レオロジーの基礎と適切な測定・評価法および製品開発への活かし方 ~演習付~

~ レオメータの特徴、適切な測定モードの選択とデータの解釈および動的粘弾性測定のポイント ~

・演習や簡単な試験機を用いた緩和挙動の観察によりレオロジーの基礎、測定、データ解釈法が修得できる講座
・レオロジーの基礎や測定のテクニック、注意点、データ解釈のポイントを修得し、高品質・高付加価値な製品の開発に活かそう!

講師の言葉

 「英語が100点で数学は0点の学生」と、「英語と数学 それぞれ70点の学生」。どちらの学生の学力が高いのか?を決めるのは難しいと思います。しかし、それぞれの学生の特徴を見出し、適材適所をアドバイスすることはできます。
レオロジーにおける、動的粘弾性測定によるデータの解釈はこのような考え方に近く、このイメージをしっかりとつかんでいただければ、発展的な理解と装置の活用につながります。
 本セミナーでは講義のトピック毎に、よく受けるご質問関連Q&Aをまじえ、測定のテクニックと注意点を解説します。また、他ではあまり聞くことができない、流体の伸長粘度測定法について解説します。
 更に、簡単な試験機を用いて、実際に緩和挙動を観察することで、レオロジーへのイメージを深め、
高品質・高付加価値な製品の開発へ活かして頂きたいと思います。

本講座の申込み受付は終了しました

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年07月21日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 化学・環境・異物対策
受講対象者 ・高分子、香粧品、食品などの研究開発、商品開発、製造、品質保証部門に携わっており、レオロジーについて関心のある方
・レオメータに興味がある方や利用を検討している方
・レオメータへの知見が曖昧なまま使用しており、深く学びたいと感じている方
予備知識 ・レオメータの使用経験はなくても問題ありませんが、各種レオメータメーカのカタログやウェブサイトをあらかじめ閲覧しておいていただけると、よりイメージが持ちやすくなります
修得知識 ・レオメータの特徴の理解
・粘弾性測定の意義
・適切な測定モードの選択とデータの解釈
・測定結果を製品開発へ活かすためのポイント
プログラム

1.レオロジーの基礎
  (1). レオロジーの2大法則_
      a. ニュートンの流動法則
      b. フックの弾性法則
  (2). 固体と流体のさかい
      a. 結局すべて流体
      b. 温度と時間の関係
      c. 簡単な試験機を使った緩和挙動の観察実演
  (3). 必要最低限の力学
      a. ひずみ
      b. 応力

2.粘度計の基礎測定方法
  (1). レオロジー測定を活用する理由・目的
      a. 粘度計
      b. 主な粘度測定方法の一覧
  (2). ロータの種類と選定
  (3). 動粘度とは
  (4). 流動パターンと解析モデル
      a. ニュートン流動と非ニュートン 流動
      b. 代表的な粘度曲線
(疑塑性流動、ダイラタント流動、ビンガム流動)

3.動的粘弾性測定の基礎と実際
  (1). バネ・ダッシュポットモデル
  (2). せん断ひずみによるフックのバネ試験
  (3). 正弦振動で行うフックのバネ試験
  (4). 円運動と正弦波
  (5). 完全弾性体の動的粘弾性測定
  (6). 純粘性体の測定
  (7). 粘弾性体の測定
  (8). 複素平面による評価
  (9). 動的粘弾性測定の実際
      ・ポリマーとレオロジー

4. 動的粘弾性測定の主要パラメータと測定目的
  (1). ひずみ依存測定
  (2). 周波数依存測定
  (3). 温度依存測定

5. レオロジー測定・評価と製品開発への活かし方(演習)

 ・架空のサンプル(塗料を想定)を測定したと仮定し、結果の解析、サンプルの評価・特徴づけを
行います

  (1).動的粘弾性 ひずみ依存測定
  (2). 動的粘弾性 周波数依存測定
  (3). クリープ & リカバリー 解析
  (4). 降伏応力測定
  (5). チキソトロピックループ
  (6). 定常流動 粘度曲線

6. 測定例と測定のポイント
  (1). 複合測定
  (2). 伸長粘度測定例

7. 「良いデータ」をとるために
  (1). 「良い」データをとるために
      a. 周波数依存測定
      b. 保守・管理
  (2). FAQ集

キーワード レオロジー 粘度  動的粘弾性
タグ ゲル・スラリー創薬・医薬品結晶ポリマー界面活性剤化学化粧品高分子
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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