セルロースナノファイバー(CNF)の特徴とその実用化および応用のポイント

~ ナノセルロースのISO国際標準化および安全性評価技術、CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの複合化技術、射出成形・微細発泡成形技術、自社製品に取り込むポイント、製品化実例・試作例 ~

・製品化・事業化が急増しているCNFの特徴・製造方法を修得し、製品開発に活かすための講座
・実用化・社会実装のステージに移ったセルロースナノファイバーの種類と特徴・製造方法を体系的に学び、要求性能の最適化を実現した製品開発に応用しよう! 
・サンプルを実際に触って確認しながら、自社技術、自社製品への応用のポイントが理解できます

講師の言葉

 セルロースナノファイバー(CNF)を取巻く状況はこの1年で大きく変わり、確実に次のステージに移りました。現在製造・サンプル提供企業がさらに増え、一部では商業生産も始まっています。CNFによる製品化/商品化・事業化事例も多様な分野から本当に多くなりました。現在は今後の本格的な実用化・社会実装に向けた量産化・コストダウン技術の確立、用途に応じた要求性能への最適化の段階にあります。一方で、CNFを使ってみたが全くうまく行かないといった声も多く聞くようになりました。
 本セミナーでは、CNFの種類とその特徴・製造方法、現在サンプル提供されているCNF各社の特徴と生産状況、樹脂複合化の開発推移と現在のパルプ直接混錬法「京都プロセス」の特長、混錬にあたっての具体的なポイント、商品化・試作例など、さらに国内外における社会実装化に向けての動向、自社製品にどのようにしてCNFを取込んで行くかのポイント等についてCNFサンプル等を持参し触ってもらいながら詳細解説します。

セミナー詳細

開催日時
  • 2020年04月24日(金) 10:30 ~ 17:30
開催場所 日本テクノセンター研修室
カテゴリー 加工・接着接合・材料
受講対象者 ・プラスチック成形加工、コンパウンドメーカーの方
・CNFの種類と特徴を知り、自社製品に応用・実用化検討してみたい方
・CNFサンプルを入手したがうまく使いこなせない方
・CNF関連加工技術を開発したい、市場展開をしたい方
予備知識 ・材料設計・加工技術、製品・商品企画に関する知識、興味、ご経験をお持ちの方
・自社製品へのCNFの取込み、応用展開に興味・意欲のある方
修得知識 ・ナノセルロース(CNF、TEMPO等酸化CNF、CNC、バクテリアセルロース、キチンナノファイバー)の特徴と国内のCNF製造各社の生産、サンプル提供状況
・CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの技術開発状況とその実用化試作・事業化動向
・同上材料の特に混練技術、射出成形技術、射出発泡成形技術のポイント
・ISO国際標準化及び安全性評価技術等の動向
・自社技術、自社製品にどのようにCNFを取り込んで行けば良いのか、その進め方
プログラム

1.ナノセルロースの種類・特徴及び製法・生産状況等について
  ~ CNF、 TEMPO等酸化CNF、CNC、バクテリアセルロース、キチンナノファイバー ~
  (1).セルロースナノファイバー(CNF)の特徴とその製法及び原料
    a.TEMPO等酸化セルロースナノファイバー(化学処理/解繊)
    b.セルロースナノファイバー(機械的解繊)
  (2).セルロースナノクリスタル(CNC)の特徴とその製法
  (3).バクテリアセルロースの特徴とその製法
  (4).キチンナノファイバーの特徴とその製法
  (5).現在サンプル供給しているCNFメーカー22社の特徴及び提供サンプル等のご紹介
    a.サンプル提供企業一覧[2020/2/27改訂9版発行予定]の配布及び説明
    b.CNF他生産各社の拠点とその生産能力及び量産化計画

2.ナノセルロース研究開発の世界的動向とISO国際標準化の動向
   ・ISO国際標準化及び安全性評価技術等の動向

3.CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの複合化技術の開発
  (1).粉末法による[親水性]CNFと[疎水性]熱可塑性樹脂の複合化
  (2).CNFの化学変性によるナノコンポジットの高性能化
    a.化学変性の考え方
    b.CNFの分散特性と化学処理法
    c.変性CNFによる性能アップ(分散性・強度・耐熱性等)
    d.パルプ直接解繊法「京都プロセス」の開発
    e.ASA変性とセルロースの耐熱性を向上するアセチル変性
    f.DS(変性反応の程度)による性能の違いと最適化
  (3).CNF/樹脂の混練技術とそのポイント
    a.CNF/樹脂混練の考え方
    b.「京都プロセス」における混練技術
    c.混練にあたってのポイント
    d.CNFの分散性とその評価法
  (4).CNF強化ポリプロピレンの性能向上手法について
    a.セルロース膨潤剤(例えばε-カプロラクタム)の効果
    b.曲げ特性/衝撃特性のバランスが取れた複合化
  (5).CNFナノコンポジットの樹脂種横展開について(特性・性能等)
    a.LDPE、HDPE、PP、PS、PLA、PA1、PA12、ABS、POM、PA6、PA MXD6、PA MXD10、PBT、PC/ABS
  (6).材料メーカーにおける変性パルプ及びCNF/樹脂マスターバッチ(MB)のサンプル  供給及び商業生産開始
  (7).海洋プラスチック問題からみたCNF/生分解性樹脂ナノコンポジットの開発

