ゴム材料の接着と異種材料接着接合技術および実用の留意点・トラブル対応策 <オンラインセミナー>

~ ゴムの接着方法、異種材料との接着接合技術、接着剤選定技術、各種被着体の表面処理技術、接着破壊、接着不良が生じる要因、接着における留意点とトラブル対応 ~

・ゴム材料の基礎的な構造・特性とともに接着加工における留意点、トラブル対策などを学び、製品開発に活かすための講座
・製品ごとに配合が異なるため、異種材料(被着体)ごとに方法や接着剤が異なるゴムの接着技術のノウハウとポイントが修得できる特別セミナー!

テレワークの方の学習にも最適なセミナー!

・本講座は、WEB会議システムを利用して開催いたします
・受講の仕方など詳細は、お申込みいただいた後にご連絡いたします
・その他疑問点がございましたら、お問い合わせください
・PCの環境等で視聴できない方は、弊社研究室でご受講が可能です

講師の言葉

 ゴム弾性を有する唯一の有機材料であるゴム材料は、今後とも不可欠な材料の一つであり、より厳しい環境での用途展開が望まれ、マルチマテリアル化など他材料との接着・接合して使用が拡大することが望まれています。

 ゴム材料は、そのままでは使用できず加硫(架橋)、補強などを施すこと必要である。そのため加硫剤、加硫促進剤、補強性充填剤、老化防止剤など数多くの配合剤を配合して、このゴム配合物を加硫成形してゴム製品が得られる。ゴム製品ごとに配合が異なっており、接着する表面は全て異なっており、接着をより難しくしています。このためゴム材料の接着では、ゴム製品に対する異種材料(被着体)ごとに表面処理方法、使用する接着方法、接着剤も異なることになります。また、ゴムの接着特有のゴムの加硫成形と接着を同時に行う加硫接着の方法があり、加硫接着方法にはタイヤのスチールコードとゴムの接着で見られる全く接着剤を使用しない直接加硫接着法と接着剤を使用する間接加硫接着法があります。

 これらゴム材料の接着では、ゴムの構造・特性を知ることが必要であると言われています。ここではゴム材料の基礎的な技術とともにゴム材料の接着技術について紹介し、マルチマテリアル化などを目指す異種材料と接着接合技術の開発、実用に際しての留意点、トラブルなどについて述べます。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年06月09日(火) 10:30 ~ 17:30
開催場所 オンラインセミナー
カテゴリー オンラインセミナー加工・接着接合・材料
受講対象者 ・ゴム製品の製造、とくに複合化、接着接合技術に携わっておられる方
・マルチマテリアル化への対応など異種材料との接着接合技術などの開発、実用化に携わっておられる方、またはこれから携わろうとする方、とくにゴム製品の開発にはゴムに関する基礎技術が不可欠である
・自動車、機械、電気・電子、医療、建築、宇宙・航空、化学メーカー、民生品などでゴム製品の開発・加工技術に携わる方
予備知識 ・ゴム製品を得るためのゴム材料、成形加工技術などのゴムの基礎技術
・接着の基礎技術、接着しようとする材料の簡単な知識があればより理解が深まります
修得知識 ・ゴム材料、ゴムの加硫成形などの加工技術などゴム材料の加工、接着技術
・ゴム材料、異種被着体ごとの接着剤の選択、表面処理など接着技術
・接着加工技術に関わる実際の技術、留意点、トラブル対応策
・接着状態、界面の分析技術などゴムの接着に関わる技術
プログラム

1.接着とは
  (1).接着の基礎
  (2).接着

2.ゴム製品を生み出す技術
  ・接着技術

3.ゴム材料、加硫成形について
  (1).ゴム材料の構造・特性  
  (2).ゴムの加硫、成形加工技術
   
4.マルチマテリアル化異種材料接合技術
  ・他材料との接合による使用の拡大

5.接着技術
  (1).ゴムの接着方法
    a.加硫反応を伴う接着
    b.加硫反応を伴わない接着
  (2).分子接着技術
  (3).プラズマ接着などその他技術
  (4). 接着、溶着でもない異材接合技術

6.接着剤選定技術
  (1).ゴムの接着に使用される接着剤
  (2).ゴム材料/各種被着体の接着に使用する接着剤

7.接着作業
  ・接着接合の作業手順について

8.被着体の表面処理技術
  (1).ゴムの表面処理方法
  (2).プラスチックの表面処理方法
  (3).繊維の表面処理方法
  (4).金属の表面処理方法
  (5).その他の表面処理方法
  (6).プライマー処理

9.加硫接着
  (1).直接加硫接着法
  (2).直接加硫接着メカニズム
  (3).間接加硫接着法

10.ゴム配合剤と接着への影響
  (1).粘着付与剤と選定
  (2).軟化剤・可塑剤
  (3).接着添加剤

11.接着破壊、接着不良が生じる要因
  ・接着界面の近傍で破壊、接着不良が生じる要因

12.接着の分析技術
  (1).形態観察法
  (2).力学特性
  (3).化学特性

13.接着のトラブルと対応
  (1).トラブル
  (2).トラブルの対応
      
14. 接着に於ける留意点
  (1).二次加硫の影響
  (2).接着強さと内部応力
  (3).インサート成形の注意点
  (4).溶剤形接着剤の影響
  (5).接着接合物の劣化
  (6). その他

15.今後期待される新接着剤の開発
  (1).新接着剤開発の基本原則
   ・環境、安全、品質

キーワード ゴム接着 加硫成形 架橋 分子接着 ゴム配合物 接着剤 異種材料被着 配合剤 加硫剤 補強性充填剤 老化防止剤 加硫反応 軟化剤 可塑剤 加硫接着
タグ ゴム高分子成形加工接着・溶着表面処理・めっき
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
オンラインセミナー
本セミナーは、Web会議システムを使用したオンラインセミナーとして開催します。
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