因究明(FTA)
  (4). 事例紹介
     a. ボルトの緩み・折損
     b. 疲労強度設計不良・評価不良
     c. 鋳物の設計不良・品質不良
     d. 油圧作動油に関わる不良

6. まとめと質疑応答

キーワード 油圧 ポンプ バルブ ボルト シール材 油圧回路
タグ 機械機械要素油・空圧
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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