4.CNF/熱可塑性樹脂の射出成形並びに微細発泡成形
  (1).CNF/熱可塑性樹脂の射出成形技術
  (2).CNF/熱可塑性樹脂射出成形及び金型設計のポイント
  (3).超臨界CO2バッチ発泡法による微細発泡基盤技術の開発
    a.微細発泡成形におけるCNF複合化の効果
  (4).変性CNFナノコンポジットを用いた超臨界N2射出発泡成形
  (5).大型射出発泡成形品の試作
  (6).ポリエチレン/化学バッチ発泡品の試作

5.CNFの染色と材料着色法の開発
  (1).CNFの染色
  (2).粉末法による材料着色成形品の試作
  (3).材料着色事例とサンプル見本
  (4).カラーCNFの製造とサンプル提供開始

6.CNF100%板材等の製造とその応用について
  (1).CNF100%材の工業的生産とその特徴
  (2).その応用展開について

7.CNF材料の社会実装化動向
  (1).経済産業省主導「ナノセルロースフォーラム」とこれからの展開
  (2).地域におけるCNFに関する取組みの活発化
    a.「部素材産業―CNF研究会」の活動
  (3).「新素材-CNFナショナルプラットフォーム」の活動

8.CNF材料を使いこなす/どのように自社製品に取込んで行くかのポイント
  (1).先ず材料を良く知るー多種多様になって来た状況のもとで―
  (2).応用展開における3つの方向性と実際例について
  (3).どのCNF材料から触るか、取り寄せるか?

9.CNFを使った応用・実用化、事業化事例

 <製品化・商品化事例>
  (1).水性ゲルインク・ボールペン
  (2).消臭機能増大・大人用紙おむつ
  (3).トイレクリーナー
  (4).スピーカーコーン(バクテリアセルロース応用又はCNF応用)
  (5).酒類のろ過助剤
  (6).食品保形材
  (7).食品(どら焼き等)の食感改良剤・増粘剤
  (8).紙力増強材等(特殊フィルター、電池用セパレーター)
  (9).粉体・繊維状物のバインダー
  (10).化粧品のゲル化剤等
  (11).ランニングシューズのミッドソール材
  (12).生コンクリート圧送先行剤  
  (13).透光性磁器鋳込み成型時の脱型助剤及び製品表面のマット化
  (14).自動車タイヤ  
  (15).卓球ラケット  
  (16).CNF混合漆喰  
  (17).CNF砥石 

 <試作例>
  (1).CNF/熱可塑性樹脂複合材
    a.モーターボートインパネ(CNF/PLA)
    b.化粧品ケース(CNF/PLA)
    c.電気・電子部材カバー(CNF/PP)
    d.リレー装置カバー(CNF/PP)
    e.照明器具カバー(CNF/PP)
    f.自動車エンジンカバー(CNF/PA6)
    g.大型成形品(同上エンジンカバー)無電解メッキ品
    h.自動車ドアトリム(CNF/PP)
    i.自動車リクラカバー(CNF/PP)
    j.自動車トランクリッド/アッパー(CNF100%材)
    k.自動車トランクリッド/ロアー(CNF/PA6)
    l.自動車インテークマニホールド(CNF/PA6)
    m.自動車デッキボード(CNF/PP)
    n.シューズキーパー(CNF/PP)
    o.ミニバスケット(CNF/PP)
    p.ペンスタンド(CNF/PP)
    q.トラッシュビン(CNF/PP)
  (2).CNF/ゴム複合材、その他
    a.スポーツシューズ・アウターソール
    b.ウエットスーツ
    c.ベアリンググリース・増ちょう剤

キーワード セルロースナノファイバー CNF 京都プロセス セルロースナノクリスタル CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジット 混練 分散 射出成形 微細発泡成形 染色 CNF/ゴム複合材
タグ エコマテリアルゴム材料射出成形複合素材
受講料 一般 (1名):49,500円(税込)
同時複数申込の場合(1名):44,000円(税込)
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル(22階)
- JR「新宿駅」西口から徒歩10分
- 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
- 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
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