鋳造における方案設計の基礎と欠陥予測および対策 

~ CAEを効果的に活用した鋳造品の設計、伝熱・凝固・湯流れ解析、欠陥予測および対策 ~

・ブラックボックス状態で使用されている鋳造CAEの活用技術について、鋳造方案の基礎やソフトの中身を知ることが出来、設計および欠陥対策まで修得できる講座
・良好な鋳物を得るために非常に重要である「方案設計」、「欠陥予測と対策」を修得し、鋳物の高品質化に活かそう!

講師の言葉

 鋳造品の図面や材質の情報が与えられると、どのように鋳造するかを考えることになる。これが鋳造方案であり、鋳型や模型を設計し製作図面を作成するが、最近の設計はCADによるデジタル化が進み、ソリッドモデルを介してCAMデータに変換して機械加工により製作するようになった。
 設計された鋳型や模型は、溶湯の充填状況、伝熱・凝固現象、熱変形など、良好な鋳物を得るためのいくつかの技術要素を含んだものである。本講では、方案設計の基礎から鋳造CAEによる欠陥予測と対策を簡単に口述する。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年06月11日(木) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・鋳造技術を学びたい、鋳造CAEを使いたいと考えている技術者の方
(自動車、機械、各種機器の設計、開発、生産技術、製造技術、製造、品質管理、信頼性評価、購買・資材に関わる方)
予備知識 ・予備知識は問わないが、本講の中では、鋳造の専門用語が多数でてくるため、鋳造業務に数年以上の経験があること、また鋳造CAEの部分では基礎方程式から解法の説明を行うため、大学卒業レベルの学識が好ましい
修得知識 ・多くの従事者がブラックボックス状態で使っている鋳造CAEソフトの中身を知ることができる。これにより、鋳造CAEを駆使して設計、欠陥予測、対策ができる技術者への近道となる
プログラム

1.鋳造方案の基礎と設計
  (1). 鋳造方案の基礎
      a. 方案の目的
      b. 鋳型と模型
      c. 鋳造方案の設計手順
      d. 健全な鋳物製造のための考え方
  (2). 鋳造方案の設計
      a. 鋳型の構造設計、模型方案
      b. 凝固系の設計、押湯方案
      c. 湯口系の設計、湯口方案
      d. その他検討事項

2.鋳造CAEによる欠陥予測・対策
  (1). 鋳造CAEとは
      a. 鋳造CAEの概要
      b. 基本情報計算
  (2). 伝熱・凝固解析
      a. 熱伝導の基礎
      b. 熱伝導の数値解析
      c. 凝固の基礎
      d. 凝固の数値解析
      e. ひけ巣の推定と対策
  (3). 湯流れ解析
      a. 流動の基礎方程式(ナビエ・ストークス方程式)
      b. 流動の簡易数値解析(ベルヌーイ式ほか)
      c. 通気性物質内流れの基礎方程式
      d. 湯流れの数値解析
      e. 自由表面を伴う流れの数値解析
      f. 湯流れに起因する欠陥と対策
      g. 粒子法による湯流れ解析

キーワード 鋳造方案 鋳型 鋳造CAE 伝熱・凝固解析 湯流れ解析 
タグ 金属加工成形加工
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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