超撥水・超親水の基礎と機能性向上および応用と最新技術 <オンラインセミナー>

~ 親水性・撥水性と表面エネルギー、光触媒と超親水化、プラズマによるテフロン表面の超親水化技術、バイオミメティックスによる超撥水・超親水化技術と濡れ性制御と応用 ~

・超撥水性および超親水性について基礎的な原理から理解し最新技術を実務に応用するための講座

・超親水性あるいは超撥水性を有する機能性材料の最新技術と制御法を学び、高機能化製品の開発に活かそう!

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講師の言葉

 第一部:超親水性あるいは超撥水性を有する機能性材料は、プリントや接着、生活用品や衣料、自動車(フロントガラスやミラー)における防汚・防曇・光反射防止、建造物(外壁や窓ガラス)等の濡れ性制御、医療分野をはじめ、最近では、ディスプレイ用機能性フィルム、太陽電池、燃料電池、電気二重層キャパシタといった、エレクトロニクスや新エネルギー分野への応用展開も試みられ、関心を集めている。

本講座では、こうした超撥水性および超親水性についての基礎的な原理について解説する。また、最近のトピックスについて紹介する。

 

 第二部:バイオミメティクス(生体模倣)とは、生物の構造や機能など生物が持つ優れた機能を模倣し工学のレベルでの応用、展開を目的としている分野である。

バイオミメティクスの代表的な例としてはヤモリが有名である。

ヤモリの足の裏には微細毛が密集して生えており、接触面に働く分子間力により天井やガラス面に粘着物質を使用せずに付着している。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年08月27日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・企業および研究機関で材料開発に携わる研究者・技術者
・電子機器、電子部品、自動車部品、家具、OA機器、端末機器などで製品開発、表面処理に携わる関連部門の方
・素材メーカー、成形加工メーカーの研究開発・生産製造に携わる方(初心者から中級者まで)
予備知識 ・特に必要としません、基礎からわかりやすく解説します
・化学および物理に関する基礎的知識があればより理解が深まります
修得知識 ・親水・撥水および超親水・超撥水に関する基礎知識
・接触角の測定方法と固体材料表面の評価方法
・固体の表面エネルギーとウェッティングエンビロープ
・実際の表面への応用(ウェンゼル表面とカッシー表面)
・応用例~テフロン表面の超親水化・応用例
・バイオミメティクスによる各種機能発現メカニズムやその構造
・バイオミメティック表面の作製・液体の動きの制御法
・バイオミメティクスによる材料開発の最近の動向
・新材料開発のヒント
プログラム

第1部:超撥水・超親水技術の基礎と機能性の向上

1.超親水化・超撥水化のための基礎知識

  (1). 親水性・撥水性と表面エネルギー

     a.表面エネルギーと凝集力

     b.フォークスの式と拡張フォークス式

  (2). 表面エネルギーと水滴の接触角

  (3).拡張フォークス式の応用

     a.固体の表面エネルギーを求める

     b.ウェッティングエンベロープを求める

     c.固体の等接触角線

  (4).臨界表面張力

    (5).水滴の付着

 

2.超親水・超撥水表面へのアプローチ・機能性の向上

  (1).ウェンゼルの表面

  (2).カッシー バクスターの表面

  (3).フラクタル表面

  (4). 超撥水・超親水ポリマーブラシ

  (5).光触媒と超親水化

 

3.超撥水・超撥油に関するトピックスと応用・例

  (1). ロータス効果の応用

  (2).ヤヌスぬれ性

  (3).ウツボカズラとオムニフォビック表面

  (4).リキッドライク膜

  (5).プラズマによるテフロン表面の超親水化への応用・例

 

4.質疑応答

 

第2部:バイオミメティックスによる超撥水・超親水化技術と濡れ性制御および応用例

1.バイオミメティックスとは

  (1).バイオミメティックスのはじまり

  (2).バイオミメティックスの現在

 

2.バイオミメティックス液体操作による超撥水・超親水技術・例

  (1).超撥水表面の作製・制御法

     a.組織化による構造形成

     b.表面構造制御

     c.フッ素処理による表面組成制御

     d.ウェットプロセスによる表面組成制御

  (2).超親水表面の作製・制御法

     a.フォトリソグラフィによる構造

     b.鋳型法による構造形成

     c.プラズマ処理による表面組成制御

     d.ウェットプロセスによる表面組成制御

  (3).吸着表面の作製・制御法

     a.自己組織化ハニカム膜の作製法

     b.金属ー高分子複合表面の作製法

     c.吸着超撥水表面の制御法

     d.液体輸送デバイスの作製・制御法

 (4).水蒸気バリア膜の作製・制御法

     a.生物表面のバリア能解析

     b.生物模倣バリア膜の設計

     c.生物模倣バリア膜の制御法 

  (6).液体拡散制御の作製・制御法

      a.生物表面の液体拡散能解析

      b.生物模倣液体拡散表面の設計

      c.生物模倣液体拡散表面の制御法

   (7).液体操作メカニズムの耐久性

      a.液体操作の本質的な問題点

      b. 耐久性の解決策の提案

キーワード 超撥水 超親水 臨界表面張力 超親水化 ヤヌスぬれ性 バイオミメティックス 生物模倣バリア膜 ウェットプロセス 表面組成制御 液体操作メカニズム 耐久性
タグ ガラスプラズマプラスチック金属材料樹脂・フィルム塗装・塗布薄膜
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
